8日アルビレックス新潟の2014シーズンが終了した。

最後は41年ぶりの大雪となりまさかの延期並びに

代理開催がカシマスタジアムという予想外の最終戦となった。

その中で新潟はJリーグフェアプレー賞、

レオ・シルバのベストイレブン入りという12位ながら

シーズン通して悪い試合がなかった事を示した格好だ。

ただシーズン通して深刻な決定力不足は

解消されないまま終わっただけにそのシーズンを振り返りたい。
シーズン開幕前は昨シーズン堅碁が得点ランキング2位になるなど

大活躍して多くの選手が残った事で実績に上澄みをした上でシーズン開幕を迎えた。

開幕戦では3シーズンぶりの開幕戦勝利となり、

ホーム開幕戦こそ敗れたが、

第3節から第12節まで10試合負けなしと引き分けこそ多かったが

序盤戦はそれほど悪い戦いぶりではなかった。

ただ歯車は狂ったのは皮肉にも開幕戦だった。

開幕戦で堅碁が前半早々に負傷退場するアクシデントで

その負傷を抱えながらその後出場し、

2節終了後今度は達也が腰痛で離脱してしまった事で

昨シーズンの2トップが揃わないまま前半戦を戦い続けた。

正直ここで2人が負傷欠場や強行出場を続けた事で

本調子に戻らないままにW杯中断まで戦い続けた。

特に堅碁はこの怪我で後半戦早々の移籍へと繋がる事になったと感じている。

14試合で3ゴールは昨シーズン23ゴールを上げた選手としては

不本意な成績だった訳で、

逆に堅碁にマークが集中してしまった事で

チームは得点源を失っていく事になった。

確かに昨シーズンの堅碁の活躍を思えば堅碁の活躍なしには

新潟は得点できないという部分があったのは事実であり、

その中で堅碁以外からどうやって得点する事が課題でもあったが、

その課題をW杯前に克服する事はできずに終わった。

そんな中でも収穫は守備陣だった。

特にGK東口の移籍で不安視されたGKには守田が加入した事により

試合を重ねる毎に安定感が増していった。

これでGKに不安が無くなった事で守備面は終始安定した。

守備だけで振り返れば今シーズン3失点以上の敗戦は

アウェイのガンバ戦の5失点のわずか1試合しかなかった。

あとは全ての試合で2失点以内で終わらせている訳で、

その中で3得点以上できる試合があれば確実に勝ち点を重ねられた。

しかし今シーズン負けた14試合中11試合が完封負け、

無得点試合が15試合を重ねた事がこの勝ち点で終わっただけに

34試合中15試合の無得点試合が今シーズンの得点力不足を象徴している。

その反面完封10試合、1失点15試合と25試合が1失点以内の試合だった訳で、

25試合1失点以下の試合がありながら

その中での勝敗は12勝7分6敗と13試合も勝ち点3を取れなかった。

この結果からして上を目指す上で必要なのは得点力に尽きる。

その得点力が低下した原因としてやはりFWが最後まで固定し切れなかった事、

そしてレオの直接FK以外殆ど得点に結びつかなかったという事に尽きる。

長身の選手をそれなりに揃えながらセットプレーで

得点の匂いを感じないほど活かし切れていなかった。

もちろんその原因の1つにキッカーの精度がある。

今季レオの直接FK以外ではジンス、亜土夢、小林が主に蹴っていたが、

後半戦は殆ど小林が蹴るシーンが目立ったものの、

小林のボールは悪くは無いものの良くもないキックで

何かが起きそうなキックじゃなかったのは否めない。

現実小林のCKやクロスからの得点はわずか3点ぐらいしか

私は覚えがないほどだから来季に向けての課題の1つとしてCK、

サイドのキッカーが1番必要だ。

今のJリーグは守備重視のチームが多く、普通に崩すだけでは

得点できないほど守備重視だ。

その中で得点するには流れだけでなくセットプレーから崩さなければ

打開できない事が多くなった。

昨シーズンはたまたま堅碁が覚醒したから良かったようなものの、

今シーズンはコーナーからの得点が殆ど期待できずに終わった事も1つの原因だし、

指宿が加入しながらその高さを活かし切れなかった事も大きい。

そこを踏まえると今の新潟に必要なのは確かにストライカーでもあるんだけれど、

