25日ドラマ「35歳の高校生」第7話を視聴した。

今回はティーンコートの実験校として模擬裁判が行われる事となった。

その内容はこれまで1軍だった美月が盗撮されている事による犯人捜しだったが、

美月は犯人は優奈だと言い出し亜矢子が美月の弁護をする事となり裁判が始まった。

当初は美月の証言に虚偽があり亜矢子は不利な状況が続く、

そしてその裁判の焦点は今度は美月を振った湯川に向けられ、

今度は湯川が被告人となる。

焦点は湯川の蹴った行為などの経緯が有罪になるかならないかだったが、

1軍メンバーは湯川が有罪にならない為にも2軍、3軍に対して圧力を掛ける。

亜矢子はこの状況を打開するために亜矢子が過去経験した事を判決の前に話だし

今の高校生たちの言えない心境を代弁する。

そして判決結果13対13で書記の阿久津が

有罪に投じて湯川は有罪となるシーンがメインだった。
ストーリー

ある朝、登校した亜矢子は、美月の様子がいつもと違うのに気付く。

しかも、他の1軍女子はリーダーだったはずの美月に対して、

手のひらを返したような態度をとっていた。

そんな中、国木田高校が、十代の少年少女が起こした犯罪を

同世代が陪審員となって裁くティーンコートの実験校に選ばれた。

自分の評価を上げたい小泉は、3年A組でティーンコートをやると申し出る。

小泉が生徒たちにティーンコートについて説明しようとしたとき、

美月が突然「私…盗撮されてるんです」と言い出す。

美月によると、盗撮写真は1ヵ月ぐらい前にいきなり送り付けられてきたもので、

以来ずっと狙われているらしい。

今にも泣きだしそうな美月は「こんな気持ち悪いところ出て行きたい」と小泉に訴えるが、

そんな美月を1軍女子は冷たく見つめる。

翌日、3Aでティーンコートが開かれる。

亜矢子は、クラス全員が気になっている美月の盗撮問題を議題にするべきだと提案。

すると美月は「犯人はわかってる。

優奈だ」と告発する。

それに対して、優奈は「言いがかりつけるのやめてよ!」と完全否定。

ついに、美月が原告、優奈が被告となって盗撮に関するティーンコートが始まった。

美月の弁護人に亜矢子。

優奈の弁護人は萌と梨花子が務めることに。

判決は、クラス全員の多数決に委ねられる事となった。

美月は、優奈は自分のことをずっと嫌っているから盗撮をしていたのだと証言するが、

美月の主張に疑問を感じた亜矢子は、美月の弁護人でありながら美月を問い詰める。

しかし、美月を盗撮したカメラの映像から、優奈が飼っている猫の映像が出てきて――

以上日テレ「35歳の高校生」HPより


今回は模擬裁判を高校生が行うというものだったんだけれど、

ティーンコートはアメリカでは実際に裁判所で実施されるそうだが、

今の時代は社会人になれば裁判員に選ばれる可能性がある訳で

その意味では授業で裁判の仕組みを知るのは良い事だと思う。

そして今回の事例だけれど、美月が1軍から外された事によって美月は孤立する。

そしてそこから美月は盗撮されたという事でその犯人は優奈だと名指して始まるのだが、

私も亜矢子の時代の人なので当時を振り返れば友達って言っていても

実際に友達という表現であって真に話せる相手じゃないという事が少なくないんですよね。

それは今社会人となって当時の人と続いている人が何人いるか?という事になる。

ちなみに私は1人もいない。

所詮友達とはそんなものだ。

今は社会人になってから交流ある人は増えた。

それは繋がりがある限り続いていくだろうけれど人生は社会人になってからの方が長い。

学生生活の12年もしくは16年は人生の最初のページにわずかにすぎない。

そこでどれだけの人と繋がり続けるか?

というのは本当に話せる相手なのかに掛かっているのだと思う。

私の場合はそういう友達なんていないから何時も自分で考え自分で決断を出す。

今回の事例では美月の虚偽で美月自身が追い込まれているけれど、

それはある意味悩んでも相談するという存在がいないという事を意味するものでもあった。

特に格差何て言っている状況ではそんな何でも話せる相手なんているようでいないのだ。

上が下に強制するようでは本音を話せる訳がない。

そんな状況を亜矢子は察しながら美月の証言を整合して行く訳だけれど、

そこで今度は美月が別の人を被告として訴える。

それは密かに付き合っていた湯川だった。

湯川は優奈と浮気してそれを問う美月を蹴とばしたのだった。

まあ男女間のいざこざではあるものの確かに目撃しメールまで

証拠がある以上通常ならそれは弁解の余地がない所なのだが、

この格差ある学級ではそんな常識論すら通じない。

1軍の特権で2軍以下に圧力をかけていたのだ。

力ある連中の常套手段ではあるんだけれど

その圧力を打開すべく亜矢子は自らの経験をここで述べるのだった。

これは人生経験が活かされる訳だけれど、

ここで教師がそんな自身の過去を述べても生徒に響かない事も少なくない。

しかしこれが生徒と同じ目線の亜矢子が言うと少し違った感覚で聞く事になる。

誰にも相談できる相手がいない・・・

圧力に支配されているクラス・・・

それはおかしいのではないか?

と亜矢子が問うのはそれが社会に出た経験ある人なら必ずそう感じるからでもあった。

会社の中では確かにあるんだけれど、会社以外ではそれはない。

今の生徒たちにはそれを知ってほしかっただろうし、

何より自らの意思で投票するように促した。

そして判決結果は13対13・・・

27人の生徒で書記の阿久津が投票していなかった。

通常の場合同票の場合は議長が決定権を委ねるケースだがここでは書記が最終投票をした。

結果14対13で有罪となった。

ここで無罪にしたらそれこそ圧力による投票とされてしまう訳で

1軍メンバーも阿久津に対して大声で圧力を掛けたもののどうも様子がおかしい。

どうやら阿久津はこのクラスの何かを握っているというしかないのだろう。

それが何なのかは今後出てくるだろうが・・・

本音を言えない今の世の中に対しての疑問定義を投げつけた回だった。

次回は学校裏サイトの監視を命じられた小泉は生徒たちの罠に嵌められてしまう。

果たしてこの状況で亜矢子はどう動くのだろうか?

その裏サイトに注目だ。

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