4日スタートのドラマ「トッカン 特別国税徴収官」を視聴した。
このドラマは消費税や源泉所得税などの滞納金を徴収する徴収官が
特別国税徴収官通称トッカンになった事で様々な税金滞納者から
税金徴収の現場に遭遇し税金徴収の難しさを知っていくストーリーである。
一般の人であれば固定資産税などの滞納税、
法人であれば消費税、源泉所得税などの滞納税が主なケースとなるが、
お金持ちの滞納税と本当にお金のない人の滞納税の違いがあり、
納税の難しさを改めて知ってくことになるだろう。
このドラマは消費税や源泉所得税などの滞納金を徴収する徴収官が
特別国税徴収官通称トッカンになった事で様々な税金滞納者から
税金徴収の現場に遭遇し税金徴収の難しさを知っていくストーリーである。
一般の人であれば固定資産税などの滞納税、
法人であれば消費税、源泉所得税などの滞納税が主なケースとなるが、
お金持ちの滞納税と本当にお金のない人の滞納税の違いがあり、
納税の難しさを改めて知ってくことになるだろう。
普段の生活では税金というと消費税になるけれど、
一般の商品については税込で既に商品に税金を含んで支払っている。
しかしその税金は一時企業預かりになり、
その税金は法人が国及び地方に納税して初めて国庫に入っていく。
普段はあまり意識していないので私たちの買い物は税込み価格で受け取っているが、
企業側からすれば売上は税別としてまず計算し、消費税は別扱いで集計するのが普通だ。
それ以外にも扱うものによっては消費税以外の税が含まれる訳で
様々な税金を支払わなければならないのが企業でもある。
もちろん個人でも高収入であれば確定申告で申告しなければならず
様々な税金が関わっている訳だ。
今回の1番のポイントは自己破算と違い税金は清算できないという事だ。
例え債務があっても税金だけは納めていれば救いがあるという事でもある。
ただ人とはそう賢いものではなく1番困った時には税に手を出すケースが非常に多い。
巨額の脱税についてはまたその上の国税局査察部が扱うが、
今回の徴収官並びに特別国税徴収官は悪質な滞納者及び個人、中小企業を扱う。
お金がありながら払わないのは悪質で同情の余地はないが、
本当にお金がない人から滞納税を徴収しなければならないという現実が
今回1番考えさせられるところとなるだろう。
今回の徴収者は家政婦のミタのとなりのばばあとして登場した皆川 功・真利子 夫妻と
零細企業の工場で多額の債務を抱える大島照夫・史子 夫妻に焦点が当てられる。
果たしてトッカンは滞納税を徴収できるのか?
キャスト
鈴宮深樹演じる井上真央
鑑雅愛演じる北村有起哉
鍋島木綿子演じる鈴木砂羽
南部千紗演じる木南晴夏
相沢芽愛演じる美波
鈴宮益二郎演じる塩見三省
清里肇演じる岩松了
白川耀子演じる若村麻由美
他多数のキャストでストーリーが進行する。
ストーリー
宝町税務署の新米徴収官・鈴宮は、消費税や源泉所得税などの滞納金を徴収する公務員。
初めてのS(=差し押さえ)をするため、滞納をしている皆川夫妻の自宅にやってきた。
ところが、夫妻に塩を撒かれ「国が私たちになにをしてくれたんだ!」と逆ギレされる。
そこに先輩徴収官の木綿子と釜池、さらに見知らぬ男が応援にやってくる。
男は特別徴収官(=トッカン)の鏡。
トッカンとは悪質な滞納者ばかりを扱う情け容赦のない徴収官のエリートだ。
鏡は躊躇なく皆川夫妻の資産を次々と差し押さえ、
なんと夫妻の愛犬・ハスキー犬のリリコまで徴収していく。
その強引な方法に疑問を抱く鈴宮だが、上司からトッカン付に任命され、
いやいやながら鏡とコンビを組むことに……。
次に鏡と鈴宮はアクリルケールを製造する工場に向かう。
主人の照夫と史子は真面目に休みなく働いても赤字が減らず、消費税を滞納していた。
「もっと悪いことをしている人はいっぱいいるじゃない!」と泣き崩れる史子に、鈴宮は何も言えなくなる。
徴収官とはときに本当にお金に苦しめられている人に
「税金を払え」と言いに行かなければならないつらい仕事でもある。
