うちの予算ではなかなか獲得する事が難しいと思っていた両選手だけに

年俸とレンタル料だけ獲得できた事はフロントは良くやってくれたと思うし、

何より田中達也選手が新潟を新天地に選んでくれた事は本当に嬉しい限りだ。

彼が浦和との契約満了を知った時に年俸の条件さえクリアできれば

獲得してほしい選手の１人だっただけに獲れないだろうと考えていた分

獲得できた事は予定していた以上の収穫と言える。

一方浜田選手もロンドン五輪予選では大輔と共に本選出場に貢献してくれたけれど、

チームで出場機会に恵まれずシステムの代表と異なったために

最終的には本選出場を逃しただけに、

代表と同じ４バックの新潟ならこれまで活かせなかったプレーも

活かせる環境があるだけに十分活かしてくれる事だろう。

そして昨年３０日には鹿島からＦＷ岡本英也選手を完全移籍で獲得しており、

２０１１年シーズン福岡で最下位のチームで３０試合８ゴールを上げているだけに

こちらも新潟にとって高さと決定力あるＦＷが獲得できた。

この３選手についてだけれど、岡本選手は２トップとしての起用を考えれば

決定力と高さがあるので新潟に欠いていた高さと決定力あるＦＷでは堅碁と共に期待できる。

対して田中達也選手は堅碁、岡本、武蔵と違い身長こそ低いが

身体能力はかなり高くＦＷならＣＦもＷもでき、さらに２列目でもプレーできる。

新潟にとっては前線でどこでもプレーできる選手が少ないだけに

どこで起用しても活かせる選手で、さらに決定力とドリブル突破は一流だ。

ただ怪我が絶えないだけに９０分間のプレーは難しいと思う。

その点では途中出場で流れを変えられる選手としても起用できるので

身体能力が高い武蔵は達也に弟子入りして学ぶところが多いだろう。

浜田選手は大輔と五輪予選でＣＢを組んでいたので

４−４−２システムの４バックのＣＢの一角としてプレーする事になるだろう。

空中戦に強くフィジカルも強いだけに足りないのは

実戦経験だけだから経験を重ねれば大輔同様大きく成長する事だろう。

達也も浜田も浦和の３−６−１（３−４−２−１）システムと戦術では

起用する場所がなく出場に恵まれなかっただけに

新潟の４−４−２（４−２−２−２）システムには適した環境になると思う。

１月４日現在で決まった来季の布陣は

退団、移籍

ＧＫ小沢（契約満了）

ＤＦ石川（仙台移籍）

ＭＦ小林（契約満了）、アラン（移籍期間満了）、ミシェウ（契約満了）、中村（山形移籍）

ＦＷブルーノ カスタニェイラ（新潟シンガポール移籍）

残留、加入

ＧＫ渡辺

ＤＦ

内田、ジンス、川口（ユース昇格）、浜田（浦和から期限付き）

ＭＦ

三門、レオ・シルバ、小谷野、酒井 宣福、藤田、菊地、小塚（新人）

ＦＷ

川又堅碁（復帰）、鈴木武蔵、岡本英也（鹿島から完全）、田中達也（浦和から完全）

計１６選手

ＦＷについてはこれでほぼ固まったと見ても良い。

ロペスが期限付きなので交渉が纏まらないケースでも十分行けるしタイプの違うＦＷが４人揃った。

あとはＧＫ、ＤＦ、ＭＦになる。

現状から考えるとＧＫ黒河、東口は残留、

ＤＦは大井、竜馬、繁人、坪内は残留、大輔、村上が微妙、

ＭＦは本間、亜土夢、ヨングンは残留、木暮は微妙、

ＦＷは平井はガンバ復帰、貴章は移籍へ、ロペスは微妙だ。

ＦＷは残り１枠という感じなのでここにロペスを残すのか？

それとも外国人ＦＷか攻撃的ＭＦかになる。

来季の外国人体制はレオ・シルバ、ヨングン、ジンスともう１人が

ロペスかそのほかの外国人選手の４人になるだろう。

あとは黒河以外のＧＫの獲得が急務だけに６月まで黒河と２種登録の本田、

そしてもう１人いないと乗り切るのは難しいだけに次ぎはＧＫをまず決めたいところだ。

ＦＷ陣はほぼ聖域なしの総替えになるだろうが、

これも今シーズン慢性的な得点力不足という事で比較的決断し易くなっているのも事実だ。

色々な入替えはあるものの期待できるだけの選手は揃いつつあるだけに

希望を持った戦いを期待したいところだ。



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