6月2日公開の映画「外事警察 その男に騙されるな」を鑑賞した。

この映画はNHKで放送された外事警察を映画化した作品で、

東日本大震災の混乱に乗じて核爆弾の設計書が流出した。

それを追って外事警察の面々がそれを阻止すべく奔走するストーリーである。

裏の警察組織であり、表には出ない外国事件を扱う組織だが、

日本においてこういう危機に直面した場合どう守るべきなのか?を真剣に考える必要性はあるだろう。
NHKのドラマの映画版ではハゲタカがヒットしたものの、

セカンドバージンは昨年のワーストと言えるほど酷い内容だっただけに

今作品でどういう内容を制作するのか?という部分はあったが、

裏社会を描いている事もありNHK作品としては見所ある作品となった。

日本のように外国から入国するのが容易い国もなかなかないだけに

そういう観点から日本はスパイが潜入し易い国の1つである。

そんなスパイからの謀略を未然に防ぎ動くのが外事警察という訳だが、

今回は東日本大震災の混乱に乗じてウランが流出し、

核爆弾の起爆装置が流出する国家非常事態の危機に直面するというものだ。

それを防ぐべく動く外事警察は果たしてそのスパイの謀略を阻止する事ができるのか?

そして核爆弾を止める事ができるのか?

キャスト

住本健司演じる渡部篤郎

松沢陽演じる尾野真千子

金沢涼雅演じる北見敏之

久野秀真演じる滝藤賢一

森永卓也演じる渋川清彦

大友遥人演じる山本浩司

倉田俊貴演じる遠藤憲一

村松久美演じる余貴美子

有賀正太郎演じる石橋凌

安民鉄演じるキム・ガンウ

奥田果織演じる真木よう子

奥田正秀演じる金正秀

奥田琴美演じる豊嶋花

チェ・ギルソン演じるイ・キョンヨン

徐昌義演じる田中泯

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

東日本大震災の混乱が続く、2011年の日本。

原子力関連部品のデータが、某大学の施設から盗み出される事件が発生する。

警視庁公安部外事課の住本は、

不正輸出にかかわっているとマークしていた奥田交易の社長夫人・果織の経歴や行動パターンを調査。

彼女を協力者として取り込む住本だったが、何者かに刺されてしまう。

やがて、その襲撃が日本にひそんでいる韓国人工作員から警告であることが判明し……。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとして東日本大震災の混乱の中で核爆弾の設計書が盗み出されたのだった。

その施設には避難区域の中にあり警備は殆ど無い状況だった。

確かに警備区域と言っても1度侵入されたら警備はほぼない状況だから

後は野ざらし状況の中で資料を盗む事は容易い。

そう考えると重要な資料だけは持ち出すべきだったという事だ。

それを知った警視庁公安部外事課の住本らはその資料の行方を追って捜査を開始した。

そしてまず辿り着いたのが不正輸出に関わっているとされる貿易会社の韓国人だった。

その韓国人は日本人女性と結婚しており、

日本国籍がある女性がいる事で日本に滞在するビザは不要だった。

そしてそれを口実に商売をやっていた訳だが、

それは表向きの顔であり、裏では実は密輸に絡んでいたのだった。

そんな中住本は26年前に日本から出国して北の祖国に渡った日系2世の行方を追っていた。

そして潜入捜査の末に日系2世の所在を確保し、日本に連れ戻したのだった。

この人物は原子力技術技師の資格を持っており、

祖国で原子力の伝授するために渡ったが、祖国の現実に幻滅して南へ亡命していたのだった。

そしてその人物を調べている間に住本は交易会社の捜査を継続していた。

そしてその日本人妻奥田果織に狙いを定めて囲いに入った。

外事警察の手段は民間人でも利用できるものは利用するというのがあり、

ターゲットとなった果織に対して住本は難しい要求をするのだった。

そしてそこから核爆弾の設計書を利用して作られた起爆装置の機器が発見され、

次第に貿易会社の一斉取り締まりに掛かるが、

それに感づかれたスパイたちによりターゲットとなった果織の夫は射殺されたのだった。

しかも設計された起爆装置は既に韓国の組織の手に渡り、

外事警察の手の届かない場所へ行ってしまった。

外事警察の役割は国益を守る事であり、それ以上の行為は越権行為となる。

しかし韓国では起爆装置を作動させるにもその装置がなければ作動しない仕組みとなっており、

果織の娘を人質にして装置を持ってくるように要求されたのだった。

その為に住本は果織と共に韓国へ向かうために一度外事警察の組織を離脱するのだった。

果たして住本は核爆弾の使用を阻止できるのか?

結末は劇場でみてほしいけれど、

本当に裏組織の犯行には法的な手段が通用しないだけに

外事警察もそれ以上の法的処置を無視した方法で挑まなければならない訳で、

そこにはそれぞれの国の思惑がある訳であり、

その思惑に対してどう対処すべきなのかというギリギリの選択が迫っている。

その手段の中には民間人も利用する事もあり、今回は果織がその手段として利用された。

原子力技術技師資格のある人物が海外に流出するという事がどれだけの損失になるのかもあるし、

それだけ扱いを間違うととんでもない事になるというのもこの作品からは痛感したのだった。

総評として私たちの知らないところで常に裏組織との攻防が行われている。

その組織の行動を未然に防ぐために行動している訳だけれど、

国益を守るためなら手段を選んでいられないケースもあり、

今回のケースでも手段を選んでいたら防ぐ事ができなかった事件の一例である。

守るためには手段を選んでいたら守れない。

裏組織と戦っている人たちがいるから今の平和があるのだと感じるのだった。

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