10月20日公開の映画「ペンギン夫婦の作りかた」を鑑賞した。

この映画は原作辺銀愛理の「ペンギン夫婦がつくった石垣島ラー油のはなし」の実話を

映画化した作品で中国人男性と日本人女性の夫婦が石垣島に移住して暮らし始め

そこで石垣島のラー油を作り始めて評判を呼び、

中国人男性が日本に帰化する決意を固めて帰化を目指していくストーリーである。

石垣島のラー油の実話を元に作られており、

日本で唯一の苗字である辺銀夫婦が日本人夫婦になるまでの姿が描かれており

夫婦愛は国境を超える事ができる姿としても捉えられるし、

どうして石垣島でラー油だったのかも描かれており成功までの過程も描かれている。
今は日中問題が深刻化しているので快く思わない人もいるかもしれないけれど、

私はこの話は国の関係を持ちこむつもりはないし、

偶々出会った相手が中国人だっただけであるので

結婚する相手が何処の人だったとしても

このお話はお互いの夫婦愛が描いたストーリーであるので

あくまで実話のストーリーについてどう感じてどう思うのかを綴っていく。

石垣島は沖縄の島々の1つで本当にのどかな地域だ。

そんなところに東京から移住してきた辺銀夫婦が

辺銀夫婦になるまでの姿が描かれていく訳だけれど、

いざ帰化するとなると実際に色々な手続きがあり長期に渡って

日本で生活しないと認められないものである。

ましてその家庭は漢字の読み書き及び日本語の熟練度などなど

日本の生活に適応できなければ認められないものであるが、

日本人の配偶者がいると帰化手続きはある程度軽減される。

そんな2人が石垣島でラー油を作り成功するまでの過程と

帰化して辺銀夫婦になるまでどんな過程を経る事になったのかレビューしていきたい。

キャスト

歩美演じる小池栄子

ギョウコウ演じるワン・チュアンイー

帰化審査官演じる深水元基

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

フリーライターとして東京で働いていた歩美は、中国で出会ったカメラマンと国際結婚。

しかしその後、夫の会社が倒産し職を失ってしまう・・・。

歩美は落ち込む夫を気晴らしに石垣島へ連れて行く。

そこで出会った大自然、温かい心、

そして美味しい食材にすっかり二人は魅了され、移住する事に!

職のアテも無い二人は共通の趣味である”食”を活かし、

石垣島の食材で使った全く新しいラー油を作ろうと思い立つ!

苦労しながらも気持ちを込めて作ったラー油。

しかし1つも売れない。

それでも前向きな二人に新たなチャンスが舞い込んだ!

以上「ペンギン夫婦の作りかた」HPより


結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとして中国人のギョウコウと国際結婚した歩美は

東京でフリーライターとして働き、ギョウコウはカメラマンとして働いていた。

しかしギョウコウの出版社が倒産した事で一度行ってみたかった

南国石垣島へ二人は旅で訪れる。

しかしこの旅でのどかな風景、美味しい料理と食材がすっかり気に入った

ギョウコウと歩美はそのまま石垣島に移住する事を決めるのだった。

しかし全くあてのない歩美とギョウコウはまずあて探しを始める。

あてがないと家を借りる事ができなかったからだ。

そしてようやく地元の人の好意により石垣島に移住する事ができた

ギョウコウと歩美はそこでまず職探しとしてギョウコウは畑仕事、

歩美はお店の手伝いをする事になった。

まあ石垣島ではそんな位しか職が無いのが現状ですからね。

そんな中でギョウコウと歩美は地元の人たちとの交流を重ねていく事でより親密になった。

他の住民の好意があったからこそここに移住しようと思った訳ですからね。

そしてそんな中二人はフリーマーケットのチラシを見てある事を思いつく。

それはギョウコウが中国で覚えていたラー油作りで

それを石垣島の食材で作る事だった。

確かにラー油も住んでいるところの食材で作れる物ですからね。

そしてそれを地元の人たちの協力で食材を調達してできたのが石垣島で作ったラー油だった。

しかし実際に売りに出したものの結局殆ど売れずに残ってしまった。

まあ最初から味もわからない物を買いませんからね。

困ったギョウコウと歩美は売れ残ったラー油を

地元の親しくしている人たちと東京の友人に送った。

それが評判を呼んで注文が殺到してギョウコウと歩美は

本格的にラー油作りを始めるのだった。

やはり物事は試しというのが必要だという事が良く解りますね。

それが口コミで広がっていく事になり、評判となる。

良いという人が広めてくれるとものは大きく動きますからね。

そしてそんな中でギョウコウは歩美に日本に帰化したいと告げて

二人はギョウコウの帰化の審査を受けるのだった。

果たしてギョウコウと歩美が辺銀夫婦になった経緯とは?

結末は劇場で観てほしいけれど、

このストーリーの流れはギョウコウと歩美が辺銀夫婦になるまでの過程が

中心なのでその中でこれまでの二人の経緯が綴られている。

もちろん中には夫婦喧嘩した事もあるし、誤解もあるんだけれど、

それでも夫婦喧嘩するほど仲が良いという格言が二人にはピッタリだ。

辺銀という苗字誕生も実に面白いんだけれど、その意味が実に二人らしいと感じた。

どんな夫婦でもそうでありたいものです。

総評として二人に国境を越えた夫婦愛は

石垣島という南国でラー油作りするという形で今でも続いている訳ですけれど、

ラー油の成功が国境を越えて1つの国の人になろうと決意した

夫の妻への愛の大きさを感じたし、

愛は国境を越えられるしそこはあくまで書類の中での話である。

中には他の国の人と結婚して帰化した人もいる訳で

その中の1つのお話だけれど、国は違っても愛に国境がない。

二人はこれからも石垣島でラー油を作ってペンギンのように愛していくのだと思います。

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