２７日スタートのドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」を視聴した。
このドラマは池井戸潤原作の「ルーズヴェルト・ゲーム」をドラマ化した作品で
業績不振に陥った製作所が様々な困難に直面し、
野球部廃部の危機、会社存続の危機に直面しながらも
その危機を乗り越えて行くストーリーである。
この時代会社が社会人野球部を持つ事そのものがかなり難しく、
存続させる事そのものが困難ではあるが、
会社経営という点では経営と野球には共通点も
多く野球から経営を学んでいく事にもなり、
この窮地になった時会社はどうやって
乗り越えるべきなのかを考えさせられる事になるだろう。
このドラマは池井戸潤原作の「ルーズヴェルト・ゲーム」をドラマ化した作品で
業績不振に陥った製作所が様々な困難に直面し、
野球部廃部の危機、会社存続の危機に直面しながらも
その危機を乗り越えて行くストーリーである。
この時代会社が社会人野球部を持つ事そのものがかなり難しく、
存続させる事そのものが困難ではあるが、
会社経営という点では経営と野球には共通点も
多く野球から経営を学んでいく事にもなり、
この窮地になった時会社はどうやって
乗り越えるべきなのかを考えさせられる事になるだろう。
どの会社に務めたとしてもリストラの可能性がある訳で、
今の経済状況ではいつ何時会社が倒産するかわからないものだ。
今回はそんな業績不振で会社存続の危機に直面した会社社長が
創業者の会長の趣味で創設した野球部の廃部も含めて板挟みになりながら
危機を乗り越えて行くという話だ。
私の場合そういう人物が身近にいる。
自分の父なのだが、ドラマとは異なるが歴史ある会社の社長に
創業者一族と外部以外では生え抜きとして初めて社長になった方で
ドラマのような業績不振で存続危機の中会社を存続に導いた方だった。
もちろん今もその会社は存続しているけれど、
私はその会社の人ではないので実際に私が知る事は少ない。
もう現役引退したので今はただの人だけれど、
ドラマでは中途採用者が社長になる事に嫉妬を受けるとなっているけれど、
これは生え抜きだったとしても同じ事が言える。
ただ身近にいて感じた事は会社のリストラをするという事は
それだけ色々な責任を背負わなければならないのは
身近にそういう人を見ていたからわかる面もある。
とはいえ雇われ社長は創業者社長より色々な制約が多い事だけは
理解して観た方が良いと思う。
そんな今回のストーリーだがこのご時世に年間維持費
３億掛かる野球部を抱える企業というのも珍しくなったが、
その野球部を廃部にしなければならないほど追い詰められた製作所に
果たして生き残る術は残されているのだろうか？
キャスト
細川 充（青島製作所／社長）演じる唐沢寿明
仲本有紗（青島製作所／秘書課社長秘書）演じる檀 れい
三上文夫（青島製作所／総務部長兼野球部長）演じる石丸幹二
沖原和也（青島製作所／製造部梱包配送課）演じる工藤阿須加
朝比奈誠（青島製作所／製造部長）演じる六角精児
大道雅臣（青島製作所／野球部監督）演じる手塚とおる
豊岡太一（青島製作所／営業部長）演じる児嶋一哉
神山謙一（青島製作所／開発部長）演じる山本 亨
古賀 哲（青島製作所／野球部マネージャー）演じる高橋和也
中川 篤（青島製作所／経理部長）演じる小須田康人
村野三郎（青島製作所／野球部監督）演じる森脇健児
北大路犬彦（青島製作所／野球部員ライト）演じる和田正人
井坂耕作（青島製作所／野球部員キャッチャー）演じる須田邦裕
猿田洋之助（青島製作所／野球部員ピッチャー）演じる佐藤祐基
萬田智彦（青島製作所／野球部員ピッチャー）演じる馬場 徹
松崎（青島製作所／野球部員コーチ）演じる大橋一三
鷺宮（青島製作所／野球部員レフト）演じる小橋正佳
古城（青島製作所／野球部員キャッチャー）演じる片山 享
荒井（青島製作所／野球部員レフト）演じる岩間天嗣
倉橋（青島製作所／野球部員ピッチャー）演じる北代高士
円藤（青島製作所／野球部員ファースト）演じる檜尾健太
二階堂（青島製作所／野球部員ショート）演じる高良 亘
須崎（青島製作所／野球部員サード）演じる木更津与兵衛
