5日ドラマ「明日、ママがいない」第8話を視聴した。

今回はポストは臨時教師の妻の娘を演じる事でその娘のようになり、

ポストにとって両親がいる幸せを感じ取っていた。

一方ドンキは川島夫妻とのお試しの日々を過ごすうちに

本当に幸せとは何なのかに苦しんでいた。

そんな中ピア美がピアノ発表会本選の日を迎えて、

本番に挑む直前ポストは以前の発表会で父親が観に来ていた事告げると

ピア美は会場を探し始める。

そして本番になるとピア美は演奏を始めるが途中で

ピア美は演奏を止めてしまい突然パパと一緒がいい!と泣き出す。

それでも幸せを願い会場を去ろうとする父親だったが

魔王の言葉に促されてピア美の下に駆けつけて抱きしめるのだった。

そんな中今度はドンキの母親がやってきて1人になったから引き取ると言い出す。

ドンキは母親の言葉に従いコガモの家を出ようとした。

それを知ったロッカーが川島夫妻を連れてきて最後のあいさつをさせる。

ドンキの心は揺れる。そんな姿を見た魔王はドンキの母親に土下座して私はコウノトリです。

この子の親をもう1度探すチャンスを与えてくださいと語り出し、

叶もまた私はコウノトリですと語り、

ドンキは自らの意思幸せを教えてくれた川島夫妻の下に

駈け出してぬくもりに飛び込んだシーンがメインだった。
ストーリー

ポストは朝倉の家に通い、ポストを亡くなった自分の娘・愛と呼ぶ瞳と共に日々過ごしていた。

瞳を「ママ」と呼ぶポスト。彼女の中で一つの幸せが流れ始める。

そんな時、ドンキが突然腹痛を訴え、病院に運ばれる。

大事には至らずに済んだものの、

ポストは、ドンキに精神的な異変が起こっていると感じていた。

ポストにより暴かれる、ドンキのその真意とは…

ピア美がピアノコンクールの全国大会に出場することになり、

ポストたちも応援に行く。

同じころ、コンクールの予選にも来ていたピア美の父も、再び会場に来ていた。

彼は佐々木に、この街から離れて二度とピア美に会うつもりがないと打ち明ける。

本番直前、ピア美はポストから、予選にピア美の父が来ていたことと、

今日もきっと来ているはずだということを知らされる。

ピア美は、父がすぐそばにいると知り…

一方、ドンキは、川島、美鈴夫妻と本当の親子のように過ごすようになっていた。

幸せを感じる中、実母の涼香がコガモの家に現れ…

全ての歯車が今動き始める…

以上日テレ「明日、ママがいない」HPより


今回は幸せは誰が教えてくれるのだろうか?というのがテーマだった。

コガモの家には様々な事情で預けられている。

その中でポストのように両親を知らない者、

ドンキのように産みの母親から幸せを教えられなかった者、

ピア美のように両親から幸せを教えてくれた者、

ボンビのように両親を亡くして自ら望む両親の子供になりたいと願う者もいる。

ボンビは東條夫妻が望む男の子の条件に合わせようと

髪を切ってまで男の子を演じたが、

それを受けて東條夫妻はどういう結論を出すのかは最終回に持ち越された。

ボンビはもう現実的じゃないと感じているけれど、

ボンビが望む孤児を引き取って育てているジョリピー夫妻に夢見ていると

知った東條夫妻が下す決断とは・・・

そしてピア美はピアノ大会決勝で演奏する事になっていた。

前回の予選ではあえて2位にするという審査員の採点が空かされたが、

それはピア美の才能を評価しているからこそなのでそれは置いとくとするけれど、

ポストはピア美に前回の発表会で父親が観に来ていた事を告げると

ピア美は父親を探し出す。

そんな中始まった演奏会は順調に進めていくうちに

ピア美は父親と一緒に暮らした時の事を思い出しながら

もう会えないという気持ちに駆られて

演奏途中で泣き出してパパと一緒がいい!!!と叫ぶのだった。

ポストが教えた事が良かったのか悪かったのかと言われると

