4日ドラマ「オールドルーキー」最終話を視聴した。

今回は新町は高柳社長にビクトリーを解雇されアルバイトをしていた。しかしそんな新町にサッカー選手の伊垣から代理人のオファーが来てどうしてもと頼まれた事で最後の仕事と決めて交渉に挑む。

そんな中でビクトリーでは深沢と城が高柳社長の方針に反発して辞めて新町の手伝いをするが、なかなかコネクションがない中ではオファーが届かない。

そんな中で以前交渉した矢崎十志也が自身のクラブをGMに紹介した事を新町に告げてこのチャンスにかける事にした新町は伊垣が代表に選ばれた事で視察に来日する。

そしてそのプレー次第でオファーを出すという話になり新町は伊垣に代表での経験を伝えた。そしてその試合で伊垣は2ゴールを上げて正式にオファーがされる事になった。しかしそのGMは高柳社長と交流があり、その手助けをしていた事を知る。

そしてこれを最後に去ろうとした新町に高柳社長は再びマネジメントの仕事をしないかと土壇場で引き留めて新町、深沢、城は再びビクトリーに戻ったシーンがメインだった。
ストーリー




今回は新町がビクトリーを解雇されてバイト生活に戻ったところから始まるが、高柳社長が設立したビクトリーは成長と共に原点から遠ざかっていた事は高柳社長自身が色々と関してはいたもののなかなか変われない。

そんな中で新町のもとにはサッカー選手の伊垣から代理人のオファーを受ける事になった。ビクトリーに所属していたけれど思うような移籍先が決まらずに信頼する新町にオファーをしてきたのだった。

こういうのはなかなか難しく色々なコネクションがなければ選手獲得は容易ではなく、実際に移籍市場でもかつて所属したクラブとの関係が生かされる事が多く、そういう人脈を1度手放すとその路線からなかなか獲得する事は難しい。

コネクションのない新町にとっては難しい交渉となった。それでも以前マネジメントをした矢崎十志也から自身のクラブの紹介を得てこのチャンスに新町はかける事にした。

欧州も色々なリーグがあるけれど、日本人が移籍しやすいリーグとしてはブンデスリーグ以外にベルギーリーグ、オランダリーグ、スコットランドリーグは比較的外国人枠が厳しくなく、逆にリーグアン、セリエA、リーガー、プレミアは非常に厳しい。

その中で5大リーグの1つであるブンデスは日本人が活躍しやすい土壌が既に確立されており、各クラブに日本人選手が在籍している。代表選手の多くはブンデス中心に形成されている訳だけれど、その中でFWで活躍しようとすると相当なプレーに秀たるものがなければ活躍する事はかなり難しい。比較的MF、DFは活躍しやすく遠藤航を筆頭に最近では鎌田大地、板倉滉などが活躍する。

アジアではプレミアのソンフンミンのようなずば抜けた選手こそ不在だがすべてのポジションに戦力が均衡しており欧州でプレーする選手だけで代表を組める時代になった。

それでもこの10年で長谷部誠ら道を開いた選手たちがいたからこそ今がある訳であり、やはりその中にはコネクションは重要な要素になる。

故にどうして高柳社長が無理だと言ったのは国外で何も実績のない新町には厳しい事は自らの経験で痛感していたからでもあった。

それでも新町は短期間で色々なアスリートと契約し、アスリートをリスペクトしてきた事が新町をこれからもスポーツマネジメントに携わる事ができるだけの急成長を見せたのだった。

スポーツ選手のセカンドキャリアについて見てきた訳だけれど、私も地元クラブでは選手から指導者になる人は多いけれど、選手から営業になった選手もいる。

現役時代に人気選手だったからこそ同世代や年齢が上の人には名刺を渡さなくても知っているというアドバンテージがある訳で、新町も現役時代に代表選手になった実績があったからこそそれなりのコネクションを持っていたからマネジメントでスポーツ選手時代の経験を活かせた。

選手というのは一般企業で言えば営業のポジションになる訳で、あこがれの選手が来ただけで何も実績のない人が訪れるよりも成功する可能性が高くなる。

そして今の選手には現役時代からセカンドキャリアを考えた活動をしてほしいという事だ。その活動が現役引退した時に活かされる訳で引退後の事はプロデビューをした時から準備しておく事に越した事はない。

総評としてスポーツ選手には必ず引退の時が来る。その多くはその業界に残る事はできない。残れない時にどうやってスポーツ選手時代の経験を生かすのか?改めて考えさせられた3か月だった。

とりあえず無事に放送し切れた事はほっとしています。当初は色々と戦々恐々していたらしいけれど、なんでも暴露すれば良い訳じゃない事はこの3か月で色々感じましたからね。

次回はアトムの童となりゲーム業界が舞台となります。残念ながら重要な人物が不祥事で降板するという事態になっており誰が代役になるのか相当混乱していると思いますがドラマとしてはそういうのは一切抜きにドラマの世界の中で捉えていきます。

それでは10月もこの時間のドラマを観ていきます。





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