13日第93回天皇杯全日本サッカー選手権大会

3回戦が全国各地で行われ、

アルビレックス新潟はホーム東北電力ビックスワンで大分トリニータと対戦し

延長戦まで戦ったものの0対1で

FW後藤に決勝ゴールを決められ3年連続3回戦敗退となった。

ACLへはこの天皇杯を取らないと厳しい状況だけに何としても勝ちたかったが、

相手のチーム存続の為という大義名分の気持ちの前に屈し、

まだまた新潟は弱いという現実を突きつけられる結果となった。
2年連続JFL、地域リーグのチームに敗戦していただけに

J2に降格の決まった大分も過去7年間そしてJ1で唯一白星を献上しただけに

油断こそがこの試合最大の敵だったはずだ。

カップ戦になるとどうしてもリーグ戦で出番の少ない選手を起用して行く傾向が

強い訳だけれどこの試合は負けてはならない試合だった訳で

若手を起用する必要性がそれほどなかったと思う。

確かに使う事はチームの為になるんだけれど、

今なら使うならリーグ戦の方が使うチャンスが多い訳だ。

負けたら終わりのトーナメント戦は守る相手にはどうやって破るのか?

そしてどうやって守るのか?という課題も多く出た試合だった。

そんな来年への課題ばかり観た試合を振り返りたい。

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アルビレックス新潟のフォーメーションは4−2−2−2

GK東口

DF

右SB尚紀 CBクナン CB舞行龍 左SB坪内

MF

ボランチ レオ 本間

右SH亜土夢 左SH宣福

FW 岡本 堅碁

ジンスが韓国代表で不在を坪内が、ボランチに本間、左サイドハーフに宣福が入りスタートした。

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試合は終始新潟が有利に試合展開をする。

序盤20分は大分の前線からのプレスに苦しんだが

そこを上手く掻い潜りゴール前まで迫るもゴール前で

決定的なシーンを作れず前半を折り返した。

前半はボールは持つんだけれど、

ゴール前のプレーに精度を欠いたシーンが目立ったし、

何よりクロスに拘ってしまった部分があった。

大分の場合ゴール前でガチガチ守るケースが多いので、

こういうチームにはミドルレンジからのシュートを狙った方が崩せるものだ。

特に3バックは中央に固まり易いだけに両サイドからのクロスやシュートが

必要なのだがサイドはクロスに拘った部分が強かった。

大分の失点シーンの多くは3バックのサイドからなので

ここを上手く使えなかったのが痛かった。

そしてこの試合では坪内、宣福が起用されたけれど、

坪内については守備のスペシャリストであるんだけれど、

やはり攻撃となると物足りなさのある選手だ。

そうなると左SHの攻撃力ある選手が必要なのだが、

宣福を起用したんだけれど、

これからのチームの事を踏まえればチーム力を上げるという点では悪いじゃない。

これまでFW、SB、ボランチときて今回はSHと本人が

1番向いているポジションは何処なのか?

という部分がまだはっきりしない。

攻撃のセンスも確かに悪くない。

ただ彼に足りない部分があるとすればボール際の判断で躊躇している部分が見えるという事だ。

フォローにしても積極的にボールに行かないケースもあり、

その部分に積極性をもって行けばかなりプレーの印象が変わる。

ただこの試合では攻撃面で良い部分もあったけれど、

総合的にはボールの寄せの甘さがあり、

使っても後半15分までだと感じていた。

やはりこの試合でジンスが出場停止になった場合

左サイドには攻撃力ある選手が務めるべきだと感じた。

そう考えた時にホージェルの起用を考えなかったのか?という点がある。

この試合で左サイドバックができる選手を入れていなかったというより

適任者がいないというのが今のチームにとって1番大きな問題である訳だけれど、

ジンスが警告3枚目を持っているだけに

左SBに大きな課題を持ってしまったのは否めない。

これは来季の補強で左SBのできる選手の補強は1つのポイントになるだろう。

そして後半に入って前線への攻撃を厚くするために坪内に代えて征也を入れたけれど、

征也は元々右サイドのスペシャリストであり、左サイドではどうしても動きがぎこちない。

そう考えると後ろは坪内に任せて早々に宣福を代えて

ホージェルを投入した方が良かったと思う。

前半からFW岡本が有効な動きをできていなかっただけに

ここに達也を入れて前線でドリブル突破ができる選手を

置いた方が良かったのではないかと感じた。

しかし90分で決着がつかず延長戦に突入した

延長前半2分にクナンがヒザを痛めて倒れているところに

動揺したディフェンスの隙を突かれ新潟は大分に先取点を与えてしまった。

この直後DF大井を投入して反撃に掛かろうとしたが、

その3分後今度はMFレオが相手に行為に倒す不正行為により退場となってしまった。

この時レオは抗議もしなかったので本人も自覚したプレーだったのだろうし、

クナンの負傷があり、この報復行為だったのだろう。

ただ状況を考慮すればこういうプレーはチームの反撃の芽を摘んでしまっただけに

このプレーがクナンの負傷より1番痛かった。

10人になった新潟は全ての手を尽くした後だっただけに攻撃の司令塔も失い、

ゴールを固められた大分ゴールは遠く新潟は3年連続で3回戦敗退となった。

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J2に降格した大分とはいえ今年はJ1のチームであり、

5月には負けていた事を踏まえれば明らかに

格上の相手だと認識して挑んだとは思うけれど、

大分は降格が決まったものの来季以降の存続の為に

天皇杯の1億は是が非でもほしい賞金だ。

一方新潟はJ1残留をほぼ決定的にしている状況であとは

上を目指すだけの状況だったが、

チームを残す気持ちと上だけ目指す気持ちではその差は歴然だった。

足がつろうとも警告を6枚受けようとも怯まずに挑んだ大分に対して、

新潟はどこかで躊躇するシーンが目立った。

これだけ警告を受けていたのだが受けた選手を狙うというプレーも必要だったし、

やはりまだまだ新潟はJ2クラスのチームを圧倒的るほどの力がないという事も

今季の課題の1つとなった。

それでも今季数多くの選手を起用しチーム力は昨年より上がっているので

FWも4人誰が出場してもそれぞれの個性を出せる部分がある。

選手層を上げる上では若手を使う必要性は十分あるし、

まだまだ新潟は発展途上のチームなのだと感じる試合だった。

これで残りリーグ戦6試合となったけれど、

この6試合全て勝つつもりで挑んでほしいし、

来季更なる飛躍の為に無駄な試合は1つもない。

次はアウエーで東京戦だけれど、

レオが出場停止で苦しい試合になると思うけれど

少ないチャンスを活かしてゴールを目指してほしいところだ。

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