水木（青島製作所／野球部員キャッチャー）演じる久保孝真
仁科（青島製作所／野球部員センター）演じる足木俊介
島野（青島製作所／野球部員セカンド）演じる大内田悠平
飯島健太（青島製作所／野球部員ピッチャー）演じる林 剛史
新田達彦（青島製作所／野球部員レフト）演じる松藤和成
如月一磨（イツワ電器／野球部員ピッチャー）演じる鈴木伸之
尾藤社長（東洋カメラ／社長）演じる坂東三津五郎
花房志穂（イツワ電器／秘書課社長秘書）演じる平井理央
山崎美里（青島製作所／製造部梱包配送課）演じる広瀬アリス
長門一行（青島製作所／製造部梱包配送課長）演じるマキタスポーツ
橋爪佐代（青島製作所／食堂のおばちゃん）演じる山野 海
磯部支店長（白水銀行・支店長）演じる峰 竜太
坂東昌彦（イツワ電器／社長）演じる立川談春
笹井小太郎（青島製作所／専務）演じる江口洋介
青島 毅（青島製作所／創業者・会長）演じる山�� 努
他多数のキャストでストーリーが進行する。
ストーリー
東京郊外に社を構える年商500億円ほどの中堅精密機器メーカー・青島製作所。
社内では毎週1回、恒例で各役員が連絡事項と共に
実績と予測について報告する役員会が行われていたが、
この日の役員会は緊迫した空気に包まれ、
会議室では険しい面持ちの社長・細川充を前に役員たちの怒号が飛び交っていた。
細川が社長に就任して間もなく、
世間では金融不況の影響による景気悪化の波が押し寄せ、
青島製作所も多分にもれずその余波を受け始めていた。
重要な取引先の一社から10億円以上の損失になる
厳しい値下げ要求を突き付けられた上に、
要求を呑まなければライバル社であるイツワ電器に乗り換えられるとも言われ、
役員たちは細川を前に侃侃諤諤の議論を展開していたのだ。
役員たちの意見が紛糾する中、専務の笹井小太郎に意見を求められた細川は突然、
「野球部を廃部にする！」と言い出し役員たちを唖然とさせる。
細川は役員たちに、メインバンクから来期の融資をストップする可能性を示唆されたと報告。
今まで以上にコストカットを行い、会社を立て直す姿勢を銀行に示すため
その一歩として野球部を廃部すると言うのだ。
年間で3億円もの維持費がかかっている青島製作所野球部は、
かつては社会人野球の名門として名を馳せていたが、
会社の業績低迷と共鳴するかのように衰退の一途をたどり、
今では広告塔の役目を果たせずに会社のお荷物扱いに成り下がりっていた。
細川の決断は、経営者としてもっともな判断であり、
一部の役員たちからは支持の声が上がる。 .
だが、そんな中、笹井からは果たして廃部を本当に実行できるのかと
細川はもう一度改めて問われる。
何故なら、野球部は野球をこよなく愛する創業者で現在は会長となっている
青島毅が創設した会社の伝統であるからだ。
その為当然、野球部を廃部にするには青島を説得しなければならないことは避けられない。
笹井の問い詰めに意を決した細川は野球部廃部の意向を進言するため、
青島のもとを訪ねるが、そんな細川に青島はこう告げる
「一つだけ言っておく。会社の数字には、
ヒトの数字とモノの数字がある。
仕入れ単価を抑えるといったモノの数字ならいくら減らしてもかまわん。
だが、解雇を伴うヒトの数字を減らすなら、
経営者としてのイズムがいる。お前にはそれがあるか？」
“経営者としてのイズム”……。今の細川にはそんなものは無かった。
一瞬返答に詰まる細川だったが、細川は青島に宣言する
「どんな手段を使っても、必ず青島製作所を守ってみせます。
あえて言うならそれが私のイズムです。」
青島の前を立ち去る細川の目には確固たる意思が宿っていた…。
だが、そんな細川に今度は別の大手取引会社から青島製作所にとって
損失が年間70億円にもなりかねない厳しい生産調整の要求が舞い込んでくる。
以上TBSルーズヴェルト・ゲームHPより
今回は中途入社で６年目になる細川社長は経済状況もあり
業績不振の中会社経営の舵を切っていた。
今の時代なかなか業績好調の企業を探す方が簡単ではないし、
多くの企業が黒字にするために奔走している。
ただ近年の製品の売り上げ減少により各社利益を出す事が困難になっている。