実に難しいところなんだけれど、

ピア美のとってはピアノを続けている理由は父親に会いたい。

父親と一緒に暮らしたいと願っていたからであり、

もう会えないとなれば続ける理由が無くなってしまう事でもあった。

ピア美の父親はピア美の幸せを想ってもう会わない決断を1度はしたけれど、

魔王が父親ならあって声を掛けてあげてくださいという言葉に

ピア美の父親はピア美の下に駆けつけて抱きしめたのだった。

ピア美にとって父親と暮らす事はコガモの家より

貧乏でピアノの才能を活かせなくなるという事でもあったけれど、

ピア美にとってはそれでも父親と一緒が幸せという事を

ピア美は父親から幸せとはどういうことなのかを教えて育ったからこそ

それが貧乏でも幸せと感じるのだった。

例え一緒に暮らせなくても今後会い続ける事は可能なので

本当に2人で暮らせるようになる日が来れば暮らせると思うし、

そのための養護施設である事も忘れてはならない。

暮らしたくても暮らせない子供がいる現実を教えてくれたシーンだった。

一方それとは逆にドンキは母親から幸せを教えられないまま育ってきた。

言ってしまえば母親はドンキにとって絶対服従の存在と言ってしまえば

解り易いかもしれないけれど、

産みの母親にとってドンキは自らの道具みたいなものだった。

故にドンキは母親の言葉は絶対だったのだ。

故にこれまで川島夫妻に幸せとはこういう事だと教えられても

その言葉が母親の絶対的服従の前に精神的な支配を受けている状態だった。

そんな川島夫妻から幸せを知り幸せになりたいと思っている自分と、

絶対的服従で支配する産みの母親との間にドンキは苦しんでいる中で、

産みの母親が迎えに来た。

そうなってしまうと養護施設は虐待の理由や経済的な理由が無い限り

親権を持つ親のところへ戻らなければならない。

それは他の第3者が見ても幸せになれないと感じる事であった。

そんな中幸せを教えてくれた川島夫妻が最後のお別れの挨拶に来る。

そこでドンキは温かい愛情の手で握られ別れる辛さに苛まれる。

それを見た魔王は土下座をして私はコウノトリですと突然言い出し、

この子の親を探しています。

もう1度この子に親を探すチャンスを与えてくださいと頼み込む。

叶も同じく私はコウノトリですと語りドンキに親を選ぶチャンスを与えてほしいと頼む。

それを見たドンキは自らの意思で幸せを教えてくれた

川島夫妻のぬくもりに飛び込んだのだった。

事実の親と真実の親は違いますというのは本当に痛い言葉だ。

ピア美のように幸せを教えてくれた場合は事実の親で良いけれど、

ドンキの場合は事実の親は幸せを教えてくれなかった。

それはオツボネを見てきているのでオツボネのその後を思えば

ドンキにとって幸せを教えてくれた真実の親こそドンキにとって

幸せになれるという自らの意思が選んだ事だった。

これは本当に大切な事で子供にも選ぶ権利がある。

現在の里親選びは子供が選べないらしいけれど、

どんな選出方法があったとしても最後に選ぶのは子供自身である事を

時として私たちは忘れているのかもしれない。

世の中離婚率も高いが、子供にとってどちらの親と暮らす事が1番幸せなのか?

子供にとってどちらの親と暮らすべきなのか?

最終的にはそれは裁判所が決める事でなく子供が決める事なのだと感じるのだった。

次回はいよいよそれぞれの今後に決着がつく。

これまで描かれてきた本当に大切な事の総括で

果たしてこの9回のドラマで私たちは何を感じ、

何を変えて行かなければならないのか?

その最後から目が離せない。

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2014-03-05





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