28日ロンドン五輪女子サッカー1次リーグ第2戦日本対スウェーデン戦が行われ、

0対0でなでしこジャパンが再三スウェーデンゴールを襲ったがゴールを破れず

スコアレスドローで予選突破は南アフリカ戦に持ち越された。

試合は前半から日本がパスでスウェーデンを翻弄するが

中央を固めたスウェーデンゴールを破る事ができず、

日本もスウェーデンの高さを活かしたロングボールとカウンターにシュートを打たれるシーンもあり

前半はほぼ互角のまま折り返した。

後半日本は疲れの見えたスウェーデンの守備陣を翻弄するが、

最後のシーンで決め切る事ができず、

日本もスウェーデンのカウンターのピンチを防ぎ結局スコアレスドローに終わった。

これでなでしこジャパンは予選突破を決める事ができず、

南アフリカ戦で順位を睨みながら戦う事になった。
W杯3位のスウェーデン相手という事で簡単な試合にはならない事は想像できたけれど、

中2日での戦いという事でどうしても初戦より運動量が落ちてしまうのは仕方ないところだ。

そんな中でも上手く選手交代で乗り切りたいところだったが、

この試合ではその余裕を持った采配ができる状況になかった。

今後の戦いを踏まえて沢を後半14分で下げたけれど本当に大事な試合は

決勝トーナメントからなので沢を温存しながら挑みたいところだ。そんな試合を振り返りたい。

なでしこジャパンのフォーメーションは4−2−2−2

GK福元

DF

右SB近賀 CB岩清水 CB熊谷 左SB鮫島

MF

ボランチ 阪口 沢

右SH宮間 左SH川澄

FW 大野 大儀見

カナダ戦と同じメンバーでスタートした。

試合はパスで翻弄する日本に対してスウェーデンは

ロングボールからの高さを活かした攻撃を展開する。

しかし日本もスウェーデンの攻撃を未然に防ぎ、

攻撃でもパスでスウェーデンを翻弄するもゴール前を固める相手を崩す事ができずに前半を折り返す。

後半運動量が落ちたスウェーデンはカウンターからチャンスを狙う戦術に徹して、

日本も疲労を考慮して沢を後半14分で下げた。

中盤の運動量はMF田中を入れた事で良くなったけれど、

それでも攻撃面ではスウェーデンの中央を固めた守備をなかなか攻略できない。

終盤に日本はスウェーデンの攻撃を受けたものの最後まで守り切りスコアレスドローで終わった。

さすがに予選でW杯3位だったスウェーデン相手にするのはなでしこでも容易な相手じゃなかったし、

苦手意識が無くなったとはいえ簡単に勝てる相手でもなかった。

特に中央を確り固められた事で再度から突破を試みたが

高さと強さのあるスウェーデン相手には簡単に敗れるものではなかった。

日本もスウェーデンのカウンターにピンチを迎えるシーンもあったけれど、

ここはW杯を制した自信で確りスペースを消すシーンも多かったし、

何より練習試合で強豪との対戦で様々なシーンを想定できている事もある。

日本の場合パスを途中で奪われて失点するシーンが少なくないだけに

不用意な中盤のパスミスだけは避けたいところだ。

これで次の南アフリカ戦で勝利するかドローで突破できるけれど問題は何位で突破するかにある。

アメリカの成績次第で準々決勝で当たる可能性もあるだけに難しいところだ。

とにかく五輪で金メダルを獲るにはアメリカを倒さなければ取れないのは

事実なのでアメリカとの対戦が事実上の決勝戦でもあるだけに

とにかく今は目の前の試合を確り勝利する事が必要だと思う。

疲労を考慮して控え組を先発させると思うけれど確実に決勝トーナメント進出を決めてほしい。

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