27日Jリーグ13第8節が行われ、

アルビレックス新潟はホーム東北電力ビックスワンで5位鹿島アントラーズと対戦し、

2対3で前半6分に不意の失点を許してから鹿島の強かなサッカーに屈したものの

最後までゴールを目指し続けて今シーズン初のリーグ戦複数得点を上げて

2勝1分5敗勝ち点7得失点差−5で暫定13位のままだった。

強豪との対戦が続いた4月は課題と希望が見えた4月となり

5月へ向けて自信を持ってプレーしたいところだ。
先週の横浜戦で勝ち点を取れていた事で4月は最悪の事態からは

抜け出しただけにこれからどう浮上して行くか?というところに入っている。

ただまだまだ戦術が浸透し切っていないために攻撃の形が完成していないのも事実である。

これまでの新潟はエジミウソン、マルシオ、ミシェウという攻撃のキーマンから

サッカーを展開してきたが、今年は今のところロペスなのか達也なのか

ハッキリしない部分がどうしても強い。

攻撃の形が明確でない以上はどうしても不安定な攻撃に終始してしまうものだ。

ただそれでも点が取れれば良い訳なのだが、

この試合では防げた失点だっただけにこの点も踏まえて振り返りたい。

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アルビレックス新潟のフォーメーションは4−2−2−2

GK黒河

DF

右SB川口 CB大井 CBクナン 左SBジンス

MF

ボランチ 三門 レオ

右SH成岡 左SH亜土夢

FW 岡本 堅碁

ロペス、達也が故障でベンチ入りを外れ、川口がトップ昇格後初先発してスタートした。

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試合は前半からFW岡本が積極的にシュートを放ち鹿島ゴールを脅かす。

入り方としては実にいい形で入り、

これまで欠けていたゴール前での積極性は岡本がその積極性を発揮してくれた。

しかしその直後の前半6分中盤の一瞬の隙を突かれて

鹿島がMF柴崎のロングシュートがGK黒河が前に出ていた事を見て放ったシュートは

GK黒河のキャッチングをはじいてそのままゴールに吸い込まれた。

ペナルティエリアに近い位置なら仕方ないが、

30メートル以上もあるロングシュートを入れられるようでは油断していたと言わざる得ない。

これは完全にGKとして最低でも枠外にする事だ。

通常なら前に落としても相手は誰もいない訳で慌てる事もないが、

黒河の場合どうしても前に出るケースが多くそこを狙われた。

今の新潟にとって先取点を許すとそれを返すだけの力がある訳じゃないので

この時間帯の失点でチームとして波に乗れない状況に追い込まれてしまった。

その後新潟は再三CK、サイドからの突破を試みるが

今日のメンバーで攻撃のキーマンは誰なのか?という部分が正直欠けていた。

今のチームになってから攻撃のキーマンは誰か?

と問われると7試合ロペス、達也が先発してきたので2人という感じになっていたが、

攻撃のキーマンとして考えると物足りなさがある。

それ以上に中盤でゲームを組み立てるという部分でどう組み立てるのか?

というのがまだ定まり切っていない。

速攻から素早くクロスを上げる訳でもなく、

突破を計って突破する訳でもなくこのシステムを考慮した時中盤で組み立てるか?

