6月22日公開の映画「100回泣くこと」を鑑賞した。
この映画は卵巣がんで余命わずかの女性が事故でかつて付き合っていた時の
記憶を無くした男性と再び再会し残された時を過ごしていくストーリーである。
がんと知った時、余命わずかと知った時
果たして残された時間で何ができて何を伝えられるのだろうか?
この映画は卵巣がんで余命わずかの女性が事故でかつて付き合っていた時の
記憶を無くした男性と再び再会し残された時を過ごしていくストーリーである。
がんと知った時、余命わずかと知った時
果たして残された時間で何ができて何を伝えられるのだろうか?
4年前の事故でその前1年の記憶が失ったという原作にない設定らしいんだけれど、
その設定があるから逆に上手く描けている作品なのかもしれない。
余命を知った時人は色々な事を考えたり、
残された時間をどうするか考えるものだけれど、
1度は忘れてほしいと思いながら再び付き合う事になった2人は
失った記憶を思い出すにつれてその距離を縮めていく。
果たして2人が最後に取り戻す記憶と想いとは?
キャスト
藤井秀一演じる大倉忠義
沢村佳美演じる桐谷美玲
中村夏子演じるともさかりえ
武藤圭介演じる忍成修吾
小川恵子演じる波瑠
南雲演じる村上淳
藤井和代演じる宮崎美子
沢村康彦演じる 大杉漣
他多数のキャストでストーリーが進行する。
ストーリー
4年前のバイク事故で逆行性健忘症を患い、
事故以前1年間の記憶を失った藤井と、
彼の記憶からぽっかりと存在が消えてしまった当時の恋人、佳美。
ある日、2人は共通の友人、ムースとバッハの結婚式で運命の再会を果たす。
藤井は初めて出会ったはずの佳美に自然と惹かれ、
ずっと乗っていなかったバイクの修理に彼女を誘い、距離が近づいていく。
そして、藤井の記憶は戻らなかったが、
止まっていた時が動き出すように2人は再び付き合い始める。
佳美は4年間ずっと藤井を待ち続けていたはずなのに、
藤井にはかつて2人が恋人だったという真実を打ち明けようとしなかった。
そんなある日、藤井は佳美にプロポーズをする。
佳美は受け入れるが「1年間結婚の練習をしよう」と答え、2人は一緒に暮らし始める。
穏やかに過ぎる2人での生活。
しかし、佳美に病魔が忍び寄る……。
結末は劇場で観てほしいけれど、
今回のレビューとして4年前の事故でその前1年の記憶を失った秀一は
同僚の結婚式で佳美と出会いそこで意気投合する。
何故か以前あったような仕草をみせる。
実は2人は5年前に1年間付き合っていたのだった。
それを知らない秀一は何も知らずに佳美に付き合ってほしいと迫り、
そしてプロポーズしていくのだけれど、
そこで佳美は1年間結婚の練習をしようと佳美は言い出す。
そしてほどなく2人は同棲するのだけれど、
この時佳美は4年前に発症した卵巣がんに侵されていた。
それを秀一には伝えず2人は秀一のバイクを直しながら過ごしていた。
そしてある日の夜佳美は風邪で寝込んだがなかなか治らず
実家に戻ると称して病院に入院する。
そしてそこで佳美は卵巣がんが転移し手術で取り除けるかどうかという状況だった。
それを隠して秀一に嘘をついて父の具合が悪く実家に戻る事になったと告げる。
そんな中で佳美は同僚である夏子に秀一と幸せな時間を過ごしたいと思いつつも
私の事を忘れてほしいという想いも語った。
ここで秀一は実家に戻るとそこにかつて住んでいた住所のはがきが入っており
その住所へ行くとそこにはかつて2人で暮らしていた場所だった。
そしてそこで秀一は忘れていた記憶を取り戻していく。
そして夏子に佳美の事を聞きだすと佳美の病気の事で逃げ出したという事を告げられて、
なら忘れたままの方が良いと誰も言わないようにしていたのだった。
それを知った秀一は再び佳美に会う決心をするが、
佳美の父に佳美の事を忘れてほしいと告げられたのだった。
確かに佳美の父にとっては亡くなる佳美よりも
その人の人生を重視した一言だったのは間違いないし、
秀一も4年前はそれを受け止められるほどの状況でなかったという事でもあった。
しかし秀一はここで佳美と会ってこれまでの想いを伝えようとするのだった。
果たして秀一は佳美に何をしてあげることができるのだろうか?