その中で各取引先から減産、価格の値下げを要求される訳だが、
今の経済状況はデフレからの脱却を目指している訳であり、
安倍首相が就任してから当時円７８円が今でも円１００円越えしている。
その為どうしても材料の仕入価格が高騰する訳で輸入企業にとっては
値上げを余儀なくされている。
ただ輸出企業にとっては売上は利益になるので
単純２年前から２０円近く利益が出る。
このご時世でも円高が庶民の生活を救っていた部分もあった訳だが、
円安になると物価上昇となり収入が増えなければ
生活が苦しくなる訳だ。
特に半導体メーカーになれば輸入で仕入れるだけに
円安が大きく経営を直撃している。
そんな中で７０億の取引が無くなろうとしていた。
当然７０億の損失が出る事になれば完全に赤字となり、
銀行からの融資も得られない。
そうなれば即倒産の危機に直面してしまう。
そこで細川社長は大胆なリストラを打ち出す事になった。
その目玉はかつては名門だったが今は都市対抗にも
出場できない青島製作所野球部だった。
かつて社会人野球はバブル期には数多くの野球部があり、
当時五輪を目指すためにはアマチュアしかいけない時代には
会社の広告効果が期待され挙って野球部に力を入れていた。
しかし今は各社経営が厳しく経営に余裕のある会社でない限り
存続していないのが実情だ。
ドラマでも維持費に３億と言っているけれど、
人件費と設備費、道具費用、遠征費用を含めれば
それ位掛かるのが野球だ。
利益があれば広告費としてペイできるが、
なければ会社の負担になる。
かつて野村克也氏も監督をやったシダックスも野村氏退任後野球部を廃部している。
よほど話題性にならない限り存在意義が無いという事だ。
実際に独立リーグでも運営して行くためには最低４〜５億ないと成り立たない。
それ位会社が野球部を持つという事は３億の広告費が掛かっているという事だ。
この会社はカメラの製品をアピールするための広告を出しているのかまだ良く見えないが、
無いとして広告費をどれ位使っているかも実際に経費削減のリストラ対象になる。
そんな野球部だけれどとにかく下手ではないが社会人としては弱小チームとなっており、
監督、４番、エースが引き抜かれますます勝てない状況に陥っていた。
監督はこの機会に交代するのは個人的には悪いとは思わない。
４番も４番がいるためにチームが機能しないケースもあるから
逆に見直しの機会になる。
ただエースとなると話しが違う。
野球はとにかく投手力の良し悪しで勝てる可能性が高くなるか低くなるかが決まる。
野球も投手力の良いチームは優勝できないとしても
それなりに勝てるだけの成績を残します。
１番良い例として２０１１年の中日ドラゴンズが良い例で
１２球団最低打率でもリーグトップの投手陣の力で優勝を取りました。
野球は点を与えなければまず負けない。
９回で１，２点を取る事は采配次第で可能だが、
５点以上となると簡単にいかない。
監督が代わりデータ分析を駆使して選手起用をする監督だけれど、
これは近年マネーボール理論で全ての数字から
はじき出す選手の特性を見極めるのに最適だ。
１番は出塁率を重視した起用、４番は長打率を活かした起用という感じで起用している。
起用ポジションもリスクとメリットを考慮した起用法という事で
前監督とは違った理論で選手達を納得させた事は間違いではない。
ただこの監督の目指す野球が３点取られたら４点取る攻撃野球という事で
これは好みによるが私は投手と守備の野球を好むので私とは考えが異なる。
いくらその野球が面白くても実際に相手のプロクラスの投手を打つ事は
容易じゃないし現実的ではない。
まず守りから入り、そこから攻撃を考えないとまず試合を作れない。
ルーズヴェルト・ゲームのような打撃戦が好きな人には面白いだろうけれど、
私は相手にいかに点を与えないかの人なので私は最少失点に抑えて勝利する野球が好きだ。
とはいえこれについては経営と共に触れて行く。
経営に戻るとこれまで融資して来て銀行が突然融資を打ち切るという話になり、
細川社長は何かあるのか？と疑う。
そんな中で青島会長に野球部の廃部を提案しても簡単に首を振らない。
そんな中で細川社長は別の銀行からある件を知り、