そして同時に鈴宮は自身のあるつらい過去を思い出していた……。
そして次に鏡は鈴宮を、銀座のクラブのママ・白川の差し押さえに連れて行く。
滞納金があるにもかかわらず彼女は高級マンションに住み、
高価な品々に囲まれても「店は赤字だ」と税金を払おうとしない。
そんな白川に鏡は言う。
「税金の滞納者には三つのタイプがある。一つは主義主張で払わない者。
二つ目は欲をかいて払おうとしない者。三つ目は貧しくて払いたくても払えない者――」。
翌日、鈴宮は照夫から「久しぶりに大口の仕事が入ったから、
最後のチャンスをくれ」と頭を下げられる。
鈴宮は照夫を信じて工場に日参し、少しでも返済の手助けをしようとする。
照夫の仕事は順調に進むが、しかし思わぬ事態が待ち受けていた……。
以上日テレトッカンHPより
今回は徴収官となった鈴宮は気弱な性格が災いしなかなか徴収の実績を上げられない。
そんな中鈴宮は皆川家といういかにもお金があるという家に徴収に向かう。
この家はかつて家政婦のミタのとなりのばああの住んでいたあの家だった。
そこで鈴宮は塩を撒かれ、みそ漬けを投げつけられるという踏んだり蹴ったりになってしまった。
しかしそこにある男が現れる。
鑑雅愛!彼は特別国税徴収官で通称トッカン!
トッカンの権限で令状なしで悪質な滞納者の所有物を徹底的に
差押え愛犬まで差し押さえるという泣く子も黙るやり方で
滞納者から滞納税を徴収するために所有物を差し押さえた。
あくまで滞納税が支払う事ができなかった場合のケースで
それを担保にして最終的には税金を徴収するが通常は滞納税さえ払えば
差し押さえ物件は返却される。
ただここの家はお金がありながら支払わない悪質なケースなので差し押さえは当然!
支払って当然だろう。
2つ目のケースでは預金もなく、店に付けで税金を納められない銀座のクラブのママのケースだ。
見た目だけなら十分お金を持っているように見えるが、
あくまで商売道具の一部でどこまでが私物なのか見分けるのが難しいところだ。
このケースは内偵捜査が必要なのでまだまだ続く事になる。
問題は「税金の滞納者には三つのタイプがある。
一つは主義主張で払わない者。
二つ目は欲をかいて払おうとしない者。
三つ目は貧しくて払いたくても払えない者――」。
の3つ目のケースだこれは零細企業のケースとなるんだけれど、
零細企業の多くは自転車操業を余儀なくされており、
仕事が少なくなると赤字になり資金繰りが苦しくなる。
零細企業の場合は消費税を別にした売上が利益となり、
そこの固定費、材料費、社会保険料、その他諸経費など様々な費用が必要となる。
私たちの被保健証も自己負担3割だが残り7割は会社負担となっており
それらも考慮しなければならず本当に様々な費用が必要だ。
その中で個人事業主となる数人の会社の場合は
どうしても1番支払えないのが消費税となる。
最初は少額でも積み重ねると600万以上というケースもあり、
今回のケースがずるずる来てしまった結果という事になる。
今回のケースでは例え自己破算しても600万の滞納税は残るという事で
自己破産しても600万の滞納税の借金を残す事になる。
こうなってしまうと財産差し押さえをしても借金と滞納税で返せないだろうが、
そうならないためにも最低限税金を支払う必要がある。
これだけ多額になると通常は皆川家のようなケースではなく
分割支払いなどの支払い方法を提示するようだ。
ただ商売をできなくなるケースも紹介されており、
鈴宮のように頻繁に訪れる事はあまり好ましい行動ではない。
商品を納品してお金を支払われなければ徴収できないので鈴宮は
今回のケースで堂々と行動する事は控えるべきだろうね。
でも今回のケースでわかった事は零細企業にとっては
値上げを転嫁できない事をニュースでも言われているが、
計画停電及び電気料金値上げとなればこういう滞納者を増やしかねないという事も
確り認識してこのドラマを観ていくと色々考えさせられる事となるだろう。
次回は現在は年金暮らしをしている元社長の滞納税の徴収だが
はたしてその滞納の手口とは?
