22日ドラマ「HERO」最終話を視聴した。

今回は殺人容疑で送致されていた被疑者を久利生は冤罪の可能性がありながらも

それを承知で起訴して裁判に持ち込まれた。

しかし肝心の事件を起訴した元検事は証言を求めても

拒否し続け決定的な証拠を得られない。

そんな中で始まった裁判は当初は久利生の不利で始まった裁判は

久利生は追起訴という形で裁判を継続する。

しかし世間、マスコミは警察の冤罪を追及されるが、

久利生は真実を追求した結果起訴したと牛丸次席は説明する。

そんな中で元検事を説得しようと田村検事、馬場検事、宇野検事が

行くも尽く門前払いを食ってしまうも、

そこに末次事務官がこのままで本当に良いんですか?と問い掛ける。

しかし法廷に現れたのは被告人の証人としてだった。

しかし久利生はそこで元検事に質問を問いかけて法廷の場はどんな場所なのか?

という事を問いかけると元検事は自ら下した起訴は間違いだったと認め、

これにより裁判は逆転で被告人の無期懲役が言い渡され、

久利生は見事に事件を解決して見せたシーンがメインだった。
ストーリー

特捜部の捜査から外された久利生公平が、麻木千佳と戻った城西支部は揺れている。

殺人容疑で送致された南雲尊之が過去にも

同じような傷害事件を犯していた可能性が浮上したからだ。

そのうち1件では、別の被疑者が逮捕、起訴され、刑罰が確定した直後、

病気で他界している。

もし、南雲の犯罪であれば、検察は冤罪を自ら認めることになってしまうからだ。

そんな中、南雲の第1回公判が開かれる。

検察側からは久利生が立った。

罪状を読み上げ、求刑する久利生に南雲は無罪を訴える。

南雲の弁護人、松平一臣も正当防衛を主張。

すると、久利生は南雲が関与したと思われる過去の事件を追求し始めた。

この異例の展開に、マスコミも検察も騒然とする。

特に、東京地検本庁は川尻健三郎を呼び出して事情説明を迫った。

しかし、川尻は南雲が犯した過去の犯罪の起訴には自信があると突っぱねる。

牛丸豊は本庁と城西支部に挟まれ、胃がいたくなるばかり。

一方、城西支部のメンバーは手分けして、過去の事件を検証。

同時に冤罪起訴した疑いのある当時の検事、

国分秀雄を訪ねて捜査への協力を求める。

しかし、国分は頑として応じようとしない。

過去の事件を含めた南雲の裁判が始まる。

未だ決め手を欠くままの久利生たちに対し、松平は驚くべき手段をこうじてくる。

以上フジテレビHEROHPより


今回は特捜部から戻ってきた久利生を待っていたのは

連続通り魔事件の被疑者の処遇だった。

被疑者は案件の事件だけでなく、

過去の事件にも重要参考人として名前が挙がっていた過去があり、

その事件全て類似事件だった。

しかし1件の事件だけ犯人として起訴され有罪判決が下った事件があり、

その犯人とされた人物は既に死亡していた。

そんな中でこの事件を再度やり直せば検察は冤罪を認めた事になる難しい事件だった。

しかし久利生は迷わず起訴して裁判に持ち込んだ。

裁判では当初は被告人に対する証拠が不十分で立証する事がまず難しい状況だったが、

久利生は過去の事件も追起訴する形で

被告人の余罪を追及する作戦に出た。

しかし世間では厳しいバッシングを浴びてしまう結果となるが、

それでも真実を追求する事を求めて行く。

そんな中で元検事を説得しようと田村、馬場、宇野検事が出向くも門前払いを食らう。

しかし末次事務官が検事としてこのままで良いのか?と問い掛けた。

これがキッカケで元検事は法廷で証人に立つ事を決意するが、

その証人は被告人の証人だった。

しかし久利生はそれに対して毅然と質問を向けて、

元検事はかつての事件を起訴した事について問うと

当時はそれが正しいと思って起訴したと述べると、

久利生は裁判官にこの続きの話を求める訴えにかかり、

久利生の問いかけに裁判員裁判として裁判員となった一般人から

その続きを知りたいと告げられ、久利生は元検事に本当の事を求めると、

元検事は本当に起訴すべきだったのは被告人だ!

と告げて冤罪となってしまい亡くなった被害者遺族に謝罪の礼をしたのだった。

これによりこの事件は逆転で久利生の起訴が認められ、

判決は無期懲役の有罪判決が下った。

有罪判決でも短いと思いますけれど、

それでも罪を受けるべき人が受けた事は非常に大きい。

そして久利生は特捜部の事件でも本当の運転手が見つかった事で手柄となった。

それに刺激され麻木は司法試験を目指す決心をしたのだった。

13年ぶりの久利生の検事の追及は13年経ても変わる事は無かった。

それはこれからも変わる事は無い。

しかしもし変わるとすれば久利生を目指していく人が

久利生の背中を見て目指していくという事だ。

麻木もその1人になるけれど、

今後次に事務官に付く人もまた久利生を目指していくのだろうと思う。

総評として久利生は経験を積みそして若手に検事は真実を求める事が

検事の仕事だという事を最後まで示し続けた。

もちろんこれで久利生が終わる訳じゃないので

何時の日かまた久利生に会えると思うし、

次会う時にはどんな事件を解決するのか?是非注目して観たいと思います。

次のクールもこの枠は続投いたします。

次はいきなり戦国時代という事で月9にないテイストのドラマとなりますが、

それはそれで楽しみたいと思います。

それでは10月に再び会いましょう。

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HERO ヒーロー2014
福田 靖 (脚本)
扶桑社
2014-09-13



HERO (扶桑社文庫)
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