11日サッカーJ1大宮アルディージャはズデンコ・ベルデニック監督の解任を発表した。

ズデンコ・ベルデニック監督は2012年6月から

前任の鈴木淳監督解任から引き継いで降格危機にあった

大宮アルディージャの監督に就任し9月からシーズン無敗で大宮の残留に導いた。

今シーズンは開幕から10節まで負けなしの快進撃でリーグ新記録の21試合無敗を継続し

16節まで首位を走っていた。

しかし快進撃の原動力だったFWノバコビッチ、ズラタンの故障で

得点力が急激に低下すると上位との対戦もあり

最近は5連敗をしたものの20節終了時点で勝ち点36得失点差+9の4位と

ACLと優勝を狙える位置をキープしていた中での解任劇となった。

これで大宮アルディージャは残留と快進撃を導いた名将を解任するという

信じられないフロントの決定に多くのJリーグサポーターは理解に苦しんでいる。
開幕当初に2、3連敗して強豪チームが監督解任したケースは

これまでも浦和やガンバ大阪などであったけれど、

ここまで勝ち点36の11勝3分6敗得失点差+9の4位のチームの監督が

解任されるというのはJリーグ史上でも前代未聞の解任劇だ。

確かにここ最近5連敗を屈したとは言っても過去8シーズンの大宮の戦いは

この時期に勝ち点36を稼いだシーズンは1度もなく、

過去最高順位はJ1で12位が最高だ。

これまでチームが上手く機能しリーグ4位という好成績にあり、

5連敗の相手も横浜、川崎、広島、鹿島、セレッソ大阪と

全て上位、得点力のあるチームに敗戦しており

14位以下の5チームに5連敗した訳じゃない。

かつて鹿島ですらシーズン5連敗を屈しながらリーグ優勝したケースもあり

優勝するチームですら連敗は有り得る訳で

ここで監督を解任する理由は大宮の過去8シーズンの戦いを観ても全く見当たらない。

14位以下のチームですら今シーズン監督が交代したのは磐田しかない中で

これだけ上位争いして残留争いをせずに戦えているチームの監督が解任されるというのは

どう考えても成績以外の部分でない限り納得するのは困難だ。

ズデンコ・ベルデニック監督が病気により采配するのが困難となり退任する事になりました

というならまだ納得できる。

64歳の高齢であり体調不良があったとしても不思議はない。

それならそう発表すれば良いが、そうでないとなると正当な理由を述べなければならない。

間違っても成績不振により解任する事になりましたという理由は正当な理由にならない。

フロントと折り合いが悪く解任しましたというならそれはフロントに責任がある。

それとも最後に有り得るとすれば外国のチームに引き抜かれたというケースだ。

かつて神戸を指揮した外国人監督が海外のチームに引き抜かれた事例がある訳だが

それならズデンコ・ベルデニック監督に大宮以上の破格の条件を提示されたという事になる。

ズデンコ・ベルデニック監督が金で動く監督なのかは知らないが

これだけ残留争いするチームを再建した手腕を

ほっておかないチームがあったとしても不思議はない。

それでも選手移籍期間登録が今週で締まるタイミングでは

あるものの監督には適応されない。

ただこれで言えるのは相当な理由でない限り

この成績で解任されるという事実だけが残ったという事だ。

20試合で4位の成績で解任させられるチームに果たして誰が監督になるのだろうか?

そんな成績で解任する大宮フロントの考え方に理解不能だ。

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