6日第17回(2012年)日本インターネット映画大賞が

発表されました。

この賞は1996年に第1回を開催して以来、

今回で17回目を迎えました。

もともとはパソコン通信の@nifty映画関連フォーラムに

より共催されてきた企画で、

以前はニフティ映画大賞と称していました。

Blogが広がってからブロガー中心になった

この賞も名称が変わってから8回目となりました。

日本映画部門

作品賞(ベストテン)

1位 104点 桐島、部活やめるってよ

2位 93点 鍵泥棒のメソッド

3位 87点 おおかみこどもの雨と雪

4位 83点 ヒミズ

5位 59点 ロボジー

6位 55点 のぼうの城

7位 53点 ポテチ

8位 49点 夢売るふたり

9位 45点

麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜

この空の花 長岡花火物語

監督賞8票

園子温 「ヒミズ」「希望の国」

細田守 「おおかみこどもの雨と雪」

主演男優賞9票

染谷将太 「ヒミズ」

主演女優賞8票

二階堂ふみ 「悪の教典」「ヒミズ」

助演男優賞6票

山田孝之 「その夜の侍」「のぼうの城」「悪の教典」

助演女優賞7票

安藤サクラ 「愛と誠」「かぞくのくに」「その夜の侍」

広末涼子 「鍵泥棒のメソッド」

ニューフェイスブレイク賞7票

能年玲奈 「グッモーエビアン!」「カラスの親指」

橋本愛 「アナザー Another」「HOME 愛しの座敷わらし」「ツナグ」「桐島、部活やめるってよ」

音楽賞7票

愛と誠

ブーイングムービー賞5票

貞子3D

投票者数ランキング24人

桐島、部活やめるってよ

思い入れ度ランキング6.429点

この空の花 長岡花火物語

アニメ賞

おおかみこどもの雨と雪

外国映画部門

作品賞(ベストテン)

1位 88点 レ・ミゼラブル

2位 61点 アーティスト

3位 60点 007 スカイフォール

4位 59点 アルゴ

5位 57点 最強のふたり

6位 49点 ヒューゴの不思議な発明

7位 44点 ダークナイト ライジング

8位 43点 ドラゴン・タトゥーの女

9位 42点 ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

10位 39点 戦火の馬

監督賞8票

ベン・アフレック 「アルゴ」

主演男優賞7票

ヒュー・ジャックマン 「リアル・スティール」「レ・ミゼラブル」

主演女優賞6票

メリル・ストリープ 「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」

助演男優賞5票

ハビエル・バルデム 「007 スカイフォール」

助演女優賞14票

アン・ハサウェイ 「レ・ミゼラブル」「ダークナイト ライジング」

ニューフェイスブレイク賞3票

トーマス・ホーン 「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」

ルーニー・マーラ 「ドラゴン・タトゥーの女」

音楽賞11票

レ・ミゼラブル

ブーイングムービー賞4票

ダークナイト ライジング

投票者数ランキング18人

アーティスト

レ・ミゼラブル

思い入れ度ランキング4.889点

レ・ミゼラブル

アニメ賞

フランケンウィニー

これ以外の詳細につきましては

http://www.movieawards.jp/00300a2012.html

をご覧下さい。


今年はTwitterの投票を拡大した事により昨年の減少に歯止めを掛けられたという感じですが、

今回の投票では邦画は人気作や良作が多かった事もありかなり激戦となりましたが、

桐島、部活やめるってよが激戦だった作品賞を制しました。

作品賞関連では他に出演した橋本愛さんがニューフェイスブレイク賞を受賞しており、

若手主体の映画が取った印象を強めた感じとなりました。

他の部門賞を見るとヒミズの園子温監督、

ダブル主演した染谷将太さん、二階堂ふみさんが

それぞれ主演賞を受賞するなど2人の演技を導き出した園子温監督の手腕が評価された感じです。

今回は部門賞同票受賞が3部門に渡っており、

それだけ効つけるのが迷うほどだったのだと思いますし、

それだけ印象深かったのだと思います。

ニューフェイスブレイク賞では今年あまちゃんに主演する能年玲奈さんと

共演する橋本愛さんが受賞するという形になりましたが、

2人は2010年作品賞を取った「告白」に出演しておりそこからブレイクしている人も多く、

橋本愛さんは2年前にはニューフェイスブレイク賞2位だっただけに

今回は能年玲奈さんがニューフェイス、橋本愛さんがブレイクという印象が強いですね。

今回はアニメ賞を新設し部門賞最上位の作品に与えるという事で

今回は細田守監督のおおかみこどもの雨と雪が受賞しました。

この賞を投票制にすると作品賞上位と

投票トップが違う逆転現象が起きる可能性が非常に高いだけに

この方式で決めたのは誰もが納得する形になったと思います。

そして投票者数では作品賞を取った桐島、部活やめるってよが

取っているだけにそれだけ多くの人の支持を集めましたが、

その中で5票以上対象の平均得点数で決める思い入れ度ランキングでは

この空の花 長岡花火物語が受賞するという

こちらの作品は公開規模が新潟県を中心とした

地方とミニシアターという公開規模が少なかった故に

これが全国規模の公開だったら作品賞1位だったかもしれないほどです。

平均得点数を考慮するとそれだけ得票した方の多くは素晴らしいと評価されたのだと思います。

残念ながら今年のブーイング作品には貞子3Dが選ばれてしまいました。

話題性では抜群だったのですが、数多く映画鑑賞している方々にとって

貞子のウイルスの免疫が付き過ぎており全く怖くなく、

3D料金だった事もあり貞子金返せ!というほどの方もいたほどでした。

ホラー作品はリング、らせんをやった頃から色々やり尽くしてしまった事もあり

映像よりも本当に心理的に怖いと思わせる作品でないと評価されないのかもしれません。

一方外国部門では私自身は昨年あまり洋画を観なかった事もあり

作品賞だけの投票に止まりましたが、

その中で獲得したのが昨年12月下旬に公開された

レ・ミゼラブルがわずか15日間しかない中で年間1位に輝いたのには驚きました。

毎年年末に公開される作品は映画賞には不利と言われる中で

これだけの支持を受けるのはある意味驚きです。

2位のアーティストがアカデミー賞受賞作品として鳴り物入りで

4月公開だった事を思うとレ・ミゼラブルはアーティストを

はるかに上回る作品だったという事になるでしょう。

レ・ミゼラブル関連で各部門賞で得票を得るなど

レ・ミゼラブル一色の外国映画部門となりました。

ただ昨年にハリーポッターシリーズが終了したり、

人気シリーズが多く終了してしまった事もあり、

全体的に外国映画の低調をそのまま表に現れてしまった格好です。

今回はツイートでも受賞した公式Twitterから喜びのコメントがされているし、

かなりリツイートで広がった事もあり低調だった

得票数も来年は少し改善するのかもしれませんね。

来年も多くの作品の中からそれぞれ思い入れある作品

並びに監督、俳優、音楽に対してよかった作品を

数多く取り上げられればと思いますし、

より多くの方々に日本インターネット映画大賞の投票に

参加してほしいと思います。

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