20日Jリーグ13ヤマザキナビスコカップ第1節が行われ、

アルビレックス新潟はホーム東北電力ビックスワンで

大分トリニータと対戦し、

1対1で先制されたがDF濱田水輝のヘッドで追いついたが勝ち越せずドロー発進となった。

J1で10年目の新潟は予選リーグ初突破へホーム3連戦初戦を勝ち点3を取りたかったが

攻撃の形と相手の守備を固められた時の崩しに課題を残す結果となった。
10年目のナビスコ杯だけれど、

これまで2011年シーズンに予選方式が途中で変更になった事によるベスト8入り以外

これまで8度予選リーグ敗退が続いている。

昨年もあと1勝足りず3位だったが、

今季は若手を使いながら予選突破を目指していく事になる訳なんだけれど、

如何せん4月5月とタイトな日程の中で戦わなければならず

ベテランを休ませて若手中心にこの予選と突破しなければならない。

3月は第1節しか戦わないが4月からは連戦が続く。

その中で若手がどれだけ活躍するかで予選リーグ突破が決まってくる訳だけれど、

その試金石となるホーム初戦ではシーズンに入ってからの

攻撃に対する課題を浮き彫りにした格好だ。

しかしその中で1つの攻撃の形も見え出してきただけに

その部分について振り返りながら試合を振り返っていきたい。

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アルビレックス新潟のフォーメーションは4−2−2−2

GK竹重

DF

右SB菊地 CB水輝 CBクナン 左SBジンス

MF

ボランチ レオ 本間

右SH成岡 左SH亜土夢

FW 岡本 ロペス

リーグ戦からGK竹重、DF菊地、ボランチ本間、FW岡本を入れてスタートした。

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試合は前半から大分の速いプレッシャーに苦しみ思うように展開できない。