結末は劇場で観てほしいけれど、
まず佳美の心境として女性として例え完治しても子供が産めない体になるという現実は
それだけでも非常に残酷な現実である。
秀一は将来的には子供のいる家族を描いていた事は
想像できるだけにそれなら私よりいい人がいると佳美が考えても普通であり、
そんな自分を残酷に受け止めるしかなかった。
4年前の秀一は気持ちの整理がつかずそのまま飛び出すのだが、
実は佳美のために指輪を買いに行ったのだった。
その戻る道で事故に遭って1年の記憶を失う。
その期間が佳美と付き合った期間だった。
その誤解を修正して行く時間だった訳でもあるけれど、
2人には辛い最期を迎えていく。
佳美が描いた未来に私がいないという事を知った中で佳美が残せること、
そしてこれからの秀一に伝える事を伝え、
秀一もまた佳美との最期の時間に佳美が望む事をしようとする。
2人が描いた未来は2人の心の中で永遠に残る事になった。
総評として佳美と秀一が過ごした時間はかけがえのない時間だった。
秀一は佳美がいい人と幸せになってほしいという言葉を受けて生きていく訳だけれど、
佳美にとっても残された時間で秀一に伝えたい事を伝えられたし、
亡くなるまで秀一と一緒に入れた事は幸せだったと思います。
残された時間の過ごし方を改めて考えさせられ、
そしてその後の事も考えさせられた作品でした。
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100回泣くこと (小学館文庫) [文庫]
著者:中村 航
出版:小学館
(2007-11-06)
100回泣くこと (フラワーコミックス) [コミック]
出版:小学館
(2013-06-10)
100回泣くこと 映画パンフレット 監督 廣木隆一 キャスト 大倉忠義、桐谷美玲、ともさかりえ、宮崎美子、大杉漣 [おもちゃ&ホビー]
出版:松竹
その設定があるから逆に上手く描けている作品なのかもしれない。
余命を知った時人は色々な事を考えたり、
残された時間をどうするか考えるものだけれど、
1度は忘れてほしいと思いながら再び付き合う事になった2人は
失った記憶を思い出すにつれてその距離を縮めていく。
果たして2人が最後に取り戻す記憶と想いとは?
キャスト
藤井秀一演じる大倉忠義
沢村佳美演じる桐谷美玲
中村夏子演じるともさかりえ
武藤圭介演じる忍成修吾
小川恵子演じる波瑠
南雲演じる村上淳
藤井和代演じる宮崎美子
沢村康彦演じる 大杉漣
他多数のキャストでストーリーが進行する。
ストーリー
4年前のバイク事故で逆行性健忘症を患い、
事故以前1年間の記憶を失った藤井と、
彼の記憶からぽっかりと存在が消えてしまった当時の恋人、佳美。
ある日、2人は共通の友人、ムースとバッハの結婚式で運命の再会を果たす。
藤井は初めて出会ったはずの佳美に自然と惹かれ、
ずっと乗っていなかったバイクの修理に彼女を誘い、距離が近づいていく。
そして、藤井の記憶は戻らなかったが、
止まっていた時が動き出すように2人は再び付き合い始める。
佳美は4年間ずっと藤井を待ち続けていたはずなのに、
藤井にはかつて2人が恋人だったという真実を打ち明けようとしなかった。
そんなある日、藤井は佳美にプロポーズをする。
佳美は受け入れるが「1年間結婚の練習をしよう」と答え、2人は一緒に暮らし始める。
穏やかに過ぎる2人での生活。
しかし、佳美に病魔が忍び寄る……。
結末は劇場で観てほしいけれど、
今回のレビューとして4年前の事故でその前1年の記憶を失った秀一は
同僚の結婚式で佳美と出会いそこで意気投合する。
何故か以前あったような仕草をみせる。
