9月28日公開の映画「謝罪の王様」を鑑賞した。

この映画は謝罪するなら何でも誤って解決させる謝罪センターが

数多くの事案について謝罪して解決してしまうストーリーである。

謝るというのは珍しい事ではないんだけれど、

何でも謝れば解決すると思い込まれても困るもので本当に解決するにはどうするば良いのか?

という部分を考える事になるだろう。
あまちゃんでもう時の人である宮藤官九郎ですけれど、

私にとっては宮藤官九郎は鬼門中の鬼門というほど

相性が最悪というほどの人であります。

阿部サダヲさんとのコンビはこれがさらに増してしまう訳で、

かつて舞妓Haaaan!!!では評価点1桁という歴代ワースト作品に位置づけたほどです。

最近は一桁叩き出す事は少ないのですが

今年の阿部サダヲさん主演の奇跡のリンゴでは星2つの20点台という低評価したばかりなので

宮藤官九郎=阿部サダヲは私にとって鬼門です。

ただなくもんかは高評価したんですけれど・・・

という事でこんな冒頭から語ると明らかに高評価ありませんになってしまうんですけれど、

確かに観ている時には楽しめるんですけれど、

少し頭を冷やして考えると謝罪をあまりにも軽い位置づけにしているのではないか

という事も感じてしまう訳でダメなら何故ダメか?

を確り指摘する事も観たからこそできる訳でその辺を中心にレビューして行こうと思います。

キャスト

黒島譲演じる阿部サダヲ

倉持典子演じる井上真央

沼田卓也演じる岡田将生

宇部美咲演じる尾野真千子

南部哲郎演じる高橋克実

壇乃はる香演じる松雪泰子

和田耕作演じる荒川良々

ワクバル演じる濱田岳

箕輪正臣演じる竹野内豊

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

帰国子女の倉持典子はヤクザの車に追突してしまい、

示談金400マンという誓約書に判を押してしまう。

東京謝罪センター所長の黒島譲に助けを求め、

彼の謝罪で示談金を減らしてもらった典子は、

そのまま黒島の仕事を手伝うことに。

セクハラで訴えられた会社員・沼田卓也や、

息子の不祥事の謝罪会見を開きたいという大物俳優夫妻の謝罪などを手伝う。

そんなある日、マンタン王国の王族へ謝罪したいという国際的な謝罪案件が持ち込まれ…。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとしてこのストーリーは6部構成を1つにしたストーリーなんですけれど、

まずストーリー1についてですが、これはまず明らかにぶつけた典子が悪いですよ。

道路交通法でもあの場面でバックする事は右側から車が来ない限り

いくら横断歩道でも下がるのは逆に危険です。

止まっていれば周りの歩行者の目はありますが歩行者に危険はありません。

逆に下がれば後方車と歩行者にぶつかる可能性が高い訳でこれは100%典子が悪い。

これを悪くないと謝らない事そのものが反省なしと

取られても仕方ない訳で人身はないとしても

安全運転義務違反と交差点安全進行義務違反で4点の減点対象になるでしょうね。

そこに民事ですから400万という金額は通常に高級車であるなら

その高級車買い替えやその間のレンタル代などの補償額としては妥当だと思います。

ただこの件を東京謝罪センター所長の黒島譲は謝罪で40万に減額させる事に成功している。

これは車の修理費のみという感覚ですが、

通常に考慮すれば謝罪の意思がない以上は横断歩行者等妨害等も加えて書類送検し、

免許停止30日が妥当かなと思います。

相手がや〜さんと考えればこれで済めばまだいい方だと思った方が良いでしょう。

ストーリー2はセクハラ問題ですが、

最近の職場ってこういうケースが実に増えていますよね。

私はこういう事が怖いのであまり仕事で女性に触れないように

というか近づかない様にしていますし、あまり会話は仕事の事位に抑えています。

それでクビになったら堪らないですからね。

そんな中で沼田卓也という男性社員が同僚の宇部美咲に抱きついたり、

おしりを触ったりしたものだからそれは訴えられて当然と言ってしまえばそれまでです。

逆に訴えた美咲も訴えてしまった事で引っ込みがつかないという状況です。

これは男女の目線でこのジャッジの判定はかなり変わってしまうと思うんですよね。

相手が好意を持っている人なら同じ事をされたとしてもここまでしないと思うんですけれど、

そうでなければ些細な事でも今回のように訴えてしまうでしょうね。

で私自身が感じる事ですが、

美咲はこの事で相当傷ついてしまった事を考慮すると

女性の心境を考慮すれば二度と目の前に現れるな!

という心境ではないかと思います。

そう思えば美咲が望む事は卓也が目の前に現れない事です。

ただストーカーではないので半径200m以内に近づかないというよりも

卓也の解雇を求めるのが美咲の望んだ事かもしれません。

ただこのストーリーではそうならないのですが、

1つ言える事は女性は褒める部分を間違うと大変だという事ですね。

ストーリー3は芸能人の不祥事・・・

といっても不祥事は息子の方なのですが

これは今話題のみのさん問題を考慮しながら考えるとハッキリ言ってしまえば

こういう案件でどうして世間は当事者の息子ではなくその親になるのでしょうね?

