6日ドラマ「ダンダリン 労働基準監督官」第6話を視聴した。

今回は外国人技能実習制度と労働基準法令違反の疑いのある中小企業に対して

ダンダリンが調査に向かう。

しかしその工場を訪れるも工場の中に入れてもらえずダンダリンは

次なる一手として労働者との接触を試み工場の労働者を屋台を出して

実際の労働賃金を聞き出すと時給400円という回答にダンダリンは

確実にこの会社は最低賃金を支払わないだけでなく強制労働を科している事を確信する。

その証拠抑えに臨検するも経営者に丸め込まれた外国人労働者の抵抗を受けてしまい、

ダンダリンは頭を強打して病院に運び込まれる。

しかしダンダリンはすぐに起きあがり、

外国人に理解してもらうためにはやはり言葉が大事と母国語で外国人労働者が

ランニングをするところを狙って伝え、その直後に再び臨検に入り、

そこでダンダリンは一度受け取った400円を返却して

そこで臨検に入ると外国人労働者はこれまで働いた時間を確りメモしており、

そのメモが証拠となり経営者の労働基準法違反を取り締まった。

そこで働いていた外国人労働者は解雇されたが、

ダンダリンは職を失った外国人労働者に最低賃金を支払う企業への

就職斡旋をしたシーンがメインだった。
ストーリー

労働局から「外国人技能実習制度と労働基準法令違反」の

監督強化期間を設けるという指示があり、

凛たち西東京労働基準監督署でも中小企業を対象に

外国人が不当な雇用条件で働いていないか、徹底的に監督することになった。

限られた人数ですべての企業を回るために署長の真鍋から

日々の残業と休日出勤を命じられた土手山たちは不満たらたらだ。

そんな中、瑠璃子はある工場で働く春沢という女性を担当することに。

会社に時間外労働分の賃金を要求したいという春沢に

親身に対応しようとする瑠璃子だったが、

春沢からは「頭が悪い」「使えない」と罵倒されてばかり。

相手のために働いたのに「ありがとう」のひと言さえ言ってもらえないのなら、

自分は何のために働いているのか…と瑠璃子は思い悩む。

一方、凛と南三条は多くの外国人労働者を抱える「セカイ部品工場」に臨検に行くが、

アッサリ門前払いに。

社長の杉下の態度に疑問を感じた凛が周囲で聞き込みをした結果、

「セカイ部品工場」で外国人労働者を24時間管理下において

違法な労働をさせている可能性が浮かび上がってきた。

大規模摘発を狙う真鍋の号令のもと、

課の全員が「セカイ部品工場」の監視にあたることになるが、

相手のガードは固く労働者から話を聞くことすらできず仕舞い。

そんな中、タイやベトナムからの労働者が多いという点に注目した凛は、

南三条の母・恭子の協力のもと、思わぬ奇策を打ち出すことに!?

以上日テレHPダンダリン 労働基準監督官より


今回は外国人労働者に焦点を宛てているけれど、

その前に朝早く出勤する事を強制された労働者が

給料明細に早朝出勤分の賃金が入っていない事を相談してきた。

これについてだけれど、労働者の労働時間というものが決まっているので、

通常は8時間労働であり、その8時間が8時から5時なのか?

それとも9時から6時なのか?

は会社によって違う。東京の会社だと多くの人が郊外なので大体9時過ぎが多い。

会社によってはフレックス制度によって10時に出社して

7時に退社する事も選べる場合もあるが、

地方だと早い所で8時から出社というところも珍しくない。

大体それに合わせて出社するのだが、

あまり早く出社するとその分の仕事は早朝出勤扱いに本来はしなければならない。

1時間早く出社すれば1時間の早朝出勤が必要だ。

最近早朝出勤して定時に退社する会社もあるが、

大体提示丁度に退社できるケースはなかなかないもので、

概ね30分位までには退社するか、

場合によってはそれ以上仕事をしているケースが多い。

結局仕事の都合で定時を過ぎても仕事という事はよくある訳で、

早く出社しても自分の仕事でない仕事をするのであれば正直早く出社する理由は無い。

賃金に見合った仕事をしていれば本来は必要としない訳で、

それはある意味早く出社しても遅くまで仕事をしたら

経営者の思う壺である訳だ。

私の場合早く出社して良かったケースはあまりない。

それより退社する前に前日の準備をしていれば

わざわざ早く出社する必要性は無い。

全ては前日に準備しておくことが必要な訳だ。

それができないから早く出社してその日の仕事をすることになる。

もちろん朝やらないと成り立たない仕事もあるのでそれはそれで別だ。

そして本題である今回の外国人労働者についてだけれど、

GDPの低い東南アジアの外国人労働者にとって

日本の最低賃金は母国の数か月分、

それを1,2年働けば母国の10数年分に匹敵する訳で

日本はそのGDPの差に付け込んで日本では最低賃金も支払わない

強制的な労働を科している会社があるのも現実だ。

外国人労働者も長期に日本で生活するためには

最低賃金以上は支給されないととてもじゃないが生活できない。

特に東京では尚更で住む場所や光熱費、

生活費を考慮すれば住み込みでなければ働けない状況だ。

故に今回のように住み込み強制労働をさせている中小企業があるのだ。

中小企業にとって人は必要だけれど雇うだけの人件費が無いという企業が多い。

大体最低日本人1人雇うのに最低でも厚生年金や健康保険などで

200万以上必要だからそれを考えると

外国人労働者が最低賃金を支払わずに雇えば

日本人2人分以上の労働力を確保できる訳だ。

そう考えれば経営者にとって安い賃金で労働力を確保できるとなれば

当然そういう選択肢を選ぶ経営者がいても不思議でない。

しかし忘れてはならないのはここは日本である事だ。

今の日本企業は人件費を削減するために東南アジアに進出する企業も多い。

向こうでは日本の4分の1の人件費で雇えるからだ。

日本で1人分の賃金で東南アジアの発展途上国では4人(仮に)雇える。

日本で100人なら東南アジアでは400人・・・

単純にこれだけの差が現実にあるという事だ。

でも忘れてはならないのは日本で生活するためには

最低どれ位の費用が必要か?という部分で考慮すれば

どうして最低賃金があるのか?という部分に辿り着くだろう。

最もその最低賃金より今は生活保護費の方が貰えるという事で

問題になっている訳で、

生活保護費は医療費など免除される訳だから

最低賃金より上なのは本来おかしい話なのだ。

最低賃金でも厚生年金(国民年金)や保険料を収めなければならないからだ。

それは話の論点から外れるので戻すが、

日本で生活する以上最低限の賃金の支払いは必要だという事だ。

それなりに住む場所を提供するという必要性はあるにしても

日本に来る事ができる外国人労働者は運に恵まれた人たちである反面

貧困を脱するために必死で働こうとする労働力ある人でもある。

東南アジアの人たちは勤勉であると評価されているので

確り技術を教えれば必ず戦力になれるだけのものがある。

そういう平等の機会を奪おうとする経営者はやはり問題であり、

最低限の賃金を支払う義務は当然あるという事だ。

日本で働く以上外国人労働者であっても平等に最低賃金以上を支払う事が大事だという事と、

確り雇用すれば必ず会社の戦力になれるという事をダンダリンは最後に示していた。

次回は労災についてのトラブルにダンダリンの監視役である南三条が

ダンダリンの行動に触発されて強く出る。

果たして南三条はダンダリンのように強く労働基準法違反を追求できるのか?

その南三条の行動に注目だ。

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