１シーズン目の活躍は本当に見事だったし、

何より自信を持ってプレーしていた姿があった。

外国人選手には珍しく前線からの守備を献身的に行い、

アルビのサッカーに適応しようとする姿はサポーターの心を捉えた。

１シーズン目は１３ゴールを上げた。

しかし良くシーズン開幕当初はゴールが続いたものの

チームの低迷と共にマークが厳しくなりロペスが孤立するシーンが少なくなかった。

２年目のロペスは本当に気の毒だった。

ロペスに続くストライカーが不在という新潟史上でも

深刻な得点力不足に陥りロペスをサポートできる選手もいなかった。

それを１人で抱え込んでプレーしていた訳だけれど、

もう１人得点を取れるストライカーがいたらこんな苦しい残留争いもなかっただろうし、

ロペスはもっと活躍できたと思う。

そして復活を期した今シーズンは気持ちが空回りしてゴールできない日々が続き

７節で怪我によって離脱すると出番は殆どなかった。

その間に堅碁、岡本、武蔵らが台頭した事でＦＷに居場所を失っていた事も事実であり、

去就が注目されていた時期もあった。

そして秋田キャンプを終えた直後に今回の急な発表となった。

元々ロペスは期限付き移籍の選手だったので

それが３シーズン更新されていた訳だけれど、

おそらく今回更新されるに当たり６月に成績次第では話し合いにより

見直しもあるという条項があったのかもしれない。

これは実際の契約がどうなっているかわからないのであくまで推測でしかないが、

このまま残っても控えの可能性が高かった訳でもあり

ロペスにとってはＦＷで勝負するなら新天地で再起を図った方が良いとは思っていた。

ただ新潟スタイルにマッチした選手でもあっただけに

今回のお見送りのシーンが設けられただけでも実際に私が知る限り過去例が無い。

シーズン最終戦や終了後のフェスタでお別れにサポーターが集まる事はあったけれど、

シーズン途中ですからこういう機会を設けられた事は

それだけサポーターに愛されていたという事もあるし、

これが新潟スタイルという形でもあると思います。

私は残念ながらわかっていても仕事で行く事はできませんでしたので

移籍先で再び復活してくれる事を信じて送り出したいと思います。

そしてここからは現実的は話ですが、これにより当初の外国人枠が１つ空く訳です。

無論補強ということになるでしょうけれど、問題は何処を補強するか？

現実問題を考えると今の新潟には１０番が不在です。

レオ・シルバも成岡も１０番をつけなかっただけに

マルシオ、ミシェウと続いてきた司令塔タイプの選手が

今の新潟にとって１番必要ではあると思います。

特に２列目の人材不足は深刻でここまでのリーグ戦では

亜土夢、成岡以外では征也、三門が右ＳＨで起用されている位であり

それに続く選手がいません。

ＦＷについては堅碁の成長、達也が常時スタメン出場できる事と

岡本、武蔵と違ったタイプのＦＷがいるので４人で十分回せる状態ですし、

ボランチもレオ、三門、本間、宣福とここに成岡も回る事があるだけに

こちらも十分！

唯一センターバックが不足しているものの連携面があるだけに

ここは事実上３人体制で乗り切る事になるでしょう。

そうなるとやはり２列目ができる選手が今の新潟には必要です。

成岡をボランチに回すという手段もあるだけに

三門と併用とパスを回せるという点では右ＳＨができる選手がポイントになると思います。

１０番タイプの外国人なのか？それとも現在帰国予定の日本人選手なのか？

資金面もあるだけに可能性として大きな補強は見込めないものの

チームにプラスとなる選手を獲得できればと思います。



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