それを口実に取引銀行の融資課長に対して融資を突然止めると
言い出したのは自分の利益のためだと追及し、
その証拠写真も見せた事、さらに足取りを調べ上げた事により
融資課長の悪事が証明され融資が継続される事になった。
そして話の成立から戻った細川社長は社内野球大会である賭けをする事になった。
次回はその賭けに負けた事で野球部が都市対抗まで存続する事になった。
しかし細川社長には新たな試練が待ち受ける事になった。
果たして細川社長はこのピンチをどう乗り越えるのだろうか？
そのピンチに注目だ。
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今の経済状況ではいつ何時会社が倒産するかわからないものだ。
今回はそんな業績不振で会社存続の危機に直面した会社社長が
創業者の会長の趣味で創設した野球部の廃部も含めて板挟みになりながら
危機を乗り越えて行くという話だ。
私の場合そういう人物が身近にいる。
自分の父なのだが、ドラマとは異なるが歴史ある会社の社長に
創業者一族と外部以外では生え抜きとして初めて社長になった方で
ドラマのような業績不振で存続危機の中会社を存続に導いた方だった。
もちろん今もその会社は存続しているけれど、
私はその会社の人ではないので実際に私が知る事は少ない。
もう現役引退したので今はただの人だけれど、
ドラマでは中途採用者が社長になる事に嫉妬を受けるとなっているけれど、
これは生え抜きだったとしても同じ事が言える。
ただ身近にいて感じた事は会社のリストラをするという事は
それだけ色々な責任を背負わなければならないのは
身近にそういう人を見ていたからわかる面もある。
とはいえ雇われ社長は創業者社長より色々な制約が多い事だけは
理解して観た方が良いと思う。
そんな今回のストーリーだがこのご時世に年間維持費
３億掛かる野球部を抱える企業というのも珍しくなったが、
その野球部を廃部にしなければならないほど追い詰められた製作所に
果たして生き残る術は残されているのだろうか？
キャスト
細川 充（青島製作所／社長）演じる唐沢寿明
仲本有紗（青島製作所／秘書課社長秘書）演じる檀 れい
三上文夫（青島製作所／総務部長兼野球部長）演じる石丸幹二
沖原和也（青島製作所／製造部梱包配送課）演じる工藤阿須加
朝比奈誠（青島製作所／製造部長）演じる六角精児
大道雅臣（青島製作所／野球部監督）演じる手塚とおる
豊岡太一（青島製作所／営業部長）演じる児嶋一哉
神山謙一（青島製作所／開発部長）演じる山本 亨
古賀 哲（青島製作所／野球部マネージャー）演じる高橋和也
中川 篤（青島製作所／経理部長）演じる小須田康人
村野三郎（青島製作所／野球部監督）演じる森脇健児
北大路犬彦（青島製作所／野球部員ライト）演じる和田正人
井坂耕作（青島製作所／野球部員キャッチャー）演じる須田邦裕
猿田洋之助（青島製作所／野球部員ピッチャー）演じる佐藤祐基
萬田智彦（青島製作所／野球部員ピッチャー）演じる馬場 徹
松崎（青島製作所／野球部員コーチ）演じる大橋一三
鷺宮（青島製作所／野球部員レフト）演じる小橋正佳
古城（青島製作所／野球部員キャッチャー）演じる片山 享
荒井（青島製作所／野球部員レフト）演じる岩間天嗣
倉橋（青島製作所／野球部員ピッチャー）演じる北代高士
円藤（青島製作所／野球部員ファースト）演じる檜尾健太
二階堂（青島製作所／野球部員ショート）演じる高良 亘
須崎（青島製作所／野球部員サード）演じる木更津与兵衛
水木（青島製作所／野球部員キャッチャー）演じる久保孝真
仁科（青島製作所／野球部員センター）演じる足木俊介
島野（青島製作所／野球部員セカンド）演じる大内田悠平
飯島健太（青島製作所／野球部員ピッチャー）演じる林 剛史
新田達彦（青島製作所／野球部員レフト）演じる松藤和成
如月一磨（イツワ電器／野球部員ピッチャー）演じる鈴木伸之
尾藤社長（東洋カメラ／社長）演じる坂東三津五郎
花房志穂（イツワ電器／秘書課社長秘書）演じる平井理央
山崎美里（青島製作所／製造部梱包配送課）演じる広瀬アリス
長門一行（青島製作所／製造部梱包配送課長）演じるマキタスポーツ
