14日Jリーグ13第25節が行われ、

アルビレックス新潟はホーム東北電力ビックスワンで6位大宮アルディージャと対戦し、

1対0でアルビレックス新潟がMF亜土夢のゴールで勝利し

J1昇格後ホーム連勝新記録の5連勝として

11勝3分11敗勝ち点36得失点差0で11位のままだったが

上位との勝ち点差は大きく縮まった。

リーグ戦では引き分けが多い大宮に対して

新潟はチャンスを多く作りそして長く突破できなかった

大宮からの勝ち点3を4年ぶりに手にして上位進出へアウエー2連戦に挑む。
大宮に勝利したのが2009年のアウエー埼玉2002以来

長らく勝ち点3を奪う事ができなかった相手だけれど

ホームとなれば2007年以来6年勝利を手にする事の出来なかった相手だった。

それだけ両チームとも決め手を欠いてしまう試合が続いた訳だけれど、

今季は3節で戦った時こそ決め手が無い状態だったが

今は決められる選手がいる事で多くの決め手がある。

これから残り10試合で上位にどれだけ近づけるかは

この9月の戦い次第で決まると言ってもいいほど

9月の戦いはより重要だ。残り試合ホーム全勝、

アウエーで2勝以上する事ができればACLも正直夢じゃないと思っている。

最後の2試合で首位横浜、そして最後に名古屋と戦う訳で

そこまでに可能性を残せることができればよりACLは現実味を増してくる。

上位進出のために負けられない戦いが続くが

今は上だけ観ている事ができるだけに

この勢いをサポーターがいかに継続して後押しできるかにも掛かってくる。

今日は大宮戦をレビューする前に

レディースの試合を久し振りに観たので簡単ながらレビューしたい。

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レディースの試合を観るのは昨年5月以来になるんだけれど、

今季は選手が大幅に入れ替わり少数精鋭で戦っている。

それゆえどうしても選手層の薄さで本来のポジションでない選手や

チーム事情でやむなくポジションを替えた選手も少なくない。

この試合でも本来FWの選手がサイドバックだったり、

攻撃的MFが得意な上尾野辺がボランチだったりと

わずか18人しかいないチームではどうしても限られた選択肢しかなくなる。

まして今日のような強豪日テレ相手では

どうしても選手層と実力差に差がある訳で

上尾野辺をボランチに下げている事で前線の攻撃を上手く組み立てられない

という悪循環に陥っていた。

攻撃の形も前半は殆どシュートなしで終わっている訳で

決定的なシーンは1度ぐらいだった。

そこに日テレは多くないチャンスにカウンターからFWの一発で決めてしまう訳だから

その実力差を大きく感じた。

なでしこリーグの場合なでしこ代表の主力の殆どは

INACと日テレに集まっており、格差が激しい。

新潟はその下の中位グループに入る位がやっとという感じだ。

なでしこリーグもある程度選手が各チームに散らばらないと

スペインリーグのように2強4中4弱みたいな構造になってしまう。

そこは危惧する部分だ。

とはいえこの選手層で1シーズンを戦い抜かなければならない

能仲監督の大変さを感じた試合でした。

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さて日テレに大敗したレディースの試合の後にトップの試合となった訳だけれど、

勝ち続けている時ほどホームがチームに力を与えてくれるものだと感じた。

試合を振り返りたい。

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アルビレックス新潟のフォーメーションは4−2−2−2

GK東口

右SB川口 CB舞行龍 CB大井 左SBジンス

MF

ボランチ 三門 レオ

右SH成岡 左SH亜土夢

FW 岡本 堅碁

前節から達也をベンチスタートにして岡本をスタメンで起用した。

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試合は前半から両チーム決め手を欠きながら試合が進んでいく。

大宮は前線からの運動量はノバコビッチ、ズラタンの2人だったが

最初こそ運動量はあったものの20分を過ぎたあたりから

殆ど運動量らしい運動量もなく前線は完全に機能を失った。

大宮は監督交代もあり戦力補強でDFニールを補強したものの

結果的に上手くいった補強とは言えない。

元々前線からの守備を前監督時代は求めていた訳で、

その戦術を放棄した途端大宮の攻撃は実に単調なものとなり

ノバコビッチ、ズラタンの2人を完全に活かせないチーム状態になっている。

この2人にボールを繋ぐ事に執着しているとは思うんだけれど、

現監督はそれをどうやって繋いでいくか?というのが不透明であり、

意図無き繋ぎをしているためにゴール前まで来るも

その殆どはただ攻めたという感覚でしかない。

新潟の場合は得点源である堅碁を軸として両サイドを有効に使ったり、

時には中央から突破を図るという攻撃が展開される。

大宮の場合その戦術を失ったという事だ。

新潟もこれまで達也を先発に持ってきて岡本らを途中出場させるパターンが

完全定着していたが、

この試合では前半に岡本を、後半途中から達也を投入する事により

どうやってこの試合を攻略して行く意図がハッキリしていた。

前半は堅碁、岡本に合わせて行ったが

あと少しの所でゴールを割ることができずに前半を折り返した。

後半運動量の落ちた大宮に対して新潟は運動量が落ちず対処する。

ここからは前線に運動量が落ちたところでMFホージェル、

FW達也を投入してキープ力を向上させた。

大宮の場合ニールの加入で高さある選手が揃っているから

この試合は前半こそ高さ勝負で行って後半にキープ力ある達也、ホージェルで勝負した。

そして後半29分中央突破からFW達也のパスをMF亜土夢が決めて

新潟が待望の先取点を奪った。

このプレーは実に見事だった。

中央から崩さないとなかなかゴールを破れなかっただけに

達也が上手く密集した状況を崩してくれた。

その後大宮に何度か反撃されるもGK東口が落ち着いてセーブし、

終始新潟が優位に試合を進めて逃げ切り、

新潟はホーム5連勝とJ1昇格後最多連勝とした。

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確り決める選手がいる今は堅碁が決めなくても他の選手で決める事ができる。

それだけ堅碁へのマークが厳しくなったという事でもあるけれど

その時に周りがどれだけゴールを決めて行けるかが

これから上位を目指す上で重要な事だ。

特にこれからはより厳しい試合が続いていくだけに

堅碁に頼るのではなく堅碁を中心に他の選手がゴールを決めていく事が

できるかがカギを握る。

その意味でも今日の試合のようにこれまで先発だった達也を後半に投入して

キープ力を上げる事も1つの方法だ。

これまで岡本を後半に投入するとキープ力ある選手が前線で不在になってしまう

という事が少なくなかっただけに後半途中から達也が入った事で

達也がボールをキープできるだけでも全然違うし、

ホージェルもドリブル突破で打開した

ケースもあるので上手く2人を起用した試合でもあった。

次節は3位広島との対戦だ。

前回は退場者を出して敗れたが現在広島は3連敗中で5試合勝ちなしと調子を落としている。

ここで勝利できれば上位との差は縮まり大混戦に持ち込めるだけに大一番と言える試合だ。

上位進出のために絶対負けられない試合!

何としても勝ってきてほしい。

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2013-03-06

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