12日(日本時間13日)サッカー国際親善試合フランス対日本戦がスタッド・ド・フランスで行われ、

0対1で日本がフランスの猛攻に耐えた後半43分カウンターから

MF香川のゴールで勝利し日本はフランス代表に

初めて勝利し日本の成長を大きく世界にアピールした。

試合は前半からホームのフランスが圧倒的にサイドからチャンスを作りゴールを狙うが、

日本は組織的な守備でフランスにゴールを許さない。

日本は攻撃に出ようとしてもフランスの速いチェックの前に

ゴール前になかなか迫れず前半43分ゴール正面でFKを与えるが、

GK川島がFWベンゼマのFKをセーブして前半を折り返した。

後半落ち着きとフランスのサッカーに慣れた日本は

次第にボールを持てるようになるがそれでもフランス守備陣の堅い守備を破れない。

そして後半17分にMF中村憲剛に代わってMF乾を投入してから流れが変わりだし、

日本はセレッソトリオでゴール前に迫りフランスゴールを崩し始めた。

しかしフランスもエースFWリベリを投入してゴールに迫ってくるが

組織的守備でゴールを許さない。

そして後半43分フランスのCKを防いだ日本は

DF今野からのカウンターから右サイドを駆け上がった

DF長友からのクロスにMF香川が決めて日本がフランスから先制点を上げる。

そしてそのまま逃げ切り日本がフランスのホームで初めてフランスに勝利した。

これでザックジャパンは欧州遠征で強豪フランスの歴史的な勝利を上げて

次はブラジルとのアウエー戦に挑む。
フランスとの初めての対戦から18年・・・

あの時は1対4で世界との差を魅せつけられた。

あの時フランス代表の選手が日本も20年後には強くなるよと

冗談を言っていた事を今でもよく覚えているが、

それから18年を経て20年経ずにフランスの聖地である

スタッド・ド・フランスで歴史的な勝利を上げるまで日本は成長した。

この試合はフランスにとってもW杯予選スペイン戦前の前哨戦という事もあり

調整試合ではなく確実にホームで勝利し弾みをつける試合だったはずだ。

その中でいかにスペイン戦に通用する選手を見極める必要性がある試合でもあったが、

そこに日本が見事に立ちはだかった。

ザックジャパンにとってFW前田、MF本田、岡崎を欠いて

どういう試合をやるのかも注目だったし、

何より欧州のアウエーで欧州トップクラスのフランス相手に

どれだけのサッカーができるのか?その試金石でもあった。

最初こそ香川が機能せず、殆どフランスの時間だったが、

後半乾を投入してから香川が輝きだした。

その香川が輝きを取戻し、強豪とどう戦うべきなのかを振り返りたい。

ザックジャパンのフォーメーションは4−2−3−1

GK川島

DF

右SB酒井宏樹 CB吉田 CB今野 左SB長友

MF

ボランチ 長谷部 遠藤

右SH清武 トップ下中村憲剛 左SH香川

FWハーフナー

前田の代わりにハーフナー、本田の代わりに中村憲剛、岡崎の代わりに清武が入り始まった。

試合は前半からフランスのサイド攻撃に日本は再三再四守勢の時間を強いられる。

これは欧州の強豪とのアウエーでは十分想定できた事だし、当然と言えば当然だ。

ただ確りサイドを固め、中央も確り固めた事でチャンスを作られるも、

確り体を入れて決定的場面を作らせない。

これは欧州で揉まれている選手たちが多い今の代表では

それだけ当りの強い相手と戦っているので十分対応していた。

CKも再三与えたがFWハーフナーを入れていた事で空中戦対策は十分できていた事で

ハーフナーが再三空中戦でチームを救ってくれていた事も大きかった。

本来なら前田がここで起用されているのだろうけれど、

この試合においては守備という点でどうしても高さで勝てる選手が必要だった。

その点でハーフナーがいる事でCKでは

その力は存分に発揮していただけに

なかなかこれだけ世界レベルのディフェンス相手に簡単に敗れない事を

十分承知していただけにCK対策では十分役割を果たしていた。

フランス代表は10年前まではジダンという稀代の司令塔が君臨していた時代は

黄金の中盤で徹底的に崩してきたものだけれど、

今のフランスはウイングとサイドバックからのサイド攻撃で崩していくサッカーに変わった。

その意味ではフランスがこの10年で稀代の司令塔が引退してから

紆余曲折を経ている姿を感じるものだ。

フランスは前半FWベンゼマを中心にゴールを狙ってくるも

そこは日本の組織的な守備でゴールを許さず、

最大のピンチだった前半43分のFKをGK川島が防ぎ前半を無失点で折り返した。

正直前半で無失点で折り返せれば勝機はあると感じていただけに

前半はフランスのサッカーと世界レベルのサッカーを体感した前半だった。

後半日本もフランスのサッカーと世界レベルのサッカーに知った事で戦い方を見い出す。

後半日本は相手を恐れずに本来のサッカーを展開しようとしていた。

前半はゴール前すら運べなかったが、

後半はサイドから崩してゴールを目指す

