5月30日公開の映画「MONSTERZ」を鑑賞した。

この作品は見たものを誰でも操れる男がある日操れない男で

出会った事で操れない男へ挑んでいく攻防を描いたストーリーである。

操れる事そのものの能力と引き換えに体が壊死していく状況と引き換えに操れる男が、

交通事故すら全治1日で治ってしまう丈夫な男はこの世が与えた副産物なのだろうか?

それとも悪魔なのだろうか?
特殊な能力を持つ人は世の中にいるものだけれど、

人を操れる男が操れない丈夫な男と出会った事繰り広げられる

攻防は能力の使い方次第で人は悪魔にもなるし、救世主にもなるという事だ。

操れる男は操れる事と引き換えに体が壊死して行く。

一方操れない男は逆にどんな怪我でも

全治最長1日ほどで回復する驚異的な体を持っている。

こちらはそれ以上の特殊能力がある訳じゃないので

それ以外はごく普通の人間だ。

そんな2人が出会ったしまった事で繰り広げられる。

果たして2人は最後に行きつく先は何処になるのだろうか?

キャスト

“男” 演じる藤原竜也

田中終一演じる 山田孝之

雲井叶絵演じる石原さとみ

雲井繁演じる田口トモロヲ

ジュン演じる落合モトキ

晃演じる太賀

“男”の父演じる 三浦誠己

押切奈々演じる 藤井美菜

柴本孝雄演じる松重豊

“男”の母演じる木村多江

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

その男には、幼い頃から不思議な力があった。

男が見つめるだけで、すべての人間を操る事ができるのだ。

母親に暴力を振るう父親を操って自殺させた男は、

母親からも疎まれ、一人で生きてきた。

しかしある日、どんなに操ろうとしても操れない男・田中終一と出会う。

田中は殺しても死なず、怪我もすぐに治る特異体質の持ち主。

男は田中を殺そうと、彼が務めるギター店を襲い、

店主の娘・叶絵や友人たちを操って殺そうとするが…。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとしてある男は密かに生きていた。

小さい時に操れる能力を恐れられて父をその能力で殺し、母はそれを見て絶望した。

以来その男は1人で生きてきた。

ただここでこの男が20年間誰にも気づかれずに生きて行く事ができた部分について

触れるとすれば本来戸籍があればある程度色々な保険などを受けられるが、

経緯からして無戸籍の可能性が高い。

ご存じのように最近無戸籍の人が問題になっている。

多くは父親の虐待が原因だったりしてその父親の戸籍に入る事で

居場所が発覚するのを恐れて届け出ないケースだ。

これなら男が日本に存在しない人間として扱われる。

故に男は特殊な操れる能力を利用しながら生き延びて来れたのだと思う。

当然無戸籍なので家を買う事もアパート、マンションを借りる事もできない。

故にホテル泊まりになるのは当然なんですけれどね。

お金は操れれば他人から手にする事は可能なだけにその点で困る事は無い。

そんな気づかれない生活と絶望を送っていた中で男は唯一操れない男と出会う。

その男は田中終一という見かけは普通の人だった。

しかしこの終一には1つだけ違うところがあった。

それはどんな大怪我をしてもわずか数日で完治するという事だった。

通常直らないであろう傷も終一は完治する再生能力を持っていた。

操れない終一と出会った男は自らの意に沿わない終一に対して

消し去ろうと色々な人を操り終一を襲う。

終一は交通事故で出逢った雲井繁、雲井叶絵の父娘の店で

働く事になりそんな幸せな生活を男は壊した。

思うのはどうしてここで男は終一をわざわざ消しに掛かったのか?という事だ。

これが終一が男の存在を見つけて消し去ろうとしたなら

それはやらなければやられるという事になるんですが、

少なくても終一は男の存在に気づいていない訳です。

下手に手を出せば逆に自らの危険を晒す事になる事を踏まえれば

無視すれば良かった訳ですが、やはりこれも周りの境遇というものがあるんでしょうね。

終一は仲間と叶絵らがいる事で普通の人間として生きています。

怪我が早く治るという意外は普通の人間です。

男は小さい時から危険人物として父親に警戒されて生きてきた。

それ故に自ら危険と捉えられるのは許せないという認識の差なのだと思います。

これにより男は終一を消そうとしますが、終一の大事な者を次々と奪い、

終一はその男を追っていきます。

そして警察も男の存在を認識して男を追いますが、

男は操れる故に一度逮捕しても目が使えればどうする事もできません。

そして多数の犠牲者を出していく事になります。

果たして終一は男の暴走を止める事ができるのだろうか?

結末は劇場で観てほしいけれど、

同じ特殊能力を持っていても育ち方が違えば人は違った人生を送ってしまう

という事を描かれているのだと思いますし、

男も自ら持つ能力を正しい使い方を教えてもらえていれば

このような誰にも気づかれない生活を送る事は無かったのだと思います。

その能力はどういう能力でどう正しい使い方をすべきかを導ける人が

いなかったのが男の悲劇と言うべきでしょう。

終一の場合はその能力が大きく活かされる場所は

レスキュー位だと思いますがそこまで驚異的な身体能力を持っている訳じゃないので

活かせる部分が正直少ない故に普通の人間として育っているのだと思います。

ただ男の能力は自らの体を壊死させる諸刃の剣だけに

残された命はそれほど長くないと思いますが、

但し能力の導き方をしないと間違った方向へ行ってしまうのだと思うと残念です。

総評として能力故に危険視された男は特殊能力を持った男に救われる事になりますが、

本当は誰かに自分の事を人として見てもらいたかったのだという事を

描かれていた点では良かったのではないかと思います。

誰もが1人の人として認められたいという思いはあると思います。

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MONSTERZ (集英社文庫)
渡辺 雄介
集英社
2014-04-18




Sound of MONSTERZ
音楽: 川井憲次
バップ
2014-05-28