その手口に注目だ。

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一般の商品については税込で既に商品に税金を含んで支払っている。
しかしその税金は一時企業預かりになり、
その税金は法人が国及び地方に納税して初めて国庫に入っていく。
普段はあまり意識していないので私たちの買い物は税込み価格で受け取っているが、
企業側からすれば売上は税別としてまず計算し、消費税は別扱いで集計するのが普通だ。
それ以外にも扱うものによっては消費税以外の税が含まれる訳で
様々な税金を支払わなければならないのが企業でもある。
もちろん個人でも高収入であれば確定申告で申告しなければならず
様々な税金が関わっている訳だ。
今回の1番のポイントは自己破算と違い税金は清算できないという事だ。
例え債務があっても税金だけは納めていれば救いがあるという事でもある。
ただ人とはそう賢いものではなく1番困った時には税に手を出すケースが非常に多い。
巨額の脱税についてはまたその上の国税局査察部が扱うが、
今回の徴収官並びに特別国税徴収官は悪質な滞納者及び個人、中小企業を扱う。
お金がありながら払わないのは悪質で同情の余地はないが、
本当にお金がない人から滞納税を徴収しなければならないという現実が
今回1番考えさせられるところとなるだろう。
今回の徴収者は家政婦のミタのとなりのばばあとして登場した皆川 功・真利子 夫妻と
零細企業の工場で多額の債務を抱える大島照夫・史子 夫妻に焦点が当てられる。
果たしてトッカンは滞納税を徴収できるのか?
キャスト
鈴宮深樹演じる井上真央
鑑雅愛演じる北村有起哉
鍋島木綿子演じる鈴木砂羽
南部千紗演じる木南晴夏
相沢芽愛演じる美波
鈴宮益二郎演じる塩見三省
清里肇演じる岩松了
白川耀子演じる若村麻由美
他多数のキャストでストーリーが進行する。
ストーリー
宝町税務署の新米徴収官・鈴宮は、消費税や源泉所得税などの滞納金を徴収する公務員。
初めてのS(=差し押さえ)をするため、滞納をしている皆川夫妻の自宅にやってきた。
ところが、夫妻に塩を撒かれ「国が私たちになにをしてくれたんだ!」と逆ギレされる。
そこに先輩徴収官の木綿子と釜池、さらに見知らぬ男が応援にやってくる。
男は特別徴収官(=トッカン)の鏡。
トッカンとは悪質な滞納者ばかりを扱う情け容赦のない徴収官のエリートだ。
鏡は躊躇なく皆川夫妻の資産を次々と差し押さえ、
なんと夫妻の愛犬・ハスキー犬のリリコまで徴収していく。
その強引な方法に疑問を抱く鈴宮だが、上司からトッカン付に任命され、
いやいやながら鏡とコンビを組むことに……。
次に鏡と鈴宮はアクリルケールを製造する工場に向かう。
主人の照夫と史子は真面目に休みなく働いても赤字が減らず、消費税を滞納していた。
「もっと悪いことをしている人はいっぱいいるじゃない!」と泣き崩れる史子に、鈴宮は何も言えなくなる。
徴収官とはときに本当にお金に苦しめられている人に
「税金を払え」と言いに行かなければならないつらい仕事でもある。
そして同時に鈴宮は自身のあるつらい過去を思い出していた……。
そして次に鏡は鈴宮を、銀座のクラブのママ・白川の差し押さえに連れて行く。
滞納金があるにもかかわらず彼女は高級マンションに住み、
高価な品々に囲まれても「店は赤字だ」と税金を払おうとしない。
そんな白川に鏡は言う。
「税金の滞納者には三つのタイプがある。一つは主義主張で払わない者。
二つ目は欲をかいて払おうとしない者。三つ目は貧しくて払いたくても払えない者――」。
翌日、鈴宮は照夫から「久しぶりに大口の仕事が入ったから、
