5日Jリーグ14第27節が行われ、

アルビレックス新潟はホームデンカビックスワンで3位川崎フロンターレと対戦し、

3対0でアルビレックス新潟がMFレオ・シルバのFKが炸裂し、

MF山本、FWラファエルの途中加入選手の初ゴールで圧勝して、

10勝10敗7分勝ち点37得失点差−5で11位のままだった。

リーグ屈指の攻撃力を誇る川崎相手に新潟は前線からのプレスが機能し、

FW陣と戦術面の変更でようやく攻撃の形が作れるようになってきた。
ホームではこれまでJ1での対川崎は7勝1分1敗と圧倒的な強さを誇っている。

川崎にとっては非常にやりにくいスタジアムなのだろうとは思うけれど、

新潟にとっても1つでも落とすと残留争いをしているチームの目標とされかねないだけに

必死に勝ち続けなければならない。

そんな中で新潟はようやく攻撃の形が形成できるようになった。

もちろんそれには理由がある訳だけれど、その理由を踏まえて試合を振り返りたい。

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アルビレックス新潟のフォーメーションは4−2−2−2

GK守田

DF

右SB松原 CB大井 CB和成 左SB小泉


MF

ボランチ レオ 小林

右SH山本 左SH亜土夢

FW ラファエル 指宿

舞行龍が外れてCBに和成、左SBには小泉が入ってスタートした。

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試合は前半から新潟が積極的にプレスを掛けて川崎の攻撃を封じる。

この試合は中7日という事もあったけれど運動量が最初から川崎を圧倒していた。

新潟の持ち味は運動量でもある訳で、

夏場には運動量が確保できずに落とした試合が続いたけれど、

気温が下がってきた事で運動量を活かしたサッカーが

展開できるようになったのはある意味朗報ではある。

そして何より9月の戦いで大きな変化はようやく2トップに活路が見えた事だ。

指宿を8月のガンバ戦から起用していたけれど、

ラファエルを先発で起用したのが前回の名古屋戦という事で

指宿、ラファエルの2トップになってから新潟の攻撃に大きな活性化を生んでいる。

何より1番はシュート数が増えた事だ。

ただ増えたのではなく手数を掛けずにシュートを打つシーンも増えた事で

相手が守備の揃わないところを突けるようになった。

やはりラファエルが入った事で役割がはっきりした事も大きいし、

指宿、ラファエルの2人で分散できるようになった事も大きい。

そして広島戦、浦和戦での敗戦を確り糧にしている。

広島戦、浦和戦でも指摘したが両チームとも攻撃に手数を掛けていない。

その上でゴールまでのプレーが少ない分相手の守備が揃わないという点を

チームとして確り修正できている。

この試合でも以前はゴール前でボールを回してばかりいるシーンが目立ったけれど、

この試合ではゴール前でそれぞれミドルシュートを放ち、

サイドからのクロスを増やしていた。

これは指宿が入った事で狙うクロスの意図がはっきりした事も大きいし、

ラファエルもそれなりに身長があるので上手くタメを作れている。

そして迎えた前半38分FKからMFレオ・シルバのFKが炸裂し、

新潟が待望の先取点を奪って前半を折り返した。

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後半も新潟が積極的に前線からプレスを掛けて川崎に思うような攻撃をさせない。

MFが上手く前線に飛び出した事により前線で川崎にプレッシャーを与えられている。

これによって川崎は前線の大久保、小林に全く繋がらない。

そして迎えた後半20分新潟はMF山本のミドルシュートが決まり追加点を上げる。

川崎もここから反撃に転じるもDF陣が体を張って守った。

この試合では舞行龍が外れて和成がCBに小泉が左SBに入ったけれど、

左SBは来季も課題になるポジションなので今は小泉、

そして試合途中から尚紀が起用されていた。

小泉を先発させたのは経験を積まして複数ポジションを守れるようにする事もあるし、

尚紀を最初から起用すると代える選手がいなくなるというのがあるだろう。

ここは上手く起用して行きたいところだ。

そして後半40分にはFWラファエルがダメ押しの3点目のゴールで川崎を粉砕し、

新潟は残留争いから遠ざかり上位争いに加われる位置に浮上した。

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残留争い回避、そして上位争いをするために負けられない試合が続いたけれど、

残留争いから完全脱却まで2勝と見えてきただけに

まず残留争いから完全脱却する事が次の試合のミッションとなる。

そして何と言っても2トップを指宿、ラファエルにしてから

攻撃の形が非常に良くなった指宿のポストプレー、

そしてラファエルの積極性が見事にマッチしている。

これまでFWは積極性に欠いてシュートに至らなかったケースも多かったけれど、

ラファエルはシュートを狙うだけでなく周りを上手く活かしたプレーもしてくれる。

自らシュートを打つ時と、周りを活かす時の判断ができており、

連係がさらに良くなればより活躍してくれるだろう。

やはり今のJリーグを勝ち抜くには攻撃的な外国人選手は不可欠だという事だ。

どこのチームもそうだけれど外国人FW、攻撃的MFの重要度は非常に高い。

日本人選手は思ったよりシュートを打たないケースが目立つが、

外国人選手は積極的にシュートを打つ。

闇雲に打っても仕方ないが、

それでも打つ事でDFがシュートの意識をするようになり

それによりフリーの選手が増える。

クロスの本数を多くした事でクロスの精度の問題こそ残るが

これは精度を上げて行けば十分機能して行く可能性は十分ある。

守備でも尚紀が試合で始めて左SBに入ったけれど

複数ポジションをやる事で成長した姿を観る事ができた。

これでアルビレックス新潟は残留確定に大きく近づいた。

次節はホームで甲府と対戦する。

ここ3試合決着が着かない試合が続いており、

残留争いの渦中という事で半端な気持ちで戦えば足元を巣食われる。

心して立ち向かい勝ち点を40の大台に乗せよう!

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