7月7日スタートのドラマ「半沢直樹」を視聴した。
このドラマはバブル期に入社した銀行員が大阪の融資課長として赴任するも
そこで支店長の失態を押し付けられて責任を取らされようとするが
それに屈せず取り返しに奮闘して行くストーリーである。
中間管理職や頼りない上司と毎日向かっている人にとってはこういう反骨心は学びたいところだ。
このドラマはバブル期に入社した銀行員が大阪の融資課長として赴任するも
そこで支店長の失態を押し付けられて責任を取らされようとするが
それに屈せず取り返しに奮闘して行くストーリーである。
中間管理職や頼りない上司と毎日向かっている人にとってはこういう反骨心は学びたいところだ。
銀行を舞台にしたドラマなので難しい専用用語も多数出てくるんだけれど、
銀行も確かに金貸しではあるけれど、消費者金融や闇金よりは悪質ではない。
多くの会社は土地や資産を担保に融資を受けて事業展開している
現実があるだけに銀行も商売である。
当然融資しただけの金利を回収しなければ銀行経営も成り立たない訳であり
銀行も庶民の皆さんが預けるお金を回しながら融資をして回収して利益を得ていく訳だが、
これが回収できないとなれば全ては銀行の損失となり銀行経営を圧迫しかねない。
それは同時に税金も脱税する事になり結果的には国民がツケを払う事になる。
そんな銀行を舞台に融資課長として奮闘する半沢直樹が
支店長の不始末の責任を背負わされながらも
その不始末を取り戻そう反骨心で取り戻していく。
その奮闘ぶりをレビューしたい。
キャスト
半沢直樹演じる堺 雅人
半沢 花演じる上戸 彩
渡真利忍演じる及川光博
黒崎駿一演じる片岡愛之助
近藤直弼演じる滝藤賢一
中西英治演じる中島裕翔
江島 浩演じる宮川一朗太
岸川慎吾演じる森田順平
垣内演じる須田邦裕
角田周演じるモロ師岡
小木曽演じる緋田康人
東田 満演じる宇梶剛士
藤沢未樹演じる壇蜜
竹下清彦演じる赤井英和
近藤由紀子演じる山崎直子
相模演じる石黒英雄
大塚演じる永岡佑
脇屋演じる岡あゆみ
浅野 匡演じる 石丸幹二
中野渡謙演じる北大路欣也
大和田 暁演じる香川照之
他多数のキャストでストーリーが進行する。
ストーリー
東京中央銀行大阪西支店・融資課長の半沢直樹は、
バブル経済末期に銀行に入行したいわゆる「バブル入行組」。
それから20年ほど経過した現在、行内では業務の中心的役割を担う世代になっていた。
東京本店融資部に勤務する渡真利忍は、半沢と同期入行組であり、入行以来の親しい仲。
頻繁に助言をし、半沢をフォローし続ける。
一方家庭では、妻の花が、文句を言いながらも明るく実直な性格で夫を支える。
.
そんな半沢に、ある日突然支店長の浅野から強引な指示が下り、
西大阪スチールから5億円の融資契約を取り付けることになった。
しかも、新規の融資先にも関わらず条件は「無担保」。
この融資によって営業目標を達成した大阪西支店は、
名誉ある最優良店舗賞を初受賞すことになった。
しかし、一見優良企業に見えた西大阪スチールは陰で莫大な負債を抱えており、
それを隠すために行っていた粉飾決算が発覚。
融資からたった3か月後、西大阪スチールはあっけなく倒産した。
この結果、東京中央銀行は融資額5億円全額を騙し取られることになってしまった。
出世に執念を燃やす浅野支店長は、その全責任を半沢一人に負わせようと画策。
東京中央銀行で異例のスピード出世を果たし、
常務にまで上り詰めた大和田にまで根回しをする。
東京中央銀行は、バブル期の膨大な不良債権に苦しんだ都市銀行が
合併して出来上がった「メガバンク」。
行内には、合併後も「旧・産業中央銀行」出身者、
「旧・東京第一銀行出身者」の派閥に分かれ、熾烈な権力争いを繰り返していた。
大和田常務は「旧・産業中央銀行」出身、浅野支店長も同行出身である。
そんな中にあって「旧・東京第一銀行出身者」の中野渡頭取は、
行内融和を唱え、派閥対立を鎮めるために苦心していた。
融資失敗の責任に関して、東京本店に呼ばれ聞き取り調査に出席した半沢は、
全責任を自らに負わせようとする上司たちに真っ向から反発し、
取られた5億円を取り戻すと宣言する。
何故ならそれが、半沢がバンカーとして生き残るための、唯一の道だったからだ─。
以上TBS半沢直樹HPより
今回はバブル期に入社し合併によってそれぞれの旧銀行の派閥が出来上がっていた。