まず攻撃なんだけれど、

ここまで達也が先発してドリブル突破から攻撃の起点を作っていたが、

この試合では達也が不在という事で誰を起点に攻撃するのかというのが最初は見えなかった。

これはこれまで10年間の新潟がそうなんだけれど、

起点となる選手がいる時はその選手に集めて展開して行く。

J1昇格数年はエジミウソンが4年目から7年目はマルシオが

そして昨年まではミシェウが起点だった。

そして今季はこれまで達也になっているんだけれど、

起点頼みになってしまうとどうしても起点を失った時に攻撃の形が作れない。

大分の戦いぶりを観ていると起点になる選手は不在だったが

チームとして戦術が確り構築されており、

この試合での前半29分の失点も縦パス1本だった。

確かにこれを封じられると厳しいが、

縦パスにサイドから攻撃と選手が確り戦術を理解していた。

しかし新潟はサイドから崩すのか中央から強引に突破するのか

というのがまだ中途半端に感じる。

元々上位と戦う時にはカウンター勝負になるケースがあるので

上位と対戦する場合はそれでも良いのだが、

これが下位に対する場合今日のように手詰まりになってしまう。

これがエジミウソンがいた時代はエジミウソンの個人技で打開したし、

マルシオがいた時代はマルシオのFKでこじ開けたが全て選手の能力頼みだった。

ゆえにその選手がいないと全く戦術が機能しないのが新潟の長年の課題だった。

私自身今の柳下監督の戦術という理解度については

やはり柳下監督は中央よりもサイドから崩そうという意図がある。

ゆえにサイドから崩すにはサイドハーフ、サイドバックからの攻撃の厚みが必要だ。

ボランチとFWのセンターラインはサイドを開けるために

引き付けて中央に固まったところでサイドの選手がサイドから突破、クロスを狙う。

特に今季はセットプレーでは絶対的な高さがある訳で

この試合でもセットプレーからDF水輝が鮮やかなヘッドでゴールを決めている。

これもクナンという193cmの選手がいるために

その他の高い選手をマークできなかったから生まれたゴールだ。

それゆえ同点にされてからの大分のコーナーキックからの守備は

全員が引いて守るというところまで追い込んでいる。

昨シーズンだったらまず有り得ないケースだが今シーズンは有り得るケースだ。

そうすれば普通にカウンターを受けるケースはまずない。

後半の大分はシュートは1本しか打たせていない。

何度か中盤で奪われてゴール前まで迫ってきたがDF陣が確り抑えている。

この試合での失点は集中力を欠いたシーンでのカウンターによる失点だったが、

今季の新潟はセットプレーとそのリスタートによるプレーの集中力に課題がここまである。

流れからの失点については開幕戦とこの試合の2失点のみなので

守備全体は崩されている訳じゃない。

ただ展開するに当たって強引に突破しようとする前線、展開に余裕のない中盤、

まだ完全に連携の精度が未完成な最終ラインと全体の連携に課題がまだある。

前半は1対1で折り返した。

後半は最初こそ押し込まれるケースもあったけれど、

次第に相手を追い込んだ。

特にロペスに代わって堅碁を投入してからは堅碁がポストプレーヤーとなって

サイドからの攻撃という起点になった。

ロペスの場合はどちらかというと前線の突破するタイプだが

堅碁は一呼吸おいて中盤に戻して展開するタイミングを図れていた。

昨年岡山でそういうプレーをし続けていた事もあるのだろうが、

練習を観ていてもシュートの精度も上がっていたし、

何よりゴールへの意欲は岡山へ行く前より増していた。

柳下監督が目指す攻撃を考えると堅碁をリザーブにせず先発で使った方が

私は攻撃の役割をハッキリできると思う。

ロペスと達也だと身長差はあるもののどちらかというとプレースタイルが

突破という部分で被ってしまう。

ゴール前で打開し切れないのは同じタイプのFW故とも感じるし、

2トップでは1人がフィジカルの強いポストプレーヤー、

もう1人が突破を得意とする選手を起用する事でタイプの違う組み合わせが必要だ。

終盤の堅碁、岡本の2トップも個人的には悪くない。

岡本も突破力はあるし、決定力もある。

2トップのタイプが決まると攻撃の形も作り易いもので、

次第にサイドから崩そうという意図は選手達に感じさせた。

ただ最後までゴールは崩せなかったものの攻撃の形という点では

1つのヒントを見つけられたのではないかと思う。

守備面についてはレオの加入によってクナン、水輝が飛び出しても

その空くスペースを確り埋めているし、本間も上手くバランスを取ったプレーをしていた。

ボランチはレオ、三門、本間の3人で回すが

ナビスコでは本間を起用してレオと三門のどちらかを休ませる方向で良い。

最終ラインについては現状クナンとジンスだけが唯一固定だが、

個人的には大井より水輝を起用して連携の精度を上げてほしい。

クナン、水輝については90分間走り切るだけのスタミナがあるし、

2人がいる事で高さが大きな武器となる。

現状右SBが5人もいながら怪我人などで本職でない選手がプレーしている始末だ。

私のサッカー論としては例え経験が少なくても

本職の選手を起用するというのが私の考え方なので

わざわざベテランに近い複数ポジションを守れる選手を

起用する必要は正直ナビスコ杯ではない。

この試合の選手構成を考慮すれば川口をベンチ入りさせて

途中出場させるなら私なら最初から先発で行けるところまで

プレーさせた方がチームの為にも彼の為にもなる。

そうすれば控えにCBの選手も控えられるだけに

柳下監督がまだ川口は早いと感じてこの起用になったのだろうが、

私ならこの起用は絶対にない。

まあ柳下監督がそう判断したのだからそれが正しいのでしょうけれど、

指揮官の判断ならそれに従うというのが今シーズンの方針なので

その起用に対してこういう起用の考え方もあるのでは?

という1つの考え方と捉えてほしい。

ただ残り時間のプレーを観ていると

今後5試合のナビスコ杯では川口を右SBで使える目途はついたと思うし、

選手は使っていかなければ成長しないので

ナビスコ杯で川口が結果を出して

その上でリーグ戦での右SBのレギュラーを奪うのが新潟にとっては理想の形だと思う。

いずれにしてもまだまだ攻撃陣に課題を残す結果となった訳だが、

現状今のFWの組み合わせを考えた時には達也の起用法次第で前半勝負にするのか?

それとも後半勝負にするのか?なのかもしれない。

同点の局面であれば達也のドリブルは活きるんだけれど、

リードを許した時にはドリブル突破では打開し難いだけに

そうなると高さのある4人のFWを起用して行く事になる。

達也がいるといないで空気が変わるというのは

3試合で十分感じただけに考え方次第では

4−3−3(4−2−1−3か4−1−2−3)システムも視野に入れて良いのかもしれない。

次節のナビスコ杯はお休みなので次はリーグ戦浦和との対決となる。

残念ながら次節は仕事で欠場になるんだけれど、

達也と水輝に会うために浦和から大挙押し寄せるという情報が

既に入っているのでその場で是非達也にゴールを決めてほしいところだ。

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