それ以上に局面を打開できるキッカーが必要だという事だ。

新潟の場合マルシオ以降コーナーキッカーでは

アラン・ミレイロ位しかコーナーの精度が良かったキッカーはいないほどなので

征也も亜土夢もキッカーとして考えると蹴る事ができるという感じになってしまっている。

指宿、ラファエルは途中加入だった事もあり、

フィジカル面が試合に慣れるにはあまりにも時間が足りな過ぎた。

ただ2選手共に来季への手応えは掴めたはずなので

キャンプから鍛え抜ければ十分活躍が見込める。

その上で達也、武蔵、ヒデが続いてくれればなお良い。

問題は2列目にFWを活かせる選手が必要だという事だ。

ボランチにはレオ、小林、成岡がいるので十分展開できるけれど、

2列目は今季亜土夢、山本以外ではヒデが2列目を務めるほど人材不足だった。

そこに展開力ある外国人MFが必要なのだと私は感じている。

亜土夢、山本の2列目は悪くないが、

その分迫力に欠いたのは否めない訳で、

ここに1人いい選手が加入する事によりボランチからの供給でなく

2列目からも得点を狙えるようになれば攻撃力は格段に上がり、

キッカーが入ればさらに得点パターンは増えると感じている。

その上で守備陣が今季同様の守備力を保つ事ができれば

間違いなく2013シーズン以上の勝ち点と順位を目指す事が可能だと思う。

とはいえ今の新潟にはトップ23選手しか在籍していないので、

ここに期限付き中の勲、坪内、宣福、小塚、西村、増田らを戻すのか?

それともそのまま延長するのか?

もあるし、期限付きで加入中の松原、山本の去就次第では

補強するポジションが変わってくる。

現状今の選手の殆どを残留させる事を前提に

その上で加入が決まっている平松以外にサイドバックができる選手がまず急務であり、

その上で攻撃的MF及び精度の高いFK、CKを蹴れる選手が必要だ。

そう考えると1,2人は移籍となるかもしれないが、

加入及び復帰は4,5人程度になるのではないかと思う。

マルシオが浦和との契約が終了したので移籍金なしで獲得できるが、

新潟時代の運動量はもうないがここという場面のキッカーとしてどう考えるか?

というのはある。

仮に獲れたとしてもプレーできる時間は達也と同じ位しかプレーできないだろう。

それでもいるといないでは違うのは確かではあるが、

4000万だったら獲得の可能性は残しても良いと思う。

サイドバックについては松原の去就もあるけれど、

松原が残れないとなった場合には最低でも2選手の獲得が必要になる。

現状ミョンジュの残留は難しいと考えているので、

今いる選手では尚紀、慶、和成、舞行龍しかサイドバックができない。

その上で宣福を戻して対応するか?

他チームから獲得して埋めるかというのは避けられないと思う。

ボランチについては今のメンバーがそのまま残留すれば補強する必要性はないし、

慶が大きく成長した事により選手層が厚くなった。

FWは武蔵の五輪予選出場があるので平松含め

今の5選手をそのまま残す方向で考えて良いと思う。

問題は2列目になる。

2列目がサイドバックの次の選手層が薄く苦悩したのが今シーズンだった。

本職じゃないヒデ、慶を起用した事からもいかに2列目に泣かされたかというのがある。

ここに攻撃力ある選手の補強が必要と感じている。

現状必要な選手としてサイドバックができる選手2選手、

攻撃的MF2選手プラスポジション問わない選手1選手の計5選手は必要だ。

ここではマルシオ、宣福のカムバックとしたけれど、

マルシオよりも運動量ある選手でかつキックの精度が高い選手が

取れればなお良いんだけれど、これはスカウトの手腕にかかる。

とはいえ多くの選手が残る方向で現在動いているはずだから

多くの選手が残る=プラスアルファで考えたいところだ。

今シーズン目標には届かなかったけれど、十分上位と戦えるだけの手応えはあったし、

若手が大きく成長したシーズンだった。

来季は柳下政権の集大成としてACLを目指して戦っていくシーズンにしていこう!

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