まあ合併する事によりメリットとデメリットがありますから
どうしても違う会社が合併すればそれぞれの派閥が出来上がるのはある程度仕方ない事だ。
会社に入れば部署が違えば部署の言い分があるし、
それぞれの立場が違う。
私もそんな中で日々奮闘しているんだけれど、
会社って外から見るのと中から見るのでは全然違って見えるものだ。
部下の不始末を背負う中間管理職も大変だが、それ以上にその部下もまた大変だ。
ここで登場する半沢直樹は能力に乏しい支店長の強引なやり方で失態した
融資の事案の責任を負わされるという所から始まる。
直樹は融資課長としてはなかなかの実力者であり、
西大阪支店の融資課長として融資100億の目標に対して大きな功績を作っていた。
しかし銀行は1度の失敗で失脚する場所らしく
この失敗を取り戻せないと出世コースからは外れるらしい。
私は正直会社の出世には興味なくいかに
今ある仕事にベストを尽くすかだけを考えているんだけれど、
今の大変さを考慮するとそれ以上に大変な役割を担うには
1人ではとてもじゃないが体が持たない。
そうでなくても実際に使える人が限られている中で
どうやって機能させるか苦悩しているのに本当に使える人が限られるのは大変だ。
まして上司の仕事を手伝うような状況だから
上司の仕事をするための事務員が必要な現状を考慮すると
中小企業と大企業の差はあると思うが上司が頼りなかったり、
能力に欠くと本当に部下は苦しむ。
支店長の強引な融資決定の責任を負わされた直樹は
それを取り戻そうと粉飾決算して倒産し、行方を暗ました社長の行方を探す。
その一方で国税庁が査察に入り倒産した会社の資料を押収して行った。
そして直樹は行方を追った先でかつての自分を思い出しながら
この銀行に入行した経緯が描かれている。
どうやら直樹はある男に対して復讐するために入行したらしい。
そしてようやく倒産した会社の社長を見つけるも間一髪のところで逃げられてしまった。
そして直樹は今回の失態について聴取会に呼ばれる。
そこで直樹は失態を認めつつもそれを見抜けなかった
上層部にも落ち度があったと畳み掛けて取り戻してみせますと言い放ったのだった。
次回は5億の行方を捜すために再び倒産した会社社長の行方を追う。
果たして直樹は融資した5億以上を取り戻せるのか?
その隠し財産に注目だ。

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銀行も確かに金貸しではあるけれど、消費者金融や闇金よりは悪質ではない。
多くの会社は土地や資産を担保に融資を受けて事業展開している
現実があるだけに銀行も商売である。
当然融資しただけの金利を回収しなければ銀行経営も成り立たない訳であり
銀行も庶民の皆さんが預けるお金を回しながら融資をして回収して利益を得ていく訳だが、
これが回収できないとなれば全ては銀行の損失となり銀行経営を圧迫しかねない。
それは同時に税金も脱税する事になり結果的には国民がツケを払う事になる。
そんな銀行を舞台に融資課長として奮闘する半沢直樹が
支店長の不始末の責任を背負わされながらも
その不始末を取り戻そう反骨心で取り戻していく。
その奮闘ぶりをレビューしたい。
キャスト
半沢直樹演じる堺 雅人
半沢 花演じる上戸 彩
渡真利忍演じる及川光博
黒崎駿一演じる片岡愛之助
近藤直弼演じる滝藤賢一
中西英治演じる中島裕翔
江島 浩演じる宮川一朗太
岸川慎吾演じる森田順平
垣内演じる須田邦裕
角田周演じるモロ師岡
小木曽演じる緋田康人
東田 満演じる宇梶剛士
藤沢未樹演じる壇蜜
竹下清彦演じる赤井英和
近藤由紀子演じる山崎直子
相模演じる石黒英雄
大塚演じる永岡佑
脇屋演じる岡あゆみ
浅野 匡演じる 石丸幹二
中野渡謙演じる北大路欣也
大和田 暁演じる香川照之
他多数のキャストでストーリーが進行する。
ストーリー
東京中央銀行大阪西支店・融資課長の半沢直樹は、
バブル経済末期に銀行に入行したいわゆる「バブル入行組」。
それから20年ほど経過した現在、行内では業務の中心的役割を担う世代になっていた。
東京本店融資部に勤務する渡真利忍は、半沢と同期入行組であり、入行以来の親しい仲。
頻繁に助言をし、半沢をフォローし続ける。
一方家庭では、妻の花が、文句を言いながらも明るく実直な性格で夫を支える。
.
