8日サッカーブラジルW杯アジア最終予選第2節

日本対ヨルダン戦が埼玉スタジアム2002で行われ、

6対0で日本がMF本田のハットトリック、FW前田、香川のゴール、

途中出場のDF栗原の代表初ゴールで圧勝し2連勝でアウエーオーストラリアへ乗り込む。

試合は前半から日本がサイドからチャンスを作り

前半18分MF本田のCKをFW前田が決めて先制すると、

前半21分にはMF遠藤のパスをMF本田が決めてリードを広げ、

前半27分ヨルダンの選手が1人退場となり完全有利になると

前半30分にMF岡崎のシュートのこぼれ球をMF本田が押し込み、

前半35分にはDF内田のパスをMF香川が決めて前半だけで4点リードで折り返した。

後半も日本がペースを握るもヨルダンのカウンターに一時押し込まれたが、

後半8分FW前田がPKを獲得してこれをMF本田が確り決めて

代表では初のハットトリックを達成しお役御免となった。

そして試合は終了間際にDF栗原のヘッドで追加点を上げて

日本が圧勝して2連勝で勝ち点を6に伸ばした。

これでザックジャパンはホームで2連勝し、

最大のライバルオーストラリアとアウエーで激突する。
最終予選でこれほどの圧倒できる試合はこれまで殆どなかっただけに

それだけ欧州リーグの選手たちのレベルが格段に違う事を証明した試合だったと思う。

特に本田が復帰してからは中央だけでなくサイドを有効に使うケースが多く、

この試合では徹底的にサイドを崩し続けた。

ただ後半に本田がお役御免してから課題も出たのも事実であり

そこをどう考えるかも今後の課題だし、何よりDF吉田の怪我の具合が非常に心配だ。

できれば軽傷であってほしいが代役で出場した栗原の目途がたった事も大きな試合だった。

そんな試合を振り返りたい。

ザックジャパンのフォーメーションは4−2−3−1

GK川島

DF

右SB内田 CB吉田 CB今野 左SB長友

MF

ボランチ 長谷部 遠藤

右SH岡崎 トップ下本田 左SH香川

FW 前田

オマーン戦と同じメンバーで挑んだ。

試合は前半から日本はサイドから徹底的に崩す展開でヨルダンを揺さぶる。

この試合の前半を観る限り本田が中央からサイドへ展開し、

それを両サイドの長友、内田、香川、岡崎が徹底的に突破する。

それによりヨルダンのディフェンスは次第に崩壊して行った。

そして前半18分CKからFW前田が決めて先制する。

これは何度も精度の高いキックを放った事でヨルダンディフェンスが

ついて行けなくなったのがこのゴールだった。

これでヨルダンディフェンスは前半完全に崩壊した。

前半21分のMF遠藤のパスに見事に飛び出した本田はゴールを決めると、

前半30分にもまたもMF本田がゴールを決めて完全に日本ペース、

前半35分にはMF香川のゴールで前半だけで4点を奪い試合を決めた。

後半8分にFW前田がPKを獲得しこれをMF本田が決めて最終予選では

1997年9月のウズベキスタン戦でFW三浦知良が決めて以来となる

ハットトリックを達成しお役御免となった。

しかしここから大量リードがあったのもあるが、中央突破を試みるシーンが多くあった。

これは3次予選でそうだったようにサイドではなく中央から突破しようとしたために

中央を固めた相手を崩せないシーンで3次予選大苦戦した訳であり、

本田が有効にサイドに展開していたシーンを本田抜きでも実行してほしかった。

こういう相手の場合中央はかなり守備力が固い。

その相手を崩すには人数が手薄なサイドの突破する事で

中央の守備を崩す事で前半は大量得点に繋がった。

MF中村憲剛が入ってから憲剛が中央に偏りサイドからの攻撃が減った。

これは今後本田がいない時にサイドを有効に活かす展開をしなければならない。

そしてこの試合では後半切ったカードはDF吉田の負傷もあり殆どディフェンスカードだった。

これはイタリア人らしいカードの切り方だけれど、

攻撃を好む人には好まないカードの切り方だね。

私は今野の交代は次に吉田が出場できない可能性を

考慮すれば累積警告があるので仕方ないが、

本田を下げるなら宮市を入れて香川をトップ下にしたら良かったのでは?とも感じる。

将来的には香川がマンUで大活躍し、宮市もアーセナルでレギュラーを獲得すると

前線の起用が難しくなる。

そうなると本田をトップ下より遠藤の後釜でボランチで起用する事も

視野に入れると攻守の面で大きなトライアングルが完成する。

個人的には本田はドイツ代表だったバラックのような存在になってほしいんですけれどね。

そんな中で終了間際にDF栗原が代表初ゴールを決めたのは大きかったし、

オーストラリア戦へ弾みをつける終わり方だった。

当初は苦戦すると感じただけれど、

ヨルダンとはホームではこれが初対戦だった事もあり

ヨルダンが日本の気候に対応できなかった事も日本にとって大きなアドバンテージとなったし、

アジアカップの戦いでは完全な試合勘不足だった事を差し引いても

それから1年半で日本は格段にレベルが上がった。

特に両サイドバック、両サイドハーフは相手が止める事が困難なほどだったし、

それを本田が確り活かした事も大きな勝因だ。

そして本田がハットトリックを含む4得点に絡む活躍は本田の存在意義を大きく示した格好だ。

代表での香川のトップ下は何度か潰されたケースもあっただけに

本田、香川の共存という意味では香川がサイドでプレーした方が相手にとっても脅威だろう。

そしてこれにより遠藤が全くマークされなかった事もこの試合では大きなポイントだった。

ただできる事なら遠藤を休ませたかったですけれどね。

あと吉田の負傷はちょっと気になる。

ただこの試合で栗原が長い時間プレーしたのでオーストラリア戦への不安は無くなった。

次節は最大のライバルオーストラリアだけれど、

日本は時差なしの移動に対してオーストラリアはオマーンからの移動となる。

この条件がどう左右するか?

そして世代交代に苦しむオーストラリアの隙を突けるのか?

ここで勝ち点3を勝ち取って予選を有利に進めたいところだ。

ブログランキング・にほんブログ村へ

Rankingブログランキングに参加しております。

日本代表激闘録 AFCアジアカップ カタール2011 [DVD]日本代表激闘録 AFCアジアカップ カタール2011 [DVD]
著者:スポーツ
販売元:ジェネオン・ユニバーサル
(2011-05-11)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
mixiチェック