11日Jリーグ13第11節が行われ、
アルビレックス新潟はアウエーベストアメニティスタジアムで15位サガン鳥栖と対戦し
3対1でアルビレックス新潟がFW川又堅碁のヘッド、左足、右足でのハットトリックで
新潟では2010年のマルシオ以来4人目、
J1では新潟の日本人選手として初の快挙を達成して鳥栖に5度目の正直で勝利し、
4勝2分5敗勝ち点14得失点差-2で12位に浮上した。
この試合はメディアシップでのパブリックビューイングに参加して観戦しただけに
その時の喜びをサポーターと共に分かち合いました。
アルビレックス新潟はアウエーベストアメニティスタジアムで15位サガン鳥栖と対戦し
3対1でアルビレックス新潟がFW川又堅碁のヘッド、左足、右足でのハットトリックで
新潟では2010年のマルシオ以来4人目、
J1では新潟の日本人選手として初の快挙を達成して鳥栖に5度目の正直で勝利し、
4勝2分5敗勝ち点14得失点差-2で12位に浮上した。
この試合はメディアシップでのパブリックビューイングに参加して観戦しただけに
その時の喜びをサポーターと共に分かち合いました。
公式なパブリックビューイングとなると2年ぶりになるし、
実際に今季お忍びで2度PVを観戦している。
今日はあいにくの雨だったもののメディアシップの中という事で
整理券を求めて早く行ったものの・・・最後の方だったため席が前だったんですよね。
トークショーでは悪い位置じゃなかったのですが試合を観るには首が痛くなる位置でした。
まだメディアシップの20階に上がっていなかったので上がりましたが
さすがに雨では見晴しが良くありませんので今後機会があれば晴れた時に行きたいものです。
トークショーは今年から寺川スクールコーチが現役引退して戻ってきたので
色々な話が展開されましたが、
まだ戻ってきたばかりなのか選手の顔と名前が一致しないハプニングもありましたが、
これから寺川選手の指導でユースから昇格する選手が出てくると良いですね。
さて試合の方はこれまでJ1昇格後鳥栖とは2007年の天皇杯を含めて
4試合戦って4敗とさすがに5度目は負けられないと気合を入れて入った試合は
堅碁の覚醒を観る試合となりました。
覚醒した堅碁のプレーを振り返りたい。
アルビレックス新潟のフォーメーションは4−2−2−2
GK黒河
DF
右SB川口 CB大井 CBクナン 左SB坪内
MF
ボランチ 成岡 レオ
右SH三門 左SH亜土夢
FW 達也 堅碁
体調不良でジンスが欠場し、ロペスもベンチ外という状況でスタートした。
試合は前半2分にチャンスが訪れMF三門のCKから
FW堅碁がヘッドで決めて新潟があっさり先制する。
このヘッドは空中戦ではクナンへのマークが厳しくなるために
どうしても他の選手のマークがずれる。
そこに堅碁が走り込んで競り勝った。
これで落ち着いてプレーする事ができた新潟はさらに畳み掛ける。
この試合ではとにかく中盤でのプレスでボールを奪える
シーンが前半で多かった事も大きかった。
そして前半23分MF成岡が中盤で奪ったボールを
FW堅碁を経由してMF成岡がGKをかわして出したパスに
堅碁が左足で落ち着いて決めて新潟が早い段階で追加点を奪った。
このシーンは成岡が周りを良く観てそれに堅碁が確り中央でのポジショニングを取っていた事で
生まれたゴールだった。
これまでFWはロペスと達也のコンビだったが、
ロペスと達也ではタイプが被ってしまうために
どちらもサイドに流れるケースが多過ぎて肝心な時に中央に誰もない事があるし、
ロペスがサイドに流れると中央で競れる選手がいなくなる。
その点堅碁は確り中央でポジショニングする事で
1番ゴールに近い位置でプレーしてくれる事でゴールの確率が確実に上がった。
それにより堅碁と達也の役割が被らない事も大きい。
しかしその後鳥栖は怒涛の攻撃で新潟ゴールに迫るシーンが増えたもののリードした事で
守備陣が落ち着いて守備をして前半は2点リードで折り返した。
後半鳥栖の攻撃は続き苦しむ場面が続く、
そして後半17分左サイドを破られこれをMF野田に決められ1点差とされる。
このシーンは上手く相手の逆サイドに走り込まれた事が失点に繋がってしまった。
しかし新潟は後半21分FW達也がボールを奪い
それをFW堅碁に絶妙のパスで受けた堅碁が右足でゴールを決めて
J1ではエジミウソン、ペドロ、マルシオに続いて4人目の達成!
