19日Jリーグ14ヤマザキナビスコカップ第1節が行われ、

アルビレックス新潟はアウェイ鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアムで

徳島ヴォルティスと対戦し、

3対1でFW武蔵、岡本、MF亜土夢のゴールで徳島を圧倒し

ナビスコ杯初戦を勝利で飾り予選突破へ好スタートを切った。

試合は前半から新潟のペースで試合が進み、

前半16分FW武蔵のゴールで先制すると、

前半24分FW岡本のゴールで追加点を奪い前半を2点リードで折り返した。

後半も新潟のペースで試合が進み後半28分MF亜土夢のゴールでダメ押しとした。

しかし後半42分に不用意なバックパスからPKを献上し

これをFWドウグラスにゴールを許したものの

このまま逃げ切り新潟がナビスコ杯初戦を白星発進した。

これでアルビレックス新潟はナビスコ杯初戦でJ1在籍11年目の貫録を示し、

予選リーグ突破へ好スタートを切った。
今年こそ予選リーグ突破へ向けて戦っていくシーズンになる訳だけれど、

初戦は四国初のJ1チーム徳島相手という事で新潟にとっては

J2時代を含めても四国のクラブとはJリーグ公式戦初対決となった。

J2時代は四国にJクラブが存在しなかった時代だったので

それを踏まえると新潟がJ1在籍11年という長き期間J1に在籍し

力をつけてきたクラブなのかがわかるものだ。

今季は昨シーズンと違い主力メンバーの多くが残り、

その中で復帰の大、和成、そして新加入選手と

これまで以上の控えとの差が無くなったシーズンでもある。

これまでは主力と控えの差が激しくターンオーバー制を敷いてしまうと

戦力が極端に落ちてしまった昨シーズンがあったが、

この試合では堅碁、達也、ジンスはベンチ外という

エースと不動の左サイドバックを欠いた中でどれだけ戦えるか?という部分、

さらにこれまで出場のない選手がどれだけプレーできるか?

という部分で重要な試合でもあった。

まずメンバーではこの試合でFW武蔵が初先発、MF小泉がプロ初出場、

DF尚紀が今季初出場とフレッシュな選手を続々起用し、ジンスの左SBには和成が入った。

まずディフェンスラインについてはジンスが代表や怪我で書いた時に誰が出場するのか?

という点でこれまで最大の課題だったけれど、

守備面で和成が入った事で安定が増し、

誰かがオーバーラップをした時にはそのカバーに回れるのが大きい。

そしてこの試合最大の収穫と言って良いかもしれない

小泉の初先発で90分間最後まで確りアピールできたという事なので

勲、小林の怪我などがあったので人数合わせでベンチ入りさせていたと見られていたが、

どうやらそうじゃなく実力でベンチ入りを勝ち取った事が

この試合では証明されたようだ。

私が実際にプレーを観るのは次のナビスコ杯かもしれないが、

勲、小林がベンチやベンチ外になる状況はある意味チームの層を上げる事になる。

その意味では小泉の活躍はチームにとって非常に大きな収穫だった。

そして攻撃陣は堅碁が代表で選ばれた場合

ナビスコ杯残り3試合は堅碁なしで戦わなければならない。

そう考えれば岡本、武蔵が確り結果を出した事は先を考えると非常に大きい。

これまでの新潟はエースストライカーが抜けると

殆ど得点の匂いがするFWが有無だったが、

今年は例え堅碁が出場できなくても俺たちがいる事を示してくれた事は非常に大きい。

これも昨年継続的にナビスコ杯やリーグ戦で岡本、武蔵を使い続けた事による

成果がようやく出てきた証しだ。

当然得点獲れるFWがいるならそれを活かす攻撃的MFが必要だが、

ここには亜土夢、大がいるので自分で決めるし、

誰かにアシストできるMFがいる事で役割がはっきりする。

これまでは亜土夢も前に活かす選手が不在の時は迷ったシーンも多かったけれど、

今は誰がFWでも誰かを活かせるし、自分でも決められるという自信を持っている。

この試合ではJ1在籍11年目の貫録を見せつけた試合だったが、

それ以上に新潟の成長と収穫を得た試合でもあった。

次節のナビスコ杯はホームで名古屋戦となる。

ホーム連戦だけにこの連戦で連勝できれば予選突破へ大きく前進する。

相性も悪くないし、若手もアピールしてレギュラー奪取に燃えている。

そしてリーグ戦はホームで鳥栖戦だ。

GK林の壁を破るのは簡単ではないが、必ずチャンスはある。

次の試合はJリーグにとっても辛い出来事を迎えるだけに

その事については試合前日に触れたいと思います。

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