ザックジャパン本来のサッカーを展開するようになったし、

フランスの手打ちを前半で適応した事でその隙を突けるようになった。

そして後半17分に日本はMF長谷部に代わってMF細貝、

MF中村憲剛に代わってMF乾を投入し、

2列目はセレッソ時代にトリオを組んだ乾、香川、清武の形成になり

香川は左SHからトップ下に移った。

これまで香川が代表ではトップ下で輝けなかった。

それはW杯3次予選で徹底的なマークを受けた事もあるが最大の理由は連携面にあった。

香川のプレースタイルは連携面の精度が非常に重要となる。

本田のように中央から周りを活かすより中央から

切り崩すタイプの香川にとって左右で連携できる選手が必要不可欠だ。

それはドルトムントで成功したのは両サイドとCFとの連携が上手く行った事もあるし、

ペナルティエリアで決定的な仕事をする選手にとって

両サイドハーフのサポートと連携は必要不可欠だ。

その意味で左に乾、右に清武が入った事でこれまでクラブで

半年間再三連携してきただけにお互いのプレースタイルを熟知している事で

次のプレーで何をすべきか良く解っている。

後半17分からの日本は香川の輝く時間になった。

そしてサイドから乾、そして長友が左から崩すシーンが何度も観れた事で

フランスゴールを破る光がここから見えてきた。

しかしフランスもFWリベリを投入してゴール前に迫るも、

GK川島、そしてディフェンス陣がゴールを固めて得点を許さない。

そして迎えた後半43分フランスのCKをカットしたDF今野が駆け上がり、

右から上がってきたDF長友にボールを繋ぎ、

そして右からのクロスにMF香川が飛び込んで

これを決めて日本がフランスからゴールを奪った。

この前にザックは無失点で切り抜くためにハーフナーを下げてMF高橋を投入した。

これはイタリアなら当然の常套手段であり、

イタリア伝家の宝刀であるカウンター攻撃で突破する事を想定した。

高さでは不利だったが組織的に守っていた事で

守れる確信がザックにはあったのだろう。

そしてこのまま試合は終了し、日本はフランス相手に初めて勝利し、

しかもフランスのホームでの勝利は世界に日本の成長を大きくアピールする試合となった。

まずこの試合確りアウエーの戦い方をした事は当然だったし、

アジアと違った戦い方をできていた。

アジアではアウエーでもホームと同じような戦い方をするケースが少なくないけれど、

欧州のアウエーでの世界レベルの国との戦いではこういう戦い方は当然だ。

最初からボールをポゼッションされる事はわかっていたので

確りアウエーの戦いができていた。

その中でどうやって得点を狙うのかがポイントだったけれど、確かに前半は何もできなかった。

しかし前半で選手たちがフランスのサッカー、

そして世界レベルのサッカーを体感するのに時間は掛からなかった。

それは多くの選手が欧州の強豪クラブでプレーしているだけに、

世界4大リーグであるプレミア、セリエA、ブンデスリーガで強豪と対戦している

香川、長友、吉田、清武、酒井宏樹、長谷部らは

その試金石を測るための前半だったといえる。

しかし後半になるとそのレベルを熟知した事で

次第に自分たちのサッカーでどうやって破るべきなのかを十分理解して攻めた。

特に後半17分からはボランチに細貝を入れた事で中盤を徹底的に潰し、

左SHに乾を入れた事で香川がトップ下に回って、

これで日本は大きくシステムが機能した。

私がザックジャパンになってから香川のプレーを観ているけれど、

この試合で初めてトップ下の香川が輝いた試合だったと思う。

これまでは連携面不足もありトップ下でも輝けず、

本田がトップ下で輝く姿の後塵に配した。

でもこの試合で香川がトップ下で輝けるシステムを見つける事ができた。

それがセレッソ時代に半年間トリオを組んだ乾と清武だった。

半年間だったけれどお互いのプレーを熟知していた事でプレースタイルも解っていたし、

乾とはJ2時代から長い時間共にプレーした。

それによって2列目はセレッソトリオの再結成した事によって香川は輝きを取り戻した。

ザックもこの試合で世界とどれだけ戦えるかも熟知しただろうし、

香川の輝ける形をこの試合で見つける事ができたのは非常に大きな試合だったと思う。

香川と連携抜群の選手と一緒なら香川は代表でも輝ける事を証明した試合だったし、

フランスのホームで日本が勝てる時代が到来した。

フランス代表と初対戦して18年での到達だった。

それだけ欧州の強豪クラブでプレーする選手が

レギュラーで11人揃えば戦える事を証明する事でもあったし、

それはジーコも欧州でプレーする事の意味を再三説いていた事だ。

次はブラジルとの対戦だけれど、こちらもA代表では1度も勝利した事はない。

果たしてW杯開催国ブラジル相手にどれだけ通用するのか?

そのチャレンジは続く。

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