サイドからの突破を計るか?というのが主な流れになる。

もちろんカウンターも含めてだが、サイドを突破できるだけの突破力ある選手もいない。

もしいるならサイドで突破を採算は勝って崩していけばよいが、

現状のメンバーでは中央で組み立てながら

サイドバックの連携で突破して行くのが本来望ましいのだが、

守備に回る時間が長くサイドバックのオーバーラップが少ないために

サイドに人数が足りないケースも少なくない。

ヨンチョルやマルシオがいた時はそれで突破ができてしまったけれど、

1人で突破できないなら2人で突破する位の事が必要だ。

この試合では川口、ジンスが何度かいい突破をみせていたけれど、

2人の突破力を活かし切れていないのが現状サイド攻撃が強くない所だ。

亜土夢も元々は2列目の飛び出しの選手だし、

成岡はゲームメーカータイプなので突破というタイプじゃない。

本当にこのシステムを活かすのなら2列目にロペス、達也を使った方が活かせると思う。

二人の突破力があるし、パスの精度も良い。

それによってFWの組み合わせを変えるというなら成岡をボランチかトップ下、

亜土夢をトップ下か以前にも務めたFWという選択肢があっても良いと思う。

システムと目指すサッカーを考えると

今の先発メンバーのポジションが適任なのか?というのがある。

ただ今日のようにロペスも達也もいないとなると

サイド2人の連携をした上でボランチがサイドバックをカバーする事が必要だ。

今の新潟のシステムは攻撃のキーマンに対して

マンツーマンでの守備が主体なので

確かにこれだとフィールドプレーでは潰せる。

しかし今課題のセットプレーだとその選手以外の選手がノーマークになり易い。

私は個人的にフィールドプレーの時はマンツーマンで良いが

セットプレーの時はポジショニングで良いのではないかと思う。

ただ今の守備隊系を本格的に修正するとなると13節が終わった後にしかできないだけに

当面はこの課題を試合で修正できる部分は修正したいところではある。

前半については柴崎のゴール以外で鹿島にそれほどビックチャンスがあった訳じゃないし、

自信を持って守れていただけに勿体ない前半の失点だった。

攻撃面ではチャンスはあった訳でCKからの精度を向上させたい。

後半新潟はメンバーチェンジをしてきたのだが、

私はここの采配は少し疑問だ。

これは私だったらになるんだけれど、

サイドからの攻撃と中盤からの展開を考えた時にポストプレーをしている堅碁、

積極的にゴールを狙っている岡本の2人は確実に残すとして

サイドの突破と中央からの展開を考慮した時展開力ある

成岡をボランチにして征也を右サイドハーフに入れる。

しかし交代したのがFW岡本でこの試合ではFW登録ある選手は1人もいなかっただけに

この交代は柳下監督とすればFWでキープと展開できる選手が必要と判断したのだろうが、

私はシュートを積極的に放っていた岡本を代えたのは

ビハインドを追う点ではマイナスになってしまったと思う。

そして新潟は後半10分にCKからFWダビィに決められ

またもセットプレーの守備から失点した。

今季11失点したけれどうちフィールドプレーで失点したのが

わずか4失点でセットプレー(PK、FK、CK)から7失点だ。

守備が脆いのではなくセットプレーの集中力と守るポイントに問題があると思う。

決められた選手については意外な選手に決められているケースが目立つ。

ダビィのような選手に決められるのは仕方ないにしても

さすがに普段決める事が少ないDFにノーマークになっているケースがある。

これはマンツーマンの弊害というべき現象だと思う。

確かにマンツーマンはその選手を封じる効果はあるが、

その選手の動き次第で周辺ががら空きになるケースがある。

今の新潟はそのがら空きになった部分を突かれている。

この試合でもダビィの1失点は仕方ない。

しかし山村のゴールについてはそこにポジショニングしている選手がいれば

防げた可能性が高い。

セットプレーについてはポジショニングを重点に守備をした方が個人的には良いと思う。

マンツーマンだと守備のスペースが空くケースがある。

2失点した時点で三門に代えて宣福を入れたけれど、

ここで三門を代えるなら最初から征也と交代すべきだったと思う。

三門がボランチに残ればレオが上がれるだけに

まだ宣福をこの点差で使う意図が何処にあったのか?というところだ。

新潟も反撃は後半22分に右サイドの征也の突破からFWに上がった

成岡が決めて1点差としたがその後またもセットプレーで2点差に開かれるも

ここで最後のカードはDFクナンをFWに上げるために成岡を下げてDF水輝を入れた。

この試合の展開ではこれ以外に手が無かったのも事実なのでこのオプションはありだと思うし、

これ以上のオプションが無かったのも事実だ。

それでも最後はセットプレーからDF大井がゴールを決めて新潟は敗れたものの

ロペス、達也が欠場した中で今シーズン初のリーグ戦複数得点を上げた。

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もう課題は十分見えているだけにこの試合そのものが勝てなかったという試合ではない。

お互い中2日という事もあり鹿島はベテランばかりなので

後半は運動量はなくても確りセットプレーから得点を目指した。

それだけの精度あるキッカー野沢の存在が大きい訳だけれど、

それを差し引いてもセットプレーの失点が多過ぎるだけに

この課題をどう克服して行くのかという部分だけが残った。

セットプレーさえ乗り切っていたらこの試合勝ち点を取れた試合だと感じていただけに

セットプレーとフィールドプレーの使い分けが必要だ。

あと攻撃面については戻すとサポーターの中にはどうして戻す?

という声が聞こえてくるが、

フィールドでプレーした人ならわかると思うがあの視点からだと

中央に人が揃っておりパスの出しどころがない。

それゆえ選択肢として1度戻す事で最終ラインから

サイドへパスを供給する必要があるのだが、

その意味ではセンターバックとボランチが

両サイドでサイドチェンジ含む展開が必要な訳で

その中で両サイドの飛び出しをどう見ていくか?というタイミングもある。

ただ後ろで回す事が悪いという風習だけは止めてほしい。

バルサのサッカーがそうだけれど昔は戻す事すら許さないサポーターだったが、

今はやり直しを認めるようになった。

真っ向勝負しても破れないならやり直してチャンスを伺う事も必要だ。

そしてビハインドの時は中盤を省略して前線の何枚に合わせて落とし

跳ね返されたらボランチが拾うという形が望ましい。

戻す事=悪いではなく、戻す事=やり直しも良し!

というサッカー論もあるんだという事だ。

あとうちの場合はサイドを使うとしても2人以上でサイドを使わないといけない。

1人だけで突破できるほどの突破力と戦術でない訳だから、

それを運動量とフォローして補う必要はある。

私自身2トップに高さあるFWがいる事で高いクロスも有効だし、

もっとサイドバックが突破する機会が増えれば上手くスペースに入り込めると思う。

次節は清水戦だけれど守備が建て直った清水相手なので

簡単な相手ではないが先取点を取れば十分勝機があると思う。

セットプレーではマンツーマンではなくポジショニングを重視して

それぞれのポジションは必ず死守する事を重点に置いてほしい。

5月反攻をここから始めよう!

alb2013.04.27(05)


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