橋爪佐代（青島製作所／食堂のおばちゃん）演じる山野 海
磯部支店長（白水銀行・支店長）演じる峰 竜太
坂東昌彦（イツワ電器／社長）演じる立川談春
笹井小太郎（青島製作所／専務）演じる江口洋介
青島 毅（青島製作所／創業者・会長）演じる山�� 努
他多数のキャストでストーリーが進行する。
ストーリー
東京郊外に社を構える年商500億円ほどの中堅精密機器メーカー・青島製作所。
社内では毎週1回、恒例で各役員が連絡事項と共に
実績と予測について報告する役員会が行われていたが、
この日の役員会は緊迫した空気に包まれ、
会議室では険しい面持ちの社長・細川充を前に役員たちの怒号が飛び交っていた。
細川が社長に就任して間もなく、
世間では金融不況の影響による景気悪化の波が押し寄せ、
青島製作所も多分にもれずその余波を受け始めていた。
重要な取引先の一社から10億円以上の損失になる
厳しい値下げ要求を突き付けられた上に、
要求を呑まなければライバル社であるイツワ電器に乗り換えられるとも言われ、
役員たちは細川を前に侃侃諤諤の議論を展開していたのだ。
役員たちの意見が紛糾する中、専務の笹井小太郎に意見を求められた細川は突然、
「野球部を廃部にする！」と言い出し役員たちを唖然とさせる。
細川は役員たちに、メインバンクから来期の融資をストップする可能性を示唆されたと報告。
今まで以上にコストカットを行い、会社を立て直す姿勢を銀行に示すため
その一歩として野球部を廃部すると言うのだ。
年間で3億円もの維持費がかかっている青島製作所野球部は、
かつては社会人野球の名門として名を馳せていたが、
会社の業績低迷と共鳴するかのように衰退の一途をたどり、
今では広告塔の役目を果たせずに会社のお荷物扱いに成り下がりっていた。
細川の決断は、経営者としてもっともな判断であり、
一部の役員たちからは支持の声が上がる。 .
だが、そんな中、笹井からは果たして廃部を本当に実行できるのかと
細川はもう一度改めて問われる。
何故なら、野球部は野球をこよなく愛する創業者で現在は会長となっている
青島毅が創設した会社の伝統であるからだ。
その為当然、野球部を廃部にするには青島を説得しなければならないことは避けられない。
笹井の問い詰めに意を決した細川は野球部廃部の意向を進言するため、
青島のもとを訪ねるが、そんな細川に青島はこう告げる
「一つだけ言っておく。会社の数字には、
ヒトの数字とモノの数字がある。
仕入れ単価を抑えるといったモノの数字ならいくら減らしてもかまわん。
だが、解雇を伴うヒトの数字を減らすなら、
経営者としてのイズムがいる。お前にはそれがあるか？」
“経営者としてのイズム”……。今の細川にはそんなものは無かった。
一瞬返答に詰まる細川だったが、細川は青島に宣言する
「どんな手段を使っても、必ず青島製作所を守ってみせます。
あえて言うならそれが私のイズムです。」
青島の前を立ち去る細川の目には確固たる意思が宿っていた…。
だが、そんな細川に今度は別の大手取引会社から青島製作所にとって
損失が年間70億円にもなりかねない厳しい生産調整の要求が舞い込んでくる。
以上TBSルーズヴェルト・ゲームHPより
今回は中途入社で６年目になる細川社長は経済状況もあり
業績不振の中会社経営の舵を切っていた。
今の時代なかなか業績好調の企業を探す方が簡単ではないし、
多くの企業が黒字にするために奔走している。
ただ近年の製品の売り上げ減少により各社利益を出す事が困難になっている。
その中で各取引先から減産、価格の値下げを要求される訳だが、
今の経済状況はデフレからの脱却を目指している訳であり、
安倍首相が就任してから当時円７８円が今でも円１００円越えしている。
その為どうしても材料の仕入価格が高騰する訳で輸入企業にとっては
値上げを余儀なくされている。
ただ輸出企業にとっては売上は利益になるので
単純２年前から２０円近く利益が出る。
このご時世でも円高が庶民の生活を救っていた部分もあった訳だが、
円安になると物価上昇となり収入が増えなければ
生活が苦しくなる訳だ。
特に半導体メーカーになれば輸入で仕入れるだけに
円安が大きく経営を直撃している。
そんな中で７０億の取引が無くなろうとしていた。
