25日2012プロ野球ドラフト会議が行われ、

注目された大阪桐蔭の藤浪晋太郎投手は

オリックス、千葉ロッテ、東京ヤクルト、阪神との競合の末、阪神が交渉権を獲得した。

大学球界NO.1右腕の亜細亜大学の東浜巨投手は

横浜、埼玉西武、福岡との競合の末福岡が交渉権を獲得した。

その他1年間浪人した菅野智之投手は巨人が単独1位指名で交渉権を獲得し、

メジャー挑戦を表明していた花巻東の大谷翔平投手は北海道日本ハムが指名した。

これで2012プロ野球ドラフト会議が終了し

競合した選手と複雑な指名が入り混じったドラフトとなった。
まず高校生では大阪桐蔭の藤浪晋太郎投手は阪神が交渉権を獲得した。

阪神はこれまでクジ引きで12連敗中という中で13度目の正直で引き当てたけれど、

藤波投手としても阪神は地元の大阪桐蔭に通い続けた事もあり

住み慣れた球団でプレーするのは良い事だと思う。

ただ阪神は他球団より注目される球団なのでそのプレッシャーに負けないでほしいところだ。

そして亜細亜大学の東浜巨投手は福岡が交渉権を獲得した。

名前から巨人に入団してほしいと願ったようだけれど、

交渉権を引き当てたのが王さんだったのでその点では

やはり運命的なものがあったと言って良いだろう。

そして1年間浪人した菅野智之投手は予定通り巨人が単独で1位指名をした。

1年間浪人してまで入ったけれど、

入って終わりではないのでこれで本当に1軍で活躍できるのか注目したいところだ。

ただ過去浪人して入団した江川卓投手、元木大介選手は入団後かなり苦しんだだけに

短命で終わらない事を祈りたいところだ。

そしてメジャー挑戦を表明して注目された花巻東の大谷翔平投手は北海道が強行指名をした。

この時点では北海道が大谷投手に対して脅迫指名したという位置づけになるんだけれど、

その理由は4年前にできた鎖国制度が発端だ。

現在MLBボストンレッドソックスで活躍する田沢純一投手がドラフトを経ずに

メジャー入りを果たした事で危機感を抱いたNPBがそういう選手を阻止するために

MLBと直接契約した選手に対してMLB球団と契約終了後

大卒、社会人が2年、高校生は3年NPBへの入団を拒否するという制度を作った。

つまりMLBと直接契約した場合NPBでは事実上プレーできないという事だ。

ただBCリーグなどの独立リーグではプレーできるが、

事実上選手の日本追放制度でもある。

ただこの制度はドラフトに指名されない選手には適応されない。

ドラフトで指名された時点で適応される制度だ。

早い話不合理な制度ではある。

この時点で北海道とMLB球団どちらとも交渉はできるが、

MLB球団を選んだ場合は3年間NPBでプレーできなくなるだけに

これは北海道が悪いのではなく制度が悪い。

今の時代WBCで勝つためにはMLBでプレーする選手が増えない限り

上位進出も難しくなっていく。

その意味で直接メジャーへ行く選手がいたとしても

私はこれも時代の流れであると感じる。

だからといってNPBのレベルが落ちるとは思わないし、

NPBもそれだけレベルの高いリーグにする事がこれから求められる。

人気が落ちるというのではなく、

国内リーグであるNPBのレベルアップ並びに人気向上を

さらに励んでいく必要があるだろう。

たた私としては大谷投手がいきなりメジャーへ挑戦したとしても

高校生では直接メジャー契約を勝ち取れるほど甘い世界じゃないし、

仮にルーキー、A1からスタートすると月給10万円程度で

毎日バスで各地を転戦しなければならない。

もちろん通訳はいない。

そう考えると私は北海道との契約できる権利を得ている事は悪い選択肢ではないと感じる。

それでも行くというのであればその意気込みを応援したいし、

プロ野球ファンの1人として1日でも早く鎖国制度廃止を訴えていきたいところだ。

それぞれの球団に入団する選手たちは入団してからは全員同じスタートラインだ。

ここからどれだけ活躍する選手が出てくるのか楽しみにしている。

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