23日Jリーグ14第4節が行われ、

アルビレックス新潟はホームデンカビックスワンで4位サガン鳥栖と対戦し、

1対0でアルビレックス新潟がMFレオ・シルバのゴールを再三のピンチを守り切り

2勝1敗1分勝ち点7得失点差0で6位に浮上した。

Jリーグ史上初となる無観客試合が行われたこの第4節で

これからJリーグサポーターとして新たに進んでいく一歩となり、

これだけ苦しい試合を勝ち抜いた経験は今後に繋がって行く勝ち点3になるだろう。
まずこの試合を振り返る前にJリーグ史上初の無観客試合が

開催されるというもう2度と繰り返してはならない日でもあった。

私は実際にその試合を視聴していないのでよくわからないままだが、

もしこのビックスワンでそういう試合が行われる事になったなら

どれだけ悲しい試合になるのか?という気持ちになる。

私はシーズンパスで先行入場する試合が多いので

スタンドに殆ど観客のいない光景は意外に見慣れていたりする。

その中で試合をやるなら公式戦として受け止める事が難しいと感じる。

それだけ無観客試合は重みある事なのだ。

これから戦っていく中でやはり私たちサポーターは常にフェアプレーで接し、

その姿勢をこれから続く世代に見せる事が必要なのだと感じる。

言いたい事はわざわざ試合で言う事は無い。

試合の時はサポーターとして常に選手達をサポートに徹する事が

サポーターの役割だと認識して行きたいものだ。

そしてこの試合では新潟県サッカー協会会長澤村哲郎氏の死去により

喪章を付けての試合でもあった。

新潟県サッカーの今があるのは澤村会長の存在なしには語れない。

謹んでご冥福をお祈りしたいと思います。

試合は今1番勢いのある鳥栖に対して中3日の新潟が

中6日の鳥栖に対してどれだけ運動量の差をカバーする事ができるのか?

その部分がポイントになる試合だった。その試合を振り返りたい。

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アルビレックス新潟のフォーメーションは4−2−2−2

GK守田

DF

右SB松原 CB舞行龍 CB大井 左SBジンス

MF

ボランチ レオ 成岡

右SH亜土夢 左SH岡本

FW 武蔵 堅碁

ナビスコ杯で活躍した舞行龍、武蔵がスタメンに連ね、

メンバー構成的に対豊田の高さ対策のメンバー構成でスタートした。

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試合は序盤から鳥栖の激しいプレッシャーに新潟が苦しむ。

この試合ではこれまで4試合と違い新潟が思うようにボールを持てないシーンが目立った。

これは単に新潟が悪かったのではなく、鳥栖の動きが良かったからだ。

もちろん中3日と中6日の差はある。

ただメンバー的にはジンス、松原、成岡、堅碁は出場していないので

全体的にはそれほど大きくないが、

今の鳥栖は新潟以上に運動量あるサッカーをするので

その点では運動量あるチーム同士の戦いでは

どちらも思うようにボールを持てないシーンになり易い。

さらに言えば鳥栖の方がメンバーをそれなりに前節から変えていないのに対して、

新潟は3節からナビスコ杯と入れ替えている事と

それぞれメンバー変更した事で当然連係の部分で合わないシーンも少なくなかった。

これはある程度仕方ない面はあると思うし、監督もそれは多少承知で起用していると思う。

そんな中新潟は前半30分混戦からMFレオ・シルバのゴールで

新潟が待望の先制点を上げる。

しかしここから鳥栖のシンプルな攻撃に苦しみ何本かシュートを打たれて前半を折り返した。

後半は大半が鳥栖ペースで試合が進んだ。

最も今日のメンバー構成は対豊田の高さ対策と

鳥栖のロングボールとセットプレーに対する対策のためのメンバーだった。

3節のメンバーと今節のメンバーでは183cm以上の選手はGKを除くと

前節では堅碁とヒデしかいなかった。

しかしこの試合では堅碁、ヒデだけでなく、武蔵、舞行龍を起用して

セットプレーでは空中戦に負けない対策を施した。

これで前2節で高さで負けていた部分があったからでもあるだろうし、

和成が悪かったのではなく戦術上舞行龍、武蔵を起用したと感じてもらえればいい。

それでも何度も決定的な大ピンチを迎えた。

後半30分の豊田の至近距離2メートルをまさかのポスト、

後半39分のがら空きのゴールを至近距離3メートルで

まさかのゴールバー上と本当に救われたというしかない決定的シーンがあった。

本当に決められても仕方なかったシーン2つに、

体を張って防いだシーンも踏まえればこれで無失点に抑えられたのが不思議な位だ。

それだけゴールにもう1人GKがいたのかな?というほど後半は猛攻に耐え続けた。

結局最後までゴールを割らす事無く終わり、新潟は今季ホーム初勝利を手にした。

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昨年4試合で勝ち点1の最下位だった事を思えば勝ち点7は上々と言って良いし、

これだけ今季1番内容の悪かった試合で勝ち点3を獲れたのは

チームとしての成長と捉えて良いと思う。

これまでの新潟なら確実に逆転されるか追いつかれて勝ち点2を落としていた試合だ。

どんな形でも勝ち点3を獲る事で選手達は自信になっていくし、

もちろんこの試合で良い訳がないので勝った試合でも

柳下監督は酷い試合と選手達に反省を促している。

この試合で苦しい要因にしたのは中盤でボールを持てる選手が少なかったという事だ。

今の中盤の構成はこれは個人的感じ方だけれど、

事実上今のシステムは4−3−3的な変則システムという感じだ。

3人のFWを起用する事で攻撃面ではゴールを決める選手が多くなるが、

その反動として中盤でボールを保有する選手を減らす事になる。

個人的にはヒデのポジションに大を起用したいところだが、

これは監督の意図するところもあるだろうから完全に機能しなくなるまでは

この起用法は続くと感じる。

どうしてもヒデの決定力は魅力だから先発で使いたい気持ちはわかるんですよね。

ただFWだと消えるし、MFだとボールコントロールに優れている訳じゃない。

ただそれなりに高さに競り勝て、

シュートの意識も高いからやはり現状では左SHなのだろうとは感じる。

この試合では最後まで交代なしに終わったけれど、

柳下監督体制で交代なしに終わったのはこれが初めてになる。

この意図についてだけれど、もし代えるとしたら誰に代えたか?という事になる。

元々対豊田及びセットプレー対策で起用していたので

代える選択肢はどうしても限られてくる。

ただ総合的に亜土夢をホージェルに代えると守備面で難があるし、

FWを代えると高さを失う。

最後のシーンでもそうだけれど、

鳥栖はパワープレーでシンプルに攻撃してくる相手だったので

逆に解り易い相手だ。

その意味では確実に空中戦に勝てる状況をそのままにしたかった気持ちもわかる。

成岡を交代させる事も考えられたがさすがにナビスコでデビューしたばかりの

小泉を使うには冒険が必要だった。

この点差でなければそれなりに交代カードを切ったかもしれないが、

もう1つの意図としてこのメンバーだけで守り抜く気持ちを出場している選手、

していなかった選手に植え付けさせたかったとも感じたのだった。

次節アウェイでセレッソ大阪と対戦する。

世界的FWフォルラン、代表FW柿谷に注目が集まるが

このチームを抑えるには1人の選手を抑えるのではなく

どうしたらその選手にボールを持たせずに済むか?を考える事だ。

その意味ではボランチと南野を抑える事で分断できるので

全員が確り守備を怠ることなく続けられれば十分勝機はある試合になる。

ここで勝ち点を獲得して厳しい4月の3試合に弾みを付けたい。

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