11月9日公開の映画「清須会議」を鑑賞した。

この映画は1582年6月に本能寺の変で織田信長が明智光秀に討たれ、

羽柴秀吉が明智光秀を討った後に織田家の家督と

今後の天下統一の後見人を選ぶ戦国史上初の会議が行われた

清州会議が舞台のストーリーである。

織田信長の後継者として羽柴秀吉が選ばれるまでの

駆け引きはまさに戦模様である事を見届けるだろう。
織田信長が本能寺で討たれ、さらに嫡男信忠も討たれた事で織田家の後継者だけでなく、

天下取りの後継者も決めなければならない状況に誰もが混乱していた。

その中で謀反人明智光秀を討ち、織田家の後見人に名乗りを上げた

羽柴秀吉がそれを良しとしない柴田勝家との勢力により清州会議が開かれる事になる。

そこで繰り広げられる攻防が今回の部隊となる訳だけれど、

長年織田家に貢献する柴田勝家に対して、

百姓上がりの羽柴秀吉は信長の後ろ盾があって這い上がってきた。

対照的な2人の攻防とはどんな攻防だったのだろうか?

キャスト

柴田勝家演じる役所広司

羽柴秀吉演じる大泉洋

丹羽長秀演じる小日向文世

池田恒與演じる佐藤浩市

織田信雄演じる妻夫木聡

前田利家演じる浅野忠信

黒田官兵衛演じる寺島進

前田玄以演じるでんでん

堀秀政演じる松山ケンイチ

織田三十郎信包演じる伊勢谷友介

お市様演じる鈴木京香

寧演じる中谷美紀

松姫演じる剛力彩芽

織田信孝演じる坂東巳之助

滝川一益演じる阿南健治

佐々成政演じる市川しんぺー

森蘭丸演じる染谷将太

織田信長演じる篠井英介

なか演じる戸田恵子

小一郎演じる梶原善

小袖演じる瀬戸カトリーヌ

義兵衛演じる近藤芳正

明智光秀演じる浅野和之

織田信忠演じる中村勘九郎

枝毛演じる天海祐希

更科六兵衛演じる西田敏行

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

天正10年(1582)年、織田信長が明智光秀による本能寺の変にて命を落とす。

天下統一を目前にしての信長の死に、織田家の家臣たちは色めき立った。

信長の後を継ぐのは誰か…?

筆頭家老の柴田勝家は信長の三男・信孝を推薦。

そして明智光秀を討った功労者・羽柴秀吉は信長の次男の信雄を推薦するのだった。

信長の妹・お市の方は勝家に肩入れし、

信長の弟・三十郎信包は秀吉に味方を。

果たして、織田家の跡継ぎに収まるのは一体誰に?

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとして信長が本能寺で光秀に討たれ、

光秀が秀吉に討たれた事で始まる織田家の家督及び天下人を目指すものを選ぶ会議、

清州会議が行われる事になった。

これまで会議によって決まった事は殆ど無く概ね戦さを経て決まるのが普通だったが、

今回は嫡男で家督を継いだ信忠も戦死しているだけに家督も混迷を極めていた。

そして何より秀吉が光秀を討った事により秀吉の功績は大きく

その発言力は絶大になっていた。

そんな中でそれを良しとしない筆頭家老柴田勝家は丹羽長秀を味方につけて

三男信孝を据えて体制固めをする。

対する秀吉は二男信雄を据えて対抗するも

秀吉は信雄が大将の器になくとても家督を任せられない。

そこから数多くの駆け引きが行われるだが、まず会議に出席者が絞られる。

ここで会議の出席者は柴田勝家、羽柴秀吉、丹羽長秀、当初は滝川一益だったが、

上野(群馬)で戦さを転々としていただけに会議に間に合わず

代わって義兄弟でもある池田恒興が加わり四人で決めてしまおうというものだった。

今思えばたった四人で織田家だけでなく天下統一の今後を決める訳だから

それだけ信長に使える筆頭家老が次々失っていた事を示す。

この当時の家老は柴田勝家、丹羽長秀、羽柴秀吉、滝川一益、池田恒興、

そして謀反人明智光秀と本来は六人いるところを四人になっていた事もある。

側近は今でいう取締役だけれど、

これだけ広大な領地になると側近の数を多くする事も必要だが、

当初は10人以上いたものの、数人追放されていた事もあり

次第に信長に使える側近がいなくなっていた。

光秀の謀反もまた信長の心変わり的な扱いによるものだったから

それはそれで光秀も堪えかねた上での謀反だった訳で、

残った4人で決めるにはそれなりの駆け引きは必要だった。

勝家は元々政治力に乏しく、その点を長秀に頼りすぎる面があった。

対して秀吉は官兵衛を軍師に構えて数多くの策略に徹する。

当初はお市の方に取り入ろうとするも、そもそもお市の方は秀吉を恨んでおり、

まず味方になる事は無い。

そこで秀吉は恒興に対して摂津など数か国を約束しただけでなく、官位まで約束する。

対して勝家はそういう政治力がなく、

食べ物で吊ろうとするが既にこの時点で勝負あり!という感じだ。

そして砦だった長秀にも秀吉は巧みに口説き

ここで勝家の牙城は完全に崩れ去ったのだった。

本当に味方同士でありながら敵同士という戦国時代の殺伐さがある訳であり、

それぞれ生き残る上でどちらに付いた方が生き残れるか?

という時代故にこの状況では秀吉に付いた方が明らかに生き残れると

読み取った人たちの方が多かっただろう。

そして勝家も本当は自身に天下を取るだけの力があった訳じゃない事も感じていたのだろうし、

最後は秀吉の大胆な行動に運命は決まったと感じさせたのだった。

結末は劇場で観てほしいけれど、

三谷作品としてはあまり笑い要素は少なく真面目に描いていた印象が強かった。

もちろんそれはそれで面白い訳で清州会議の攻防を実に上手く描いており

1つの会議でもこれだけ多くの攻防があるのだと感じる事ができたと思う。

何事も会議の前には確りしたプランと作戦が必要だという事だ。

総評として秀吉は巧みな人心掌握で長秀、恒興、

そして周りの武将、女たちを味方につけた。

特に三法師を織田家跡継ぎに決めたシーンは

それだけ秀吉が今後の天下人の後見人である事を決定づけるものだった。

駆け引き次第で全てが決まる会議の見所にはそれだけの下準備が必要だという事だ。

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