7月21日公開の映画「おおかみこどもの雨と雪」を鑑賞した。

この作品は「時をかける少女」「サマーウォーズ」の細田守監督最新作品で、

大学に通う女子学生が知り合ったおおかみおとこと恋に落ちて2人の子供が生まれるが、

おおかみおとこが亡くなり女手1人で育てる事になり、

子供の成長と共にそれぞれの世界で生きる道を見つけていくストーリーである。

おおかみおとこが人間になっているという設定もユニークだが、

それ以上におおかみこどもが人間の世界で生きるべきなのか?

それとも自然界で生きるべきなのか?

を考えさせられる事にもなり、それぞれ生きる道を見つける事となるだろう。
3年ぶりの新作という事でかなり期待して観に行ったんだけれど、

境遇が違えば考え方も変わるという描き方は今の子供たちにとって

選択肢は色々あるという事を教えているし、

何より人に相談できない時でも必ず相談相手がいる事を描かれている。

それ以前に確り本を読んで勉強しましょうという描かれ方もしているけれど、

本当に応えは1つじゃないという描き方は観る人にとって

色々な結末を観る事になるだろうけれど、私は今最も大切な事を描いていると感じる。

特に今いじめられている人が誰にも相談できずに自殺してしまう悲しい事件が多いけれど、

ある程度年齢を重ねると違うけれど、

まだ10代でそういう結論に至ってしまうのはあまりにも悲しい事だ。

だから行き詰った時に選択肢は1つじゃないという事をこの作品を通じて是非感じてほしいし、

必ず世界にはあなたの事を解ってくれる人がいるという事を知ってほしい。

そんな細田監督が色々な思いを詰め込んだ作品をレビューしたい。

キャスト

花の声演じる宮崎あおい

おおかみおとこの声演じる大沢たかお

雪の声演じる黒木華(少女期)、大野百花(幼少期)

雨の声演じる西井幸人(少年期)、加部亜門(幼少期)

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

人間の姿で暮らす“おおかみおとこ”に恋をした大学生の花。

やがて妊娠し、雪の日に女の子の、雨の日に男の子の《おおかみこども》を産む。

姉弟は雪、雨と名づけられる。

ところが、ある日突然“おおかみおとこ”が帰らぬ人に。

遺された花は子供たちを人間として育てるか、おおかみとして育てるか悩み、山奥の古民家に移り住む。

日々成長する快活な雪と内気な雨。小学生になった2人にそれぞれ転機が訪れる。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとして花は大学生として勉強とバイトを両立させながら通っていたが、

ある日そこに気になる男と出会った。

それがおおかみおとこだった訳だけれど、

花はその正体を知ってからもそれを受け入れるのだった。

出会ってから結ばれるまでの間はごく普通の出会いなんだけれど、

結ばれてからまず花は雪を身ごもり雪を誰にも頼らずおおかみおとこだけで出産する。

確かにおおかみおとこも生まれてくる子供がおおかみだったら大変だろうし、

花本人も色々な事を考えて医者にもいかずに出産したが、

これは本来余程の専門知識がなければまずやってはならない事ではある。

とはいえ大昔は誰にも頼らず1人で産んだ事を踏まえれば自然ではごく当たり前なんだけれど、

それを私たちは医療に頼って忘れているんですよね。

そしてほどなくして雨を身ごもり、雨を出産するが、

その直後におおかみおとこは狩りの途中で亡くなってしまったのだった。

途方に暮れる花だったが、

辛うじて残されたおおかみおとこの貯金で大学を中退して雨と雪を育てるが、

小さい雨と雪はおおかみになる事もあれば人間になる事もある。

そんな中では都会で暮らす事に限界があった。

確かに都会では誰にも相談できる相手はいないし、

事が事だけに誰にも相談できないし、医者も保育園にも預けられない。

そして次第に近所から苦情が殺到して花は都会を離れて田舎町へ引っ越す事を決めた。

ただ花も田舎暮らしには慣れておらず引っ越した先で

不慣れな大工仕事、家事、畑仕事など1人でやるのだった。

最初は田舎の人たちも長く続かないと観ていたが、

次第にそんな花に助けるようになり、花は寡黙なおじいさんに厳しく畑仕事を教えられ、

ようやく実った作物を分けてその代りに色々なお裾分けを頂いた。

そんな中で雨と雪は育っていくのだが、最初に活発だったのは雪だった。

おおかみの本能のまま狩りをして雨はそれを追いかけるもなかなか上手くならない。

そんな中で雪は学校へ通う歳となり色々な約束事を教えて雪は念願の学校へ通う事になった。

雪はすぐに学校に慣れたが、次第に他の子供たちと自分が違う事を感じ始める。

そしてそれを感じた雪は次第に人間らしくなろうとしていく。

一方雨は学校に通い出すもなかなか慣れる事ができず学年が上がっていく事で不登校になっていく。

ここは面白いターニングポイントで最初は人間らしかった雨に対して、

おおかみらしかった雪が次第に自分の生きる道を探し始めるのがこの頃だ。

そんな中で雪はある転校生の男の子に雪の事に気にされる。

しつこく追われた雪はついに抑えていた本能を出してしまい男の子に怪我をさせてしまった。

そして雪は本当のことが言えずこのまま学校へ行けないと悲しむ。

一方雨もまた学校ではなく保護されていたおおかみと対話する事で生きる道を見つけ始めていた。

そんな中雪の事を気に掛けた男の子が粘り強く雪の家に来て

再び学校に来てほしいと説得されて雪は再び学校に通い始めた。

そして運命の夏に雨と雪はある決断を下すのだった。

果たして2人が出した決断とは一体どんな決断か?

結末は劇場で観てほしいけれど、

ここで注目したいのは雨と雪にとって1番生きる道を選ぶキッカケになったのが

雨は年老いたおおかみであり、雪は転校してきた男の子だった。

雪は学校に馴染んだ事で次第に人間として生きたいと思うようになり、

逆に雨は動物界に居場所を見つけた事で動物界で生きて行こうとする。

ここで2つの道ができる訳だが、それを導いてくれたのがそれぞれ運命の人であり、

運命の物であった。

これを人に当てはめるとこれから生きて行く道を差し伸べるのは

自分が運命の人と感じた人の言葉であり、行動であるという事だ。

学校では学校の先生が導いてくれると思い込んでいる人も多いがそうじゃない。

生きる道を指してくれる人は学校の先生とは限らないし、

場合によっては自分よりはるか年下の人かもしれない。

雨も雪も花の元で育ったけれど、世界を知る事で自分の生きる道を次第に見つけて行った。

そして2人は生きる道を歩んで行ったのだった。

総評として人は必ず自分の生きる道が必ずある。

その道を示してくれるのは先生ではなく、

自分が運命と思った人だ。狭い世界にいるとそういう人に出会えないケースも少なくないが、

広い世界に出ればそういう人と出会えるチャンスは確実に増える。

それぞれの世界を知った時、

そして運命の人に出会った時初めて自分の生きる道を

見つける事ができるのだと雨と雪は教えてくれた。

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