日本人選手では初となった。
本当にここまで冷静に枠を狙っている姿は
もう新潟のエースストライカーは堅碁だ!という事を自ら証明してみせた。
あのシーンは3人に囲まれたがわずかな隙間からシュートを放った姿は
これまでの日本人選手にない姿だった。
過去最高は矢野貴章の9ゴールだがこれを更新するのも時間の問題だ。
その後新潟は鳥栖の反撃を防ぐために次々とボランチを投入する。
最終的には5ボランチみたいになってしまったんだけれど、
これは考え方次第だけれどここまで極端な布陣を敷く事はなかった。
これだと仮に1点取られてしまうとこちらは守るしかできない。
実際にレオ、本間、三門、宣福、菊地と5人もボランチを入れる必要性があるとは思えない。
むしろトリプルボランチにして両SHと1トップの方がまだ理に適っている。
私ならここでは本間を入れて三門をボランチに下げてから
武蔵をSHに入れてカウンター攻撃を仕掛ける布陣にする。
私には絶対にないオプションだが菊地をトップ下に入れた意図を考慮すれば
もう守るしかないという合図よりもカウンターで切り崩すという意図も残すべきだったと思う。
サッカーはいつ何時攻撃しなければならないかわからないスポーツだからね。
結局このまま逃げ切り新潟が5度目の正直で鳥栖に勝利し上位浮上への足掛かりを掴んだ。
もうこの試合は堅碁の覚醒に尽きる。
3試合連続ゴールも素晴らしいけれど、
堅碁を起点とした攻撃が浸透した事でようやく得点の形というものが共有できるようになってきた。
堅碁が中央でポジショニングする事で両サイドは中央の堅碁目がけて
クロスとパスをすればというイメージができるようになった。
ロペスの時はそれが全くできていなかっただけに
この起点確立が本当に新潟にとって待望の攻撃の起点確立を結果で示した。
ストライカーというのは常にゴールに近い位置でプレーする事なので
堅碁はその条件を見事に満たしている。
特に空中戦でも競り勝てる事は1番大きい。
あとはこれは個人的に感じた事だけれど、
このメンバーで構成するならやはり成岡の攻撃力を活かしたい。
その上でボランチの組み立てを重視するなら成岡はトップ下にして達也を右に、
ボランチには本間を起用した方がバランスが良くなるのではないかと感じる。
これは三門を右で使うならという話だけれど、
確かにこの試合では右から何度か突破したシーンもあったけれど、
三門はボランチの運動量による守備で活きる選手だし、
中央から縦への攻撃が魅力なので確かに組立ではない。
ただ成岡をボランチに下げてしまうと攻撃力という点では少し物足りなくなるような気がする。
ただそれでも攻撃の形が形成された事の方が圧倒的に大きい試合だった。
次節は最下位の大分相手だがこれまで新潟のホームでは
あまり勝っていない相手なので油断できない。
ただ鳥栖同様に守備に不安を抱えているだけに
中盤でのプレスからの攻撃がこの試合でもカギを握る。
その前にナビスコ杯の東京戦で予選突破への望みを繋ぐ試合が待っている。
この試合ではレオ、坪内が出場できない。
本間と内田がどれだけカバーできるのか?
ジンスが間に合えば問題ないが、
間に合わなければ柳下監督は私の構想にないあの選手を使うつもりなのだろう。
このいい流れの中で5月の連勝街道を続けよう。

ブログランキングに参加しております。
アルビプレビュー開幕編2013 [ムック]
出版:ニューズ・ライン
(2013-02-23)
アルヒ゛レックス新潟フ゜レヒ゛ュー特別総集編2012 [ムック]
出版:ニューズ・ライン
(2012-12-15)
実際に今季お忍びで2度PVを観戦している。
今日はあいにくの雨だったもののメディアシップの中という事で
整理券を求めて早く行ったものの・・・最後の方だったため席が前だったんですよね。
トークショーでは悪い位置じゃなかったのですが試合を観るには首が痛くなる位置でした。
まだメディアシップの20階に上がっていなかったので上がりましたが
さすがに雨では見晴しが良くありませんので今後機会があれば晴れた時に行きたいものです。
トークショーは今年から寺川スクールコーチが現役引退して戻ってきたので
色々な話が展開されましたが、
まだ戻ってきたばかりなのか選手の顔と名前が一致しないハプニングもありましたが、
これから寺川選手の指導でユースから昇格する選手が出てくると良いですね。
さて試合の方はこれまでJ1昇格後鳥栖とは2007年の天皇杯を含めて
4試合戦って4敗とさすがに5度目は負けられないと気合を入れて入った試合は
堅碁の覚醒を観る試合となりました。
覚醒した堅碁のプレーを振り返りたい。
アルビレックス新潟のフォーメーションは4−2−2−2
GK黒河
DF
右SB川口 CB大井 CBクナン 左SB坪内
MF
ボランチ 成岡 レオ
右SH三門 左SH亜土夢
FW 達也 堅碁
体調不良でジンスが欠場し、ロペスもベンチ外という状況でスタートした。
試合は前半2分にチャンスが訪れMF三門のCKから
FW堅碁がヘッドで決めて新潟があっさり先制する。
このヘッドは空中戦ではクナンへのマークが厳しくなるために
