10月18日公開の映画「まほろ駅前狂騒曲」を鑑賞した。

この映画は2011年4月に公開された「まほろ駅前多田便利軒」の続編で、

行天の実の子を預かる事になった多田と行天がある事件に巻き込まれていくストーリーである。

前回から何でも屋として危ない仕事を引き受けているが、

今回もかなり危ない仕事を引き受けた事で行天が生死を彷徨う事になる。

前作では便利屋になった経緯が描かれたけれど、

それから3年の月日が経て今回になるのだが、

今回は行天が精子提供で生まれた娘を預かる事となり、

子供嫌いの行天が子供とどう向き合うのだろうか?というのがテーマでもあった。

子供嫌いな人が果たして子供を守り切る事ができるのか?レビューしていきたい。

キャスト

多田啓介演じる瑛太

行天春彦演じる松田龍平

星演じる高良健吾

柏木亜沙子演じる真木よう子

岡力雄演じる麿赤兒

三峯凪子演じる本上まなみ

曽根田菊子演じる奈良岡朋子

飯島幸三演じる新井浩文

吉村刑事演じる三浦誠己

西島さき演じる市川実和子

シンちゃん演じる松尾スズキ

山田演じる大森南朋

早坂刑事演じる岸部一徳

小林演じる永瀬正敏

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

東京の郊外にあるまほろ市で便利屋を営む多田啓介のもとに、

中学時代の同級生、行天春彦が転がり込んでから3年目。

相変わらず、あくの強い客や奇妙な依頼をひとつひとつこなしていた。

そんなある日、舞い込んだ依頼はかつてないやっかいな依頼。

それは一度も会ったことのない行天の娘・はるの子守り代行だった。

慣れない子供の世話に悪戦苦闘している頃、

「家庭と健康食品協会」と名乗る怪しげな団体が、まほろ市に進出してきていた。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとして多田と行天は相変わらず何でも屋として危ない仕事から

些細な仕事まで引き受けていた。

そんな多田に以前行天が精子提供した女性が

研究のために渡米しなければならないという事で

子供嫌いの行天にどう説得したら良いのか?というところから始まる。

そんな中で多田と行天が主教団体の調査の依頼を受ける。

それと並行しながら多田は行天を説得しようとするが、行天は首を縦に振らない。

それでも多田は何とか行天を説得して預かるのだが、

子供嫌いの人を説得する事そのものが実はかなり難題な訳であり、

その難題をクリアするまでがまず大きなハードルだったがここは何とか超えたものの、

今度は仕事をしながら面倒を見なければならないという問題だった。

多田は行天にお前は子供を育てられるという事を告げるも

正直これは説得力がないのは仕方ない事だ。

それでも何とか行天は自分の娘と知らずに面倒をみるのだが、

そんな中で宗教団体の調査で行天はその宗教団体子供と自分の娘と共に

まさかのバスジャックに巻き込まれ行天は子供と娘を守らなければならなくなった。

果たして行天は子供と娘を守り抜く事ができるのだろうか?

結末は劇場で観てほしいけれど、

多田にとっても行天にとっても行天の子供を預かる事は

相当な決断が必要だった訳であり、早い話親権は無く預かる理由はなかった。

しかし頼まれたら断らないのが便利屋の仕事である訳でもあり、

やはりこれまで関わった以上は見過ごせない

という多田の気持ちが行天と娘近づかせたというべきだろう。

バスジャックについてだけれど、

バスジャックした犯人は本来罪が相当重いので

こういう事をやる時は死ぬ覚悟がないといけないところだが、

そういう知識はバスジャック犯には浅はかだったというしかないだろうね。

総評として行天は命がけで子供と娘を守った。

多田と行天のコンビはこれからも続いていくだろうけれど、

続いていく先で今度はどんな事件が

待ち構えているのか次があるようなら楽しみではある。

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