実は2人は5年前に1年間付き合っていたのだった。
それを知らない秀一は何も知らずに佳美に付き合ってほしいと迫り、
そしてプロポーズしていくのだけれど、
そこで佳美は1年間結婚の練習をしようと佳美は言い出す。
そしてほどなく2人は同棲するのだけれど、
この時佳美は4年前に発症した卵巣がんに侵されていた。
それを秀一には伝えず2人は秀一のバイクを直しながら過ごしていた。
そしてある日の夜佳美は風邪で寝込んだがなかなか治らず
実家に戻ると称して病院に入院する。
そしてそこで佳美は卵巣がんが転移し手術で取り除けるかどうかという状況だった。
それを隠して秀一に嘘をついて父の具合が悪く実家に戻る事になったと告げる。
そんな中で佳美は同僚である夏子に秀一と幸せな時間を過ごしたいと思いつつも
私の事を忘れてほしいという想いも語った。
ここで秀一は実家に戻るとそこにかつて住んでいた住所のはがきが入っており
その住所へ行くとそこにはかつて2人で暮らしていた場所だった。
そしてそこで秀一は忘れていた記憶を取り戻していく。
そして夏子に佳美の事を聞きだすと佳美の病気の事で逃げ出したという事を告げられて、
なら忘れたままの方が良いと誰も言わないようにしていたのだった。
それを知った秀一は再び佳美に会う決心をするが、
佳美の父に佳美の事を忘れてほしいと告げられたのだった。
確かに佳美の父にとっては亡くなる佳美よりも
その人の人生を重視した一言だったのは間違いないし、
秀一も4年前はそれを受け止められるほどの状況でなかったという事でもあった。
しかし秀一はここで佳美と会ってこれまでの想いを伝えようとするのだった。
果たして秀一は佳美に何をしてあげることができるのだろうか?
結末は劇場で観てほしいけれど、
まず佳美の心境として女性として例え完治しても子供が産めない体になるという現実は
それだけでも非常に残酷な現実である。
秀一は将来的には子供のいる家族を描いていた事は
想像できるだけにそれなら私よりいい人がいると佳美が考えても普通であり、
そんな自分を残酷に受け止めるしかなかった。
4年前の秀一は気持ちの整理がつかずそのまま飛び出すのだが、
実は佳美のために指輪を買いに行ったのだった。
その戻る道で事故に遭って1年の記憶を失う。
その期間が佳美と付き合った期間だった。
その誤解を修正して行く時間だった訳でもあるけれど、
2人には辛い最期を迎えていく。
佳美が描いた未来に私がいないという事を知った中で佳美が残せること、
そしてこれからの秀一に伝える事を伝え、
秀一もまた佳美との最期の時間に佳美が望む事をしようとする。
2人が描いた未来は2人の心の中で永遠に残る事になった。
総評として佳美と秀一が過ごした時間はかけがえのない時間だった。
秀一は佳美がいい人と幸せになってほしいという言葉を受けて生きていく訳だけれど、
佳美にとっても残された時間で秀一に伝えたい事を伝えられたし、
亡くなるまで秀一と一緒に入れた事は幸せだったと思います。
残された時間の過ごし方を改めて考えさせられ、
そしてその後の事も考えさせられた作品でした。
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100回泣くこと (小学館文庫) [文庫]
著者:中村 航
出版:小学館
(2007-11-06)
100回泣くこと (フラワーコミックス) [コミック]
出版:小学館
(2013-06-10)
100回泣くこと 映画パンフレット 監督 廣木隆一 キャスト 大倉忠義、桐谷美玲、ともさかりえ、宮崎美子、大杉漣 [おもちゃ&ホビー]
出版:松竹