どうしても他の選手のマークがずれる。
そこに堅碁が走り込んで競り勝った。
これで落ち着いてプレーする事ができた新潟はさらに畳み掛ける。
この試合ではとにかく中盤でのプレスでボールを奪える
シーンが前半で多かった事も大きかった。
そして前半23分MF成岡が中盤で奪ったボールを
FW堅碁を経由してMF成岡がGKをかわして出したパスに
堅碁が左足で落ち着いて決めて新潟が早い段階で追加点を奪った。
このシーンは成岡が周りを良く観てそれに堅碁が確り中央でのポジショニングを取っていた事で
生まれたゴールだった。
これまでFWはロペスと達也のコンビだったが、
ロペスと達也ではタイプが被ってしまうために
どちらもサイドに流れるケースが多過ぎて肝心な時に中央に誰もない事があるし、
ロペスがサイドに流れると中央で競れる選手がいなくなる。
その点堅碁は確り中央でポジショニングする事で
1番ゴールに近い位置でプレーしてくれる事でゴールの確率が確実に上がった。
それにより堅碁と達也の役割が被らない事も大きい。
しかしその後鳥栖は怒涛の攻撃で新潟ゴールに迫るシーンが増えたもののリードした事で
守備陣が落ち着いて守備をして前半は2点リードで折り返した。
後半鳥栖の攻撃は続き苦しむ場面が続く、
そして後半17分左サイドを破られこれをMF野田に決められ1点差とされる。
このシーンは上手く相手の逆サイドに走り込まれた事が失点に繋がってしまった。
しかし新潟は後半21分FW達也がボールを奪い
それをFW堅碁に絶妙のパスで受けた堅碁が右足でゴールを決めて
J1ではエジミウソン、ペドロ、マルシオに続いて4人目の達成!
日本人選手では初となった。
本当にここまで冷静に枠を狙っている姿は
もう新潟のエースストライカーは堅碁だ!という事を自ら証明してみせた。
あのシーンは3人に囲まれたがわずかな隙間からシュートを放った姿は
これまでの日本人選手にない姿だった。
過去最高は矢野貴章の9ゴールだがこれを更新するのも時間の問題だ。
その後新潟は鳥栖の反撃を防ぐために次々とボランチを投入する。
最終的には5ボランチみたいになってしまったんだけれど、
これは考え方次第だけれどここまで極端な布陣を敷く事はなかった。
これだと仮に1点取られてしまうとこちらは守るしかできない。
実際にレオ、本間、三門、宣福、菊地と5人もボランチを入れる必要性があるとは思えない。
むしろトリプルボランチにして両SHと1トップの方がまだ理に適っている。
私ならここでは本間を入れて三門をボランチに下げてから
武蔵をSHに入れてカウンター攻撃を仕掛ける布陣にする。
私には絶対にないオプションだが菊地をトップ下に入れた意図を考慮すれば
もう守るしかないという合図よりもカウンターで切り崩すという意図も残すべきだったと思う。
サッカーはいつ何時攻撃しなければならないかわからないスポーツだからね。
結局このまま逃げ切り新潟が5度目の正直で鳥栖に勝利し上位浮上への足掛かりを掴んだ。
もうこの試合は堅碁の覚醒に尽きる。
3試合連続ゴールも素晴らしいけれど、
堅碁を起点とした攻撃が浸透した事でようやく得点の形というものが共有できるようになってきた。
堅碁が中央でポジショニングする事で両サイドは中央の堅碁目がけて
クロスとパスをすればというイメージができるようになった。
ロペスの時はそれが全くできていなかっただけに
この起点確立が本当に新潟にとって待望の攻撃の起点確立を結果で示した。
ストライカーというのは常にゴールに近い位置でプレーする事なので
堅碁はその条件を見事に満たしている。
特に空中戦でも競り勝てる事は1番大きい。
あとはこれは個人的に感じた事だけれど、
このメンバーで構成するならやはり成岡の攻撃力を活かしたい。
その上でボランチの組み立てを重視するなら成岡はトップ下にして達也を右に、
ボランチには本間を起用した方がバランスが良くなるのではないかと感じる。
これは三門を右で使うならという話だけれど、
確かにこの試合では右から何度か突破したシーンもあったけれど、
三門はボランチの運動量による守備で活きる選手だし、
中央から縦への攻撃が魅力なので確かに組立ではない。
ただ成岡をボランチに下げてしまうと攻撃力という点では少し物足りなくなるような気がする。
ただそれでも攻撃の形が形成された事の方が圧倒的に大きい試合だった。
次節は最下位の大分相手だがこれまで新潟のホームでは
あまり勝っていない相手なので油断できない。
ただ鳥栖同様に守備に不安を抱えているだけに
中盤でのプレスからの攻撃がこの試合でもカギを握る。
その前にナビスコ杯の東京戦で予選突破への望みを繋ぐ試合が待っている。
この試合ではレオ、坪内が出場できない。
本間と内田がどれだけカバーできるのか?
ジンスが間に合えば問題ないが、
間に合わなければ柳下監督は私の構想にないあの選手を使うつもりなのだろう。
このいい流れの中で5月の連勝街道を続けよう。



出版:ニューズ・ライン
(2013-02-23)

出版:ニューズ・ライン
(2012-12-15)