そんな半沢に、ある日突然支店長の浅野から強引な指示が下り、
西大阪スチールから5億円の融資契約を取り付けることになった。
しかも、新規の融資先にも関わらず条件は「無担保」。
この融資によって営業目標を達成した大阪西支店は、
名誉ある最優良店舗賞を初受賞すことになった。
しかし、一見優良企業に見えた西大阪スチールは陰で莫大な負債を抱えており、
それを隠すために行っていた粉飾決算が発覚。
融資からたった3か月後、西大阪スチールはあっけなく倒産した。
この結果、東京中央銀行は融資額5億円全額を騙し取られることになってしまった。
出世に執念を燃やす浅野支店長は、その全責任を半沢一人に負わせようと画策。
東京中央銀行で異例のスピード出世を果たし、
常務にまで上り詰めた大和田にまで根回しをする。
東京中央銀行は、バブル期の膨大な不良債権に苦しんだ都市銀行が
合併して出来上がった「メガバンク」。
行内には、合併後も「旧・産業中央銀行」出身者、
「旧・東京第一銀行出身者」の派閥に分かれ、熾烈な権力争いを繰り返していた。
大和田常務は「旧・産業中央銀行」出身、浅野支店長も同行出身である。
そんな中にあって「旧・東京第一銀行出身者」の中野渡頭取は、
行内融和を唱え、派閥対立を鎮めるために苦心していた。
融資失敗の責任に関して、東京本店に呼ばれ聞き取り調査に出席した半沢は、
全責任を自らに負わせようとする上司たちに真っ向から反発し、
取られた5億円を取り戻すと宣言する。
何故ならそれが、半沢がバンカーとして生き残るための、唯一の道だったからだ─。
以上TBS半沢直樹HPより
今回はバブル期に入社し合併によってそれぞれの旧銀行の派閥が出来上がっていた。
まあ合併する事によりメリットとデメリットがありますから
どうしても違う会社が合併すればそれぞれの派閥が出来上がるのはある程度仕方ない事だ。
会社に入れば部署が違えば部署の言い分があるし、
それぞれの立場が違う。
私もそんな中で日々奮闘しているんだけれど、
会社って外から見るのと中から見るのでは全然違って見えるものだ。
部下の不始末を背負う中間管理職も大変だが、それ以上にその部下もまた大変だ。
ここで登場する半沢直樹は能力に乏しい支店長の強引なやり方で失態した
融資の事案の責任を負わされるという所から始まる。
直樹は融資課長としてはなかなかの実力者であり、
西大阪支店の融資課長として融資100億の目標に対して大きな功績を作っていた。
しかし銀行は1度の失敗で失脚する場所らしく
この失敗を取り戻せないと出世コースからは外れるらしい。
私は正直会社の出世には興味なくいかに
今ある仕事にベストを尽くすかだけを考えているんだけれど、
今の大変さを考慮するとそれ以上に大変な役割を担うには
1人ではとてもじゃないが体が持たない。
そうでなくても実際に使える人が限られている中で
どうやって機能させるか苦悩しているのに本当に使える人が限られるのは大変だ。
まして上司の仕事を手伝うような状況だから
上司の仕事をするための事務員が必要な現状を考慮すると
中小企業と大企業の差はあると思うが上司が頼りなかったり、
能力に欠くと本当に部下は苦しむ。
支店長の強引な融資決定の責任を負わされた直樹は
それを取り戻そうと粉飾決算して倒産し、行方を暗ました社長の行方を探す。
その一方で国税庁が査察に入り倒産した会社の資料を押収して行った。
そして直樹は行方を追った先でかつての自分を思い出しながら
この銀行に入行した経緯が描かれている。
どうやら直樹はある男に対して復讐するために入行したらしい。
そしてようやく倒産した会社の社長を見つけるも間一髪のところで逃げられてしまった。
そして直樹は今回の失態について聴取会に呼ばれる。
そこで直樹は失態を認めつつもそれを見抜けなかった
上層部にも落ち度があったと畳み掛けて取り戻してみせますと言い放ったのだった。
次回は5億の行方を捜すために再び倒産した会社社長の行方を追う。
果たして直樹は融資した5億以上を取り戻せるのか?
その隠し財産に注目だ。



著者:池井戸 潤
出版:文藝春秋
(2007-12-06)

著者:池井戸 潤
出版:文藝春秋
(2010-12-03)