親が不祥事を起こした事にはあまり子供が言われる事は少ないのですが、

子が起こした事になるとどうしてか親があれこれ言われます。

これが未成年であるならその責任があるでしょうけれど、

30前後の成人した後ならその責任は当事者にある訳で、

あのような謝罪会見を見るに当たりもう少し法律を考慮すべきなのでは?と感じます。

私の考え方は事件に関与していない以上それが親子関係や親戚関係でも

当事者以外は責める事はしないというものです。

確かにみのさんの場合は報道の人間ですので

報道の仕事は公平性を欠いてしまう部分があるので

スポンサーやテレビ局の編成上難しいと思いますけれど、

それ以外の事は普通にやっていれば良いんです。

だって不祥事を起こしていない人を責めて何がしたいの?という事です。

もしくは世間は連帯責任の部分を言いたいのかもしれませんが、

連帯というのは組織の中であり、

家族の組織でも家族ができる事は一族の不祥事に対するお詫びの言葉ぐらいで良いんです。

本当の責任は当事者にある訳ですからね。

但しこれが連帯という部分で追う事があるのなら

チームに所属する選手に対するファンやサポーターは被害者の部分ではありますね。

私もこの事例を起こした選手を見ていますけれど、

内容がショッキングなほど被害を受けた人たちの心は傷ついている訳です。

その意味を考えれば続けるより辞めるべきなのだと感じます。

何故?理由はそれほど難しくありません。

顔を見たくないからです。

解らない?

もっと簡単に書いてしまえば嫌いな人は顔すら見たくないものでしょ?

と言ってしまえば簡単ではと思います。

但しこれはそういう経験をした人でないと解りかねる部分ですけれどね。

それが現実です。

ストーリー4はストーリー1の続編ですが、これはどう考えるかなんですよね。

人によっては当然の事をしたと受け止める人もいるでしょうし、

人によっては悪い事をしたと心に影を落とす人もいるでしょう。

これも考え方です。

子供は何時も親を喜ばそうとしているという認識があるなら

やり過ぎたとなるでしょう。

しかし子供にもわきまえを教えるなら時として痛みを教える必要があるでしょう。

体罰や虐待という問題はありますが、

私は彼がやった事は必ずしも間違った事ではないと感じます。

いじめがそうですが、何処までがやって良い事なのか悪い事なのかを

教える上では痛みを知る事も時として必要だと思いますし、

痛みを知れば子供も相手の痛みを解ってあげられる

子供になれるのではないかと思います。

ストーリー5は国際問題についてですが、

この経緯って・・・

いくらお忍びで来日しているからと言っても

ここまでの国際問題に発展する事がある意味強引な気がします。

この場合彼はエキストラとして出演したんでしょ?

エキストラの身元を確認する事がそもそも少ない訳であり、

彼がそういう所にいた事がある意味失敗だった訳です。

そしてさらに失敗なのは映画監督ですよね。

だって映画シーンをカットすれば何も問題ない訳であり、

これを拘ってしまったばかりに問題に発展した訳ですから

問題を解決しなかった方が問題です。

問題がクリアされれば問題ない訳ですからね。

国際的な謝罪となるとどうしても文化の違いがある訳で

それが問題をこじらせていくというものです。

それ以上にあのもしもし元大臣を取り上げたのでしょうけれど、

あの政権は酷過ぎましたからその意味では国際問題を悪化させた人たちの

オンパレードを茶化したという点では面白いと思った人もいたのではないかと思います。

但し国際社会の問題は土下座や謝罪するだけでは解決しませんので

こういう描き方には国際社会を軽視していると捉えられるかもしれません。

結末は劇場で観てほしいけれど、

謝罪というのは相手がどうしたら相手を許すのか?

という部分にあると思うんですよね。

だから全ては相手次第なのです。

パターンは100万人なら100万パターンがあります。

同じ案件でも許す人許さない人がいます。

謝罪で解決するなら申し訳ありませんが弁護士も警察も裁判所も要りません。

それができないから第3者のジャッジが必要なのです。

総評として謝罪するという捉え方をあまりにも低く見積もり過ぎている。

この案件これで済むならこれ以上最高のパターンはないという事です。

実際にこれらの案件を経験しろとは言いかねますが、

実際に経験した時こんな方法で許されると思ったら

間違いなく最高の処分を求められるでしょう。

現在日本における最高刑は言うまでもありませんね?

1番の謝罪方法は相手が望む謝罪方法であり、

常に謝罪する側は99%不利でしかないという事です。

相手が望む謝罪方法ができるならそれが最高の謝罪になるのでしょう。

但しその望み方については第3者からみて不適当と判断されれば

第3者のジャッジをすべき事もあるので望まれた謝罪方法が

適切かどうかは第3者である弁護士、警察、裁判所が判断を委ねるべきだと思います。

面白おかしく描くのが宮藤監督ですが、

宮藤監督には謝罪のハードルを下げた事に対する

あまちゃんとして謝罪を求めたいものです。

謝罪という言葉の中では罪という感じがありますけれど、

謝っても罪は消える事はありませんので

その罪は生涯終えるまで許されないと思って生きる事を肝に銘じたいところです。

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