9日第92回天皇杯全日本サッカー選手権大会

2回戦が全国各地で行われ、アルビレックス新潟はホーム新潟市陸上競技場で

地域リーグサウルコス福井と対戦し、

2対1で延長戦まで縺れる接戦を制して辛くも3回戦進出を決めた。

試合はゴール前を固めるサウルコス福井に対して新潟はゴールを破れない展開が続き、

前半終了間際サウルコス福井に先制ゴールを許す苦しい展開で前半を折り返した。

後半新潟はDF川口のクロスをFWロペスが決めて同点に追いつくも

90分間で試合を決められず延長戦に突入し、

延長前半ロスタイムPKからFWロペスが決めて勝ち越すと

そのまま逃げ切り新潟が120分の戦いで何とか3回戦進出を果たした。

その他の試合では前回の覇者FC東京がJFL横河武蔵野に敗れ、

J1広島、鳥栖、神戸、札幌の5チームが2回戦で敗れる大波乱があり、

J2首位の甲府も福島ユナイテッドに敗れるなど荒れ模様の大会となりそうだ。

これでアルビレックス新潟は3回戦に進出したものの試合内容からしたら

とても残留争いを勝ち切れそうな状況でないほどの内容にリーグ戦に大きな不安を残した。
試合を観ていないので何とも言えないところだが、

攻撃陣はほぼベストメンバーに近い形を組みながらゴールを破れないだけでなく、

前半に先制点を与えてしまう大失態にJ1のチームとは言い難い試合内容である。

J1の戦いでも1度ゴール前を固められると何もできない状況だが、

この試合でも何とか追いついて延長戦で勝ち越す苦しい展開を演じているようでは

どうやって残留争いを勝ち抜くつもりなのか?と言いたくなるほどの試合内容だった。

この試合で唯一収穫があったとすれば酒井高徳以来となる2種登録での出場となった

川口尚紀が予想以上に活躍した事だ。

川口尚紀選手は昨年行われたU-17W杯でベスト8に入った時のメンバーで

新潟でも期待されている選手の1人だ。

2種登録で出場する事は新潟ではなかなかないのだが

現在サイドバック不足も手伝い4年ぶりに2種登録での出場となった。

こういう選手が試合に出場して成長する事は新潟にとっても大きい事だし、

来季トップ昇格も含めて成長させたいものだ。

それ以外には収穫らしい収穫はなく、

あえてあったとすればJ1勢が5チーム敗れた事も踏まえ

明日は我が身であった事、さらにこの戦いでは今後闘えない事を選手たちが

大きく痛感して次に活かすなら意味のある試合になっただろうと思う。

3回戦ではJ2首位の甲府を破った福島ユナイテッドと対戦する。

昨年の松本山雅のような事態も十分あり得るだけに

次ぎはベストメンバーを組んで確り戦ってほしいところだ。

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