16日Jリーグ14第20節が行われ、

アルビレックス新潟はホームデンカビックスワンで17位大宮アルディージャと対戦し

2対1でアルビレックス新潟がMF成岡のゴール、途中出場FW武蔵のゴールで競り勝ち、

7勝6敗7分勝ち点28得失点差0で10位のままだった。

絶対に勝たなければならないホーム3連戦で新潟は

持ち味の堅守で競り勝ち勝ち点を積み重ね新ストライカー指宿の片鱗を見る事になった。
堅碁、勲、坪内が去り、ラファエルが加入し新体制で挑んだ初戦という事で

これまで完全に得点力不足のFW陣をどう使っていくのか?

というのが最大の課題だった。

もちろんそれ以上に下位に沈む相手に対して勝ち点3をどうやって獲得するか?

というミッションも重要なのだが、

中盤とDF陣、GK守田については文句をつけようのないほどよく守っている。

中盤もパスを出せるようになっているが、肝心のFWが決まらないまま今を迎えている。

特に真夏の後半戦6試合で勝ち点12以上取れるかどうかが

ACLを狙えるか狙えないかが決まるだけに絶対に落とせないホームでの試合で

勝ち点3を積み重ねられるか?というのが最大のポイントとなっている。

そんな中で新潟に確実に光を差し込む救世主が現れた事を

サポーターが感じた試合でもあった。

その救世主となった選手は誰だったのだろうか?試合を振り返りたい。

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アルビレックス新潟のフォーメーションは4−2−2−2

GK守田

DF

右SB松原 CB舞行龍 CB大井 左SB和成

MF

ボランチ レオ 小林

右SH山本 左SH亜土夢

FW 成岡 岡本

前節から左SBをミョンジュから和成へ、FW達也から成岡に入れ替えてスタートした。

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試合は低迷する大宮から主導権を新潟が握り続ける時間が続いた。

大宮の場合FWがズラタン ムルジャの2トップだが

お世辞にも前線の運動量がないのでDFでボールをキープし易い状況を作れていた。

今の大宮の低迷の原因は得点力ある

FWの外国人2人の運動量の少なさが最大の要因でもある。

どうしても前線で動きが無いためにその負担は全て中盤以下が背負う訳で、

そうなれば攻撃の時に前線の2人に収まらなければ攻撃を組み立てられない。

後ろが出て行けばその分守備が半減してしまうだけに

攻守のバランスが悪過ぎるという事だ。

新潟のような全員守備、ポゼッションなら最終ラインでも安心できない訳で

大宮の低迷の原因が得点源の2人という部分が大きい。

そんな中迎えた前半20分CKからFW登録で出場したMF成岡が押し込んで新潟が先制する。

新潟が今季得点を取った試合は確実に勝ち点を取り、

先取点を取った試合も7試合で6勝と先取点の意味が

非常に大きいだけにこの先取点で新潟は精神的にも有利に立った。

しかし大宮もCKからチャンスを作り出すも組織的守備で

新潟は大宮のコーナーを跳ね返す。

前半は1点リードで折り返した。

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後半大宮はMF富山に代えてMF泉沢を投入する。

これによりシステムもムルジャを1トップにして

2列目に右ズラタン、トップ下家長、左泉沢に変更された。

この狙いは両サイドバックの裏を突こうとしたシステム変更だった。

しかし新潟は後半チャンスを何度も作るも

MF山本のシュートがGK正面で防がれるなどチャンスを活かし切れないまま

迎えた後半15分大宮は左の泉沢から仕掛けて崩し、

これをFWムルジャが決めて同点に追いつかれた。

これはポゼッションで前掛かりになっていた時に突かれたので

ある意味仕方ない部分だが、

追加点を取れなかったばかりにピンチを招いたシーンだった。

失点後大宮に攻め込まれる時間が続いたがGK守田が体を張って守り切ると、

新潟はFWを総入替えし、FW武蔵、そして新加入の指宿がJリーグデビューとなる出場を果たす。

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まず指宿についてだけれど、とにかく身長が195cmあるので高さだけで存在感がある。

通常身長の高い選手は動きが鈍かったりするが、

指宿は周りが思う以上に動けるし、何よりキープ力もある。

足技にも優れプレー機会は少なかったけれど初シュートとなったボレーは

その片鱗を感じさせるだけのインパクトがあった。

元々J1よりレベルの高いスペイン2部でプレーしていた訳で

言葉の通じないリーグで結果を残してきた実績はやはり伊達じゃない。

1部はJリーグが初めてなものの海外で揉まれてきた経験は

Jリーグでは次元の違うプレーを披露する事は間違いない。

できれば90分間プレーさせたいところだし、

最初から出場すれば指宿の高さだけでも相手は警戒するので

他の選手を活かす事が可能になる面が強いと思う。

私自身は堅碁を早々に諦め、指宿を満を持してデビューさせたのは

新潟にとって成功だったと言えるだろうし、

いなくなる可能性の高かった選手を起用していなくなった後に

苦労するより初期の苦労はその後の結果をもたらしてくれる事は間違いないと思う。

それだけ新潟にとって堅碁から指宿に代わった事は大きいという事だ。

経験では達也の次にあるだけに期待したい。

指宿が入った事で得点源と起点ができた新潟は後半42分に

指宿がDFを引きつけフリーになったFW武蔵がゴールを決めて

新潟は勝ち越してそのまま逃げ切り勝ち点3を手にしたのだった。

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この試合は間違いなくターニングポイントになる試合になると思う。

何と言っても指宿が入っただけでこれだけ武蔵も活きるようになった事は

いかに指宿のプレーは周りを活かせるかという事にも繋がる。

もちろん自らも得点を決められるだけに指宿と誰を組ますか?

というのが今後新潟のポイントになると思う。

ラファエルがさらにフィットすれば新潟にとって得点源が増える事で

得点力が向上し2得点以上取れるようになれば間違いなく連勝を続けられる。

守備陣はここまで奮闘し続けているだけに

FWが得点を取れるようになれば鬼に金棒というところだ。

次節は18位の徳島を迎えるが、

大型補強で以前とは全く別チームと思って挑まないと

足元を巣食われる事になる。

特にアドリアーノが出てきたら要注意だ。

それ以上に徳島のゴールを確り破ってしまえるかは指宿、ラファエルらの活躍に掛かっている。

その前に天皇杯もJ2長崎相手なだけに気を引き締めて戦いたい。

絶対に落とせないホーム2試合!

絶対に勝利あるのみ!

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