16日サッカー国際親善試合日本対ブラジル戦がスタディオン・ウロツワフで行われ、

0対4でブラジルの個人技と多彩な攻撃の前に尽く破られ

世界最高峰の実力差を魅せつけられたが、着実に日本の力が上がっている事も計れた。

試合は前半から日本がフランス戦と違い積極的にボールを回す。

しかし前半12分一瞬の隙からMFパウリーニョのゴールで先制すると、

前半26分にはDF今野がPKを献上しこれをFWネイマールが決めて追加点を許した。

日本もFW本田のシュートなどで応戦するが前半は2点リードされて折り返した。

後半ブラジルは開始早々3分にFWネイマールに再び決められリードを広げられるが、

日本もMF香川のシュートも枠を捉えられず、

逆に後半31分ブラジルはカウンターからMFカカに決められ完全に試合を決められると、

日本も最後まで攻め続けたがゴールを割れず完敗に終わった。

これでザックジャパンは現時点での世界最高峰との実力差を痛感させられたが、

全く手が出なかった訳じゃない希望を繋ぐ大敗となった。
これだけの世界最高峰の攻撃陣を要するブラジルに対して

尽くゴールを破られた事は本当に今の実力を測る上では良かったと思うし、

こういう大敗から次を目指す目標となるので

この敗戦そのものは大きなショックではなく、

この悔しさを次のレベルアップにつなげてほしいというのがこの試合の意図である。

ザックも一度は大敗しておいた方が今後の為になると考えていただろうし、

日本らしいパスワークで攻めた結果なので

それがどこまで通用するのかを試した試合だった。

この試合で通用した部分と通用しなかった部分は何だったのか?

