23日サッカー国際親善試合日本対アゼルバイジャン戦がエコパスタジアムで行われ、

2対0で日本がMF香川のゴール、MF岡崎のゴール、MF本田の復活、

MF宮市のデビューを飾る勝利で最終予選に弾みをつける勝利を飾った。

試合は前半からホームの日本がボールを支配するも、

アゼルバイジャンの堅い守りに苦しみなかなかゴールを破れない。

前半24分にはFKからMF本田の無回転シュートがゴールポストを叩きゴールに嫌われた。

そんな前半終了が近づいた前半42分MF長谷部のスルーパスを

MF香川が芸術的なゴールを決めて先制し前半を折り返す。

後半日本はMF長谷部に代えて代表初出場のMF高橋秀人を投入し、

DF内田に代えてDF酒井宏樹がA代表初出場を果たした。

そして押した中で迎えた後半13分MF本田のパスを

MF岡崎が泥臭く決めて日本が待望の追加点を上げると、

ここでザックがMF香川をお役御免にし、MF宮市をA代表デビューを飾らせた。

MF宮市のスピードとチャンスがあれば狙う姿勢に何度もゴール前を脅かしたがゴールは割れなかった。

試合は終始日本が有利に進めたものの、セットプレーに課題を残して終了した。

これでザックジャパンは本田、香川のコンビで戦える目途を見つけ、

セットプレーとカウンターの対策が本番までの最大の課題となった。
3か月ぶりの代表戦となったけれど、この試合で一番チェックをしたかったのは

何と言っても本田圭祐だった事は明白だった。

3次予選で本田抜きで戦い苦戦した事もあるし、

あとは遠藤が万が一欠場した時の控えの目途も必要だったし、

CBの控えの状態も気がかりな部分があった。

そういうチェック項目を抱えながら挑んだ試合は予選対策として

1番好感触を得られる戦いでもあった。

そんなチェック項目を観ながら振り返りたい。

ザックジャパンのフォーメーションは4−2−3−1

GK川島

DF

右SB内田 CB栗原 CB伊野波 左SB長友

MF

ボランチ 長谷部 細貝

右SH岡崎 トップ下本田圭祐 左SH香川

FW森本

CB以外全て欧州リーグでプレーする選手で固めて挑んだ。

試合は前半からホームの日本がボールを支配する展開になるが、

ゴール前を固めるアゼルバイジャンの守備をなかなか崩せない。

最終予選ではこういうシーンが必ずと言って良いほどある訳だから

こういう相手をどうやって崩すかもこの試合のポイントだった。

そして攻撃面についてはやはり本田がトップ下に入る事で

ボールが確り収まり随所にピンポイントのパスを配球して決定的なシーンを演出した。

3次予選の時はこれがなくて非常に苦しみ続けただけに本田の存在の大きさを痛感した。

香川の動きについてはドルトムントではトップ下を務めるも

やはり決定的なシーンで決める選手なので2列目の飛び出しを考えると

本田が2列目なら香川はその横になる。

そういう意味で確り共有できているし、

香川のその方がプレッシャーが掛からずにプレーできると思う。

そしてこの試合で実は1番懸念されたボランチだけれど、

細貝が入った事で終始守備面に安定をもたらした。

これまで遠藤がボールを落ち着かせる役割を担い、

長谷部がカバーするシーンが続いたけれど、

細貝が長谷部の役割を担う事で長谷部が前でプレーするシーンもあった。

長谷部、遠藤のコンビを4年間続けてきている事でその控えが問題だったけれど、

この1年で細貝がブンデスリーガーでボランチとして32試合出場し

アウクスブルクの残留に貢献している。

当りの厳しいブンデスリーガーで32試合出場した経験がこの試合で確り活かされており、

遠藤か長谷部のどちらかが欠場した場合の控えに問題が無くなった。

それ以外でもMF高橋秀人を試しただけに

やはりザックはボランチの人材探しは注視していた事になる。

そしてCBはこれまで経験のある栗原、伊野波が務めたのでこちらは問題ないが、

この試合ではFWの層を厚くする目的もあり森本を久し振りに先発で起用したが、

やはり久しぶり過ぎてFWの動きがザックの要求している動きではなかったのが少し残念だった。

怪我の状況が軽傷であって欲しいものだ。

そしてこう着状態が続いた前半42分MF長谷部のスルーパスにMF香川が反応し、

これを芸術的なシュートで見事にゴールを突き刺した。

このゴールは実に落ち着いて確り相手と周りを観て打ったシュートだった。

もうここなら誰も触れないというコースだっただけに

さすがドルトムントを連覇に導いた実力は伊達じゃないし、

マンUが欲しいのもうなづけるシーンだった。

後半は香川、本田が出場している間は完全に日本ペースで進み、

後半13分にMF岡崎が泥臭くゴールを決めた。

岡崎らしいゴールだったね。

そしてここで香川がお役御免となりMF宮市を投入した。

宮市のプレーだけれど、さすが19歳とは思えない随所に光るプレーを魅せてくれた。

ゴールこそならなかったが、サイド突破のクロス、

チャンスと見たらシュートを狙う姿勢は代表選手の中でも大きな原石として光っていた。

本来なら得点シーンで停滞している時に本田をボランチに下げて香川をトップ下にし、

宮市を左SHで起用するプランがあっても良いと思う。

そうすれば攻撃の数が増えるし、本田のピンポイントパスを後方から活かすシーンを作るのも

悪くないのではないかと感じた。

ただこの試合では課題もあった。

それはカウンターとセットプレーだ。

どうしても前掛かりになると後ろが手薄になり決定的なカウンターのシーンがあったし、

セットプレーも意思統一ができずゴールポストというシーンがあっただけに

ここは本番までの最大の課題になるだろう。

結局このまま終了し日本は最終予選に向けて攻撃面と控え面では大きな収穫を得た。

3試合乗り切るためにはまず攻撃面の課題解消、と控え組の底上げが必要だったが、

細貝がボランチで使える目途がついた事でボランチの不安は少なくなり、

攻撃面も宮市が切り札になる事、そして本田が問題なくプレーできる事で

最終予選へ向けて大きな弾みをつける結果になった。

やはりこの1年欧州リーグでプレーしてきた成果を確り確認する事ができたのが大きいね。

欧州組はリーグ戦が終わり疲れが多少残るものの

その中でも質の高いプレーを観る事ができた。

やはり厳しいリーグで揉まれるとプレーの質1つ1つの違いを感じるし、

香川なんてやはりこの1年で世界的なプレーヤーになったからね。

これで遠藤、今野、ハーフナー、吉田が合流すればベストメンバーで挑める訳だけれど、

控え組も細貝、中村憲剛らが確り埋める事ができる体制となったし、

宮市が予選の切り札になる事も確認できた。

このメンバーで3試合3連勝を目指していくのは必然であり当然だと感じる。

あとは守備面の課題さえ克服できれば必ず予選突破は間違いのないものとなるだろう。

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