12月7日公開の映画「利休にたずねよ」を鑑賞した。

この映画は戦国時代に織田信長、豊臣秀吉に仕えた

茶道千利休の若き日から切腹するまでの人生を追ったストーリーである。

戦国の世で茶道により世の中を動かすほどの存在だった

千利休の人生とは一体何だったのだろうか?
千利休と言えば茶道を極め信長、秀吉と渡り合った人物として知られるが、

実際にどんな人物だったのか?と言われるとあまり知らなかったりする。

この作品では利休が秀吉に切腹を言い渡された直後から回想されるのだけれど、

若き日の利休は奇想天外な自らの美しさを表現する人物で

当時の常識では測れないものがあったと思う。

そしてその利休には若き日に忘れられない出来事があった。

その出来事とは何だったのだろうか?

キャスト

千利休演じる市川海老蔵

宗恩演じる中谷美紀

武野紹鴎演じる市川團十郎

織田信長演じる伊勢谷友介

豊臣秀吉演じる大森南朋

おさん演じる 成海璃子

高麗の女演じるクララ

石田三成演じる福士誠治

山上宗二演じる川野直輝

細川忠興演じる袴田吉彦

細川ガラシャ演じる黒谷友香

北政所演じる 檀れい

たえ演じる大谷直子

長次郎演じる柄本明

千与兵衛演じる伊武雅刀

古渓宗陳演じる中村嘉葎雄

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

織田信長に茶頭として仕え、後に天下統一を果たした豊臣秀吉からも寵愛を受け、

“天下一の宗匠”として賞賛された千利休。

しかし、独自の美意識を貫き、いかなる権力にも屈しない姿勢に業を煮やした

秀吉から切腹を命じられてしまう。

そして、妻・宗恩と迎えた最期の朝、遙か遠い日の記憶に思いを馳せる。

色街で放蕩の限りを尽くしていた若き日、

高麗からさらわれてきた美しい女に一目で心を奪われたのだった。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとして利休は1590年に秀吉により切腹の命を受ける。

その命を受けて利休はこれまでの人生を振り返っていく。

利休が切腹する21年前の1569年から回想される訳だけれど、

利休は当時堺の裕福な商人の家に生まれ育った。

利休は当時から美濃を手中に収め上洛を果たした信長に謁見している。

その時には他の有力な茶人、商人が茶器などを拝借する中で水に写る満月を

信長に見せた事でその場の空気を一変させる。

その後正式に利休は信長の茶頭となり完成した安土城を訪れている。

その後信長が本能寺で明智光秀によって討たれると、

今度は秀吉の茶頭として使えるが、

秀吉の金満豪華な趣味に対して利休は正反対の美を唱えた事により

次第に秀吉の怒りを買う事となる。

その中で秀吉は利休の最初の妻の娘を側室にと命じるもこれを断り、

その娘が首を吊って自殺している。

この経緯は原作では色々と詳しく書かれているが、

確かにこのシーンがあまり長くないので理由を察するには少し考える必要はあるかもしれない。

そんな中で秀吉から切腹の命が下るのだが、

切腹前に利休はかつて高麗から売られてきた美しい女性に心を奪われた過去を回想する。

その時の利休は放蕩の限りを尽くしていた若き日であり、茶道の世界に入る前の事だった。

その女性と駆け落ちしようとしたものの、身分の違いからその恋は許されないものだった。

果たしてこの恋の行方はどうなったのか?

そして利休は切腹により何を残したのだろうか?

結末は劇場で観てほしいけれど、

これまでの歩みと切腹とその過去が描かれた訳だけれど、

利休は自らの美しい基準を示す事が自らの美しさの基準という事を示した人だった。

権力者の基準ではなく自らの基準である。

その基準を理解した信長に重宝され、

その基準に最終的に理解を示さなかった秀吉に切腹を命じられた。

そこに辿り着く前に利休はかつて駆け落ちした恋が描かれる訳だけれど、

人はそれぞれ美しさの基準がある訳で、その基準は人それぞれ違う。

その基準にそれぞれ近づければ理解相互できるのだろうけれど、

そうでなければ相互できないという事にもなる。

何を持って美しいとし、何を持って美しくないとするかは人それぞれだが、

その中でも利休はその美しい基準というのは卓越した域にあったのだろうと感じる。

それは過去の経験を経た上での事だった事が描かれていた。

総評として美しさの基準は人それぞれだ。

しかしその基準が卓越した域を超えた時には

人はその美しさに一種の価値を見出す事となる。

利休もその卓越した域に達したからこそ信長に、秀吉に認められた。

秀吉とは相互理解し合えなかった間だったが、

それでも秀吉はその才能を認めていた事実には変わらない。

美しさとその世界を極めるためにはそれだけの経験を経なければ

辿り着けないという事を利休は今に伝えようとしているのかもしれない。

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