ザックジャパンのフォーメーションは4−2−3−1

GK川島

DF

右SB内田 CB吉田 CB今野 左SB長友

MF

ボランチ 長谷部 遠藤

右SH清武 トップ下中村憲剛 左SH香川

FW本田

ザックジャパンとして初めて本田がFWで先発起用されポストプレーヤーとして起点として起用された。

まず先発メンバーだけれど私は本田のFWは反対だったんですけれどね。

理由は確かに本田を1トップで起用すればボールは収まるが

その分FWらしいプレーを観る事はできないし、

高さで勝負できる選手が本田だけに限られるという事だ。

ここに最初から香川をトップ下に先発させ左SHに乾を起用するならこれもありだと思うが、

中村憲剛をトップ下に使うのならこの起用は反対だ。

やはり本田はMFの選手でありトップ下かボランチで起用してこそ

本田のパスとキープ力は活かせる。

ハーフナーは確かにボールをキープ力に欠けるが、

その分高さという点ではブラジルセンターバックと競っても

勝てるだけの高さがある。

私ならハーフナーを1トップで起用して本田をトップ下にした。

試合は前半から1トップの本田を起点にゴール前まで迫る。

しかしブラジルCBの堅い守備に最後まで迫れない。

そしてここからブラジルは凄かったんだけれど、

最終ラインからトップまで運ぶ速さが本当に速い。

気が付いたらゴール前に選手がいるという感じだ。

最もブラジルの昔からのイメージだとボールを回しながら

崩していくスタイルが主流だったんだけれど、

この試合では中盤で組み立てるというイメージは少なく、

CBとボランチが最終ラインからパスを素早く出してゴール前に迫っているイメージだった。

ゆえに殆どボールに対応できず人数も揃わない中で

前半12分にボランチから飛び出したMFパウリーニョに豪快に決められた。

普通のチームならこの位置からは簡単には決められないが、

ブラジルはここから決めてくるのだから凄いの一言だ。

ゴール前を確りガチガチに固めればゴール前にブロックは造れると思うけれど、

そんな戦術に進歩はないという事で日本は最後までゴール前をガチガチで固めなかった。

南アフリカW杯の時は日本はゴール前をガチガチにして固めたけれど、

それは未来無きサッカーと言われた。

そこから今日本は脱却を図ろうとしている訳で、

その意味でこれだけ攻撃最強の相手に対して

どれだけ守備が耐えられるかがポイントでもあった。

そして前半26分にPKを献上してFWネイマールに決められた。

これは仕方ない。

前半はそれでもFW本田のシュートなどで脅かすシーンは作れていた。

後半日本は開始早々にブラジルの攻撃に晒され

後半3分にFWネイマールに再び決められて試合はほぼ決する。

しかしその直後に日本はMF香川がゴール前に迫るもシュートは枠外となった。

後半17分にMF中村憲剛に代えて乾、MF長谷部に代えて細貝を投入した。

しかし思うようにゴール前に迫れず後半31分ブラジルはカウンターから

MFカカに決められ日本はブラジルとの差を徹底的に見せつけられて試合は終了した。

後半終了間際の交代はあまり意味を成さないんだけれど、

それでも今の実力を知れたのは良かったし、

ブラジル相手に4失点はしたけれど、

攻撃が全く通用しなかった訳じゃなかった。

その点については日本代表の成長を感じるし、

一昔前ならゴール前を固めてカウンター勝負しか点が取れなかった訳だから

自分たちの形で崩そうとしたプレーは日本代表の成長を感じさせるところだ。

ただやはり世界最強の攻撃陣を防ぐには前掛かりでは防ぎ切れないのも事実であり、

やはりある程度現実的な戦いは必要だと感じる。

ブラジルでも守る時は6人で守るように、

日本も守備はある程度固めてカウンター攻撃を狙えるメンバーを揃える事も必要だと感じる。

欧州の強豪国でもブラジル相手ならゴール前を固めてカウンター勝負をする

国も多い訳だからイタリアのように余程守備が強固なら別だが

現実的な戦いが必要だと感じたもの事実だ。

ただこれはブラジルやスペインら世界最強と言われる国に対してであり、

フランスでの戦いを見ると確実に日本は欧州で中堅国より

上の力を持つ国である事は感じた。

これもレギュラーの半数以上が欧州の強豪クラブで

レギュラーで出場しているからに他ならない。

香川のマンU、本田のCSKA、長友のインテルを中心に

それ以外にも吉田のサウサンプトン、内田のシャルケ、清武のニュルンベルク、

細貝のレーバークーゼン、乾のフランクフルトと上げたら欧州CL、

欧州Lに出場経験や出場しているクラブが多くレベルの高いリーグで

数多くの選手がプレーしている。

こういう選手がレギュラー11人全員が常時出場するメンバーになれば

フランス相手にも互角に戦えるだろうし、

ブラジルともここまで点差のない戦いを繰り広げられると感じる。

これはジーコが強豪リーグでプレーする事が強化の近道と

常々訴えていた事を実践した結果でもあり、

これが長い年数プレーする選手が増えれば確実に代表のレベルは向上するだろう。

北京の時に世界の厳しさを突きつけられた本田、香川、長友、内田、吉田らが

世界に飛び立ち今があるようにそれに続く選手が出て来た事で

次へ繋がる選手が成長していく事がさらに必要だ。

今はブンデスリーグ中心だけれど、ブンデスリーグもリーグレベルでは

プレミアに続くレベルのリーグだから格差あるスペインリーグより接戦である。

そう考えると今後もブンデスリーグを目指して日本選手は飛び立っていく事になるだろう。

この試合の経験を今後選手たちはどう活かし、そしてどう成長に繋げていくのか?

それがこれからの楽しみであり来年のコンフェデレーションズカップで

再びブラジルと再戦した時にさらに成長した代表選手たちのプレーを

観る事ができれば良いと思う。

次はW杯最終予選オマーン戦だけれど

ここで勝利すればほぼ予選突破が見えてくる。

確り勝利して今年の戦いを締め括ろう!

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