当然７０億の損失が出る事になれば完全に赤字となり、
銀行からの融資も得られない。
そうなれば即倒産の危機に直面してしまう。
そこで細川社長は大胆なリストラを打ち出す事になった。
その目玉はかつては名門だったが今は都市対抗にも
出場できない青島製作所野球部だった。
かつて社会人野球はバブル期には数多くの野球部があり、
当時五輪を目指すためにはアマチュアしかいけない時代には
会社の広告効果が期待され挙って野球部に力を入れていた。
しかし今は各社経営が厳しく経営に余裕のある会社でない限り
存続していないのが実情だ。
ドラマでも維持費に３億と言っているけれど、
人件費と設備費、道具費用、遠征費用を含めれば
それ位掛かるのが野球だ。
利益があれば広告費としてペイできるが、
なければ会社の負担になる。
かつて野村克也氏も監督をやったシダックスも野村氏退任後野球部を廃部している。
よほど話題性にならない限り存在意義が無いという事だ。
実際に独立リーグでも運営して行くためには最低４〜５億ないと成り立たない。
それ位会社が野球部を持つという事は３億の広告費が掛かっているという事だ。
この会社はカメラの製品をアピールするための広告を出しているのかまだ良く見えないが、
無いとして広告費をどれ位使っているかも実際に経費削減のリストラ対象になる。
そんな野球部だけれどとにかく下手ではないが社会人としては弱小チームとなっており、
監督、４番、エースが引き抜かれますます勝てない状況に陥っていた。
監督はこの機会に交代するのは個人的には悪いとは思わない。
４番も４番がいるためにチームが機能しないケースもあるから
逆に見直しの機会になる。
ただエースとなると話しが違う。
野球はとにかく投手力の良し悪しで勝てる可能性が高くなるか低くなるかが決まる。
野球も投手力の良いチームは優勝できないとしても
それなりに勝てるだけの成績を残します。
１番良い例として２０１１年の中日ドラゴンズが良い例で
１２球団最低打率でもリーグトップの投手陣の力で優勝を取りました。
野球は点を与えなければまず負けない。
９回で１，２点を取る事は采配次第で可能だが、
５点以上となると簡単にいかない。
監督が代わりデータ分析を駆使して選手起用をする監督だけれど、
これは近年マネーボール理論で全ての数字から
はじき出す選手の特性を見極めるのに最適だ。
１番は出塁率を重視した起用、４番は長打率を活かした起用という感じで起用している。
起用ポジションもリスクとメリットを考慮した起用法という事で
前監督とは違った理論で選手達を納得させた事は間違いではない。
ただこの監督の目指す野球が３点取られたら４点取る攻撃野球という事で
これは好みによるが私は投手と守備の野球を好むので私とは考えが異なる。
いくらその野球が面白くても実際に相手のプロクラスの投手を打つ事は
容易じゃないし現実的ではない。
まず守りから入り、そこから攻撃を考えないとまず試合を作れない。
ルーズヴェルト・ゲームのような打撃戦が好きな人には面白いだろうけれど、
私は相手にいかに点を与えないかの人なので私は最少失点に抑えて勝利する野球が好きだ。
とはいえこれについては経営と共に触れて行く。
経営に戻るとこれまで融資して来て銀行が突然融資を打ち切るという話になり、
細川社長は何かあるのか？と疑う。
そんな中で青島会長に野球部の廃部を提案しても簡単に首を振らない。
そんな中で細川社長は別の銀行からある件を知り、
それを口実に取引銀行の融資課長に対して融資を突然止めると
言い出したのは自分の利益のためだと追及し、
その証拠写真も見せた事、さらに足取りを調べ上げた事により
融資課長の悪事が証明され融資が継続される事になった。
そして話の成立から戻った細川社長は社内野球大会である賭けをする事になった。
次回はその賭けに負けた事で野球部が都市対抗まで存続する事になった。
しかし細川社長には新たな試練が待ち受ける事になった。
果たして細川社長はこのピンチをどう乗り越えるのだろうか？
そのピンチに注目だ。
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