2日Jリーグ14第31節が行われ、

アルビレックス新潟はホームデンカビックスワンで3位鹿島アントラーズと対戦し、

1対2でアルビレックス新潟はFW武蔵のゴールで先制するも、

後半鹿島のカウンターで逆転されて残留確定させる事ができず、

11勝12敗8分勝ち点41得失点差−5で12位に後退した。

限りなく残留に近い状況ではあったものの残留を確定させる事ができず

最後の詰めの甘さが最終的に課題として残ったままだ。
今日の結果で限りなく残留に近づいた訳だけれど、

現状新潟はあと勝ち点1で残留が確定するが、

全敗したとしても14位仙台勝ち点34、

15位清水勝ち点34、

16位大宮勝ち点32の3チームが

共に全勝しない限り1チームは勝ち点41以上に届かない。

その場合でも11位勝ち点41の名古屋が清水、大宮と直接対決があり、

最終節が浦和で場合によっては名古屋が41止まりになりかねないし、

13位甲府も2試合で2勝できない場合は

最終節で清水と対戦するのでこの時点でどちらかが勝ち点41に届かない。

得失点差も現時点で16位大宮が−16なので

−5の新潟が3試合で1点差負けが続いても大宮が大量得点勝利で勝たなければならない。

この条件をみると降格する可能性の方が1%あるかないかという感じだ。

よって降格条件は

新潟●●●勝ち点41

名古屋●●△勝ち点42

甲府○○●勝ち点42

仙台○○○勝ち点43

清水○○○勝ち点43

大宮○○○勝ち点41で3試合得失点差で並ぶか逆転する事が最低条件で

3試合合計8得点差以上が必要

この条件を満たした場合のみ降格の可能性があるけれど、

新潟は3試合で勝ち点1を取れば文句なしなので

この勝ち点で降格する事があるようなら相当なハイレベルな残留争いとなる。

ただ過去新潟が崖っぷちを味わった経験からも確実に自力で勝ち点1以上重ねる事だ。

ホームもこの試合を含めて2試合となったけれど、

今季の課題である得点力がこの試合でも課題として大きく残った試合でもあった。

もちろん全てが悪かった訳じゃないし、

どうしたらこの得点力が向上するのか?という部分は残された。

試合を通じて得点力不足の課題を克服するためにはどうするべきなのか振り返りたい。

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アルビレックス新潟のフォーメーションは4−2−2−2

GK守田

DF

右SB松原 CB舞行龍 CB大井 左SB小泉

MF

ボランチ レオ 小林

右SH亜土夢 左SH山本

FW 指宿 武蔵

小林が戻り亜土夢と山本を入れ替えて挑んだ。

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試合は前半から新潟が積極的な攻撃を展開する。

前半の動きは本当に良くて終始鹿島を圧倒していた。

攻撃の形も良くて確りゴールを目指す意図も感じた。

しかし多くのコーナーキックがありながら尽く決められない

今のチーム状況が決定力不足にさせているのも事実だ。

リーグ戦でコーナーキックから得点したのは

3節の甲府戦、9節の神戸戦、29節の清水戦だけだ。

10試合に1回しかゴールにならないのではさすがに苦しい。

それだけキッカーがいないというところでもあるけれど、

今のサッカーの場合セットプレーからの得点ほど重要視される事は無い。

昇格を決めた松本が59点中30点がセットプレーからの得点なのだから

新潟の最大の課題はセットプレーという事になる。

フリーキックは正面ならレオが抜群の精度のキックをみせてくれるけれど、

これはあくまで正面での話だ。

今季フリーキックで3ゴールなのだからそれだけ正面の精度に自信を持っている。

しかしそれ以外の角度ではあまりにも精度が悪く尽く活かし切れていない。

コーナーキックがわずか3点という事でも守備を固め垂れた相手に対して

セットプレーから崩せないチーム状況が実は想像以上に苦しめている。

今日の鹿島の試合でも小笠原のFKのクロスの精度は本当に見事だった。

それ以外にも遠藤、柴崎がいるので新潟のキッカーでは

亜土夢、小林が務めているけれど鹿島のキッカーから比べれば及第点にも満たない。

今いる選手の中では大が1番精度の高いコーナーを蹴れるけれど、

現時点でレギュラーとなると蹴れるのは小林よりも亜土夢という感じだが、

キックの質が一本調子なので読まれてしまう。

強いチームには優秀なフリーキッカーがいるという事を考慮すると、

新潟には現在正面のレオ以外に優秀なキッカーはいないという事だ。

これが1番上位チームとの差なのだと感じている。

守備をガチガチ固めるチームに対して強豪でも

流れからゴールを割る事は難しい故にセットプレーからゴールを狙う傾向が強い。

そう考えるとマルシオ、松下以来優秀なキッカー不在となっている

チーム事情の改善が来季の最大の課題だ。

もちろんFWの決定力も重要だけれど、

この点については指宿、ラファエルがチームにフィットして来ているので

来季キャンプから体を作れば期待通りのプレーをしてくれると思う。

やはり課題は2列目に攻撃力ある選手という部分もある。

それがフリ−キッカーも兼ねる必要があるという事だ。

この試合前半でセットプレーを1度でも活かしていたら

確実に前半で流れを手中にできていた。

FW武蔵のゴールも確かに良かったけれど、もっと早く決めてほしかったのが本音だ。

後半は課題として詰めの甘さにある。

開始早々に武蔵が決定的なシーンを決め切れなかった事が

この試合を苦しくしたのは間違いない。

そして何より鹿島が選手を入れ替えた事で対応し切れなくなった。

この件については現状のメンバーでは誰を交代すべきか?という事になるが、

ベンチ入りメンバーを見る限り入れ替える選手がいなかったというべきだろう。

相手入れ替えるなら左SBの小泉を尚紀に代える位だろうし、

ボランチも控えにいないという事情も踏まえれば

けが人続出で然るべきポジションに交代できる選手がいないというのが1番痛いところだ。

現状GKを除くとフィールドプレーヤーは20人しかいない。

そこに怪我人4,5人もいるようでは代えたい時に代える選手がいない事になる。

チーム強化費の事情がある事も理解するけれど、

ある程度選手を確保する必要性は痛感する。

それも踏まえて来季は陣容を考えなければならないだろう。

やはり小泉がサイドバックを務めるのは本来は非常事態のみにしたいところだ。

1試合程度ならよいけれど、これが5試合も続くとさすがに無理がある。

小泉本人にとってはいい経験だけれど、チームとしては苦しい台所事情というところだ。

それでもこの試合そのものは悲観する必要は1つもなかったし、

最後の決定力以外は鹿島に劣っていたとは思わない。

その中で選手達が経験している事は必ず来季へ繋がるだろう。

最後に今年も「42,300通のラブコール作戦」のメッセージを書きました。

今年もポルトガル語、ハングルは翻訳ソフトで翻訳しましたが

さすがに在籍選手全員にメッセージを書くのはかなり大変ですね。

何を伝えたかは書きませんが、基本は全員残ってほしいという想いは伝えました。

最も今23選手しかいないのでここから5人加えても十分な補強になりますからね。

次節はアウェイで東京と対戦する。

前回は1点差で惜しくも敗れたが全てで圧倒された訳ではない。

勝ち点を獲得すれば自力残留が決まるだけに勝ち点を持ち帰ってきてほしいと思います。

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