最後のチャンスをくれ」と頭を下げられる。
鈴宮は照夫を信じて工場に日参し、少しでも返済の手助けをしようとする。
照夫の仕事は順調に進むが、しかし思わぬ事態が待ち受けていた……。
以上日テレトッカンHPより
今回は徴収官となった鈴宮は気弱な性格が災いしなかなか徴収の実績を上げられない。
そんな中鈴宮は皆川家といういかにもお金があるという家に徴収に向かう。
この家はかつて家政婦のミタのとなりのばああの住んでいたあの家だった。
そこで鈴宮は塩を撒かれ、みそ漬けを投げつけられるという踏んだり蹴ったりになってしまった。
しかしそこにある男が現れる。
鑑雅愛!彼は特別国税徴収官で通称トッカン!
トッカンの権限で令状なしで悪質な滞納者の所有物を徹底的に
差押え愛犬まで差し押さえるという泣く子も黙るやり方で
滞納者から滞納税を徴収するために所有物を差し押さえた。
あくまで滞納税が支払う事ができなかった場合のケースで
それを担保にして最終的には税金を徴収するが通常は滞納税さえ払えば
差し押さえ物件は返却される。
ただここの家はお金がありながら支払わない悪質なケースなので差し押さえは当然!
支払って当然だろう。
2つ目のケースでは預金もなく、店に付けで税金を納められない銀座のクラブのママのケースだ。
見た目だけなら十分お金を持っているように見えるが、
あくまで商売道具の一部でどこまでが私物なのか見分けるのが難しいところだ。
このケースは内偵捜査が必要なのでまだまだ続く事になる。
問題は「税金の滞納者には三つのタイプがある。
一つは主義主張で払わない者。
二つ目は欲をかいて払おうとしない者。
三つ目は貧しくて払いたくても払えない者――」。
の3つ目のケースだこれは零細企業のケースとなるんだけれど、
零細企業の多くは自転車操業を余儀なくされており、
仕事が少なくなると赤字になり資金繰りが苦しくなる。
零細企業の場合は消費税を別にした売上が利益となり、
そこの固定費、材料費、社会保険料、その他諸経費など様々な費用が必要となる。
私たちの被保健証も自己負担3割だが残り7割は会社負担となっており
それらも考慮しなければならず本当に様々な費用が必要だ。
その中で個人事業主となる数人の会社の場合は
どうしても1番支払えないのが消費税となる。
最初は少額でも積み重ねると600万以上というケースもあり、
今回のケースがずるずる来てしまった結果という事になる。
今回のケースでは例え自己破算しても600万の滞納税は残るという事で
自己破産しても600万の滞納税の借金を残す事になる。
こうなってしまうと財産差し押さえをしても借金と滞納税で返せないだろうが、
そうならないためにも最低限税金を支払う必要がある。
これだけ多額になると通常は皆川家のようなケースではなく
分割支払いなどの支払い方法を提示するようだ。
ただ商売をできなくなるケースも紹介されており、
鈴宮のように頻繁に訪れる事はあまり好ましい行動ではない。
商品を納品してお金を支払われなければ徴収できないので鈴宮は
今回のケースで堂々と行動する事は控えるべきだろうね。
でも今回のケースでわかった事は零細企業にとっては
値上げを転嫁できない事をニュースでも言われているが、
計画停電及び電気料金値上げとなればこういう滞納者を増やしかねないという事も
確り認識してこのドラマを観ていくと色々考えさせられる事となるだろう。
次回は現在は年金暮らしをしている元社長の滞納税の徴収だが
はたしてその滞納の手口とは?
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