12日Jリーグ12第11節が行われ、

アルビレックス新潟はアウエー埼玉スタジアム2002で暫定4位の浦和レッズと対戦し、

1対1のドローで勝ち点3こそ取れなかったが今後に繋がるドローで浮上のキッカケを掴み、

2勝3分6敗勝ち点9得失点差-5の暫定16位のままだった。

今回は今季初のアウエー遠征で埼玉2002では2度目の観戦も浦和戦は初めてであり、

本当のアウエーを体感し、

その中で厳しい残留争いを抜け出すためのカギを見つけるキッカケになった試合だし、

先日亡くなったマルセロコーチに捧げる勝ち点1となった。
これまで機会に恵まれず埼玉2002の浦和戦のアウエー観戦ができなかったけれど、

今回ようやく日程も合い、丁度後援会のツアーもあった事もあり格安でツアーに参加した。

私も過去4度のアウエー遠征を敢行しているけれど、

2度の山形、2度の関東遠征と車で遠征したものの、

当時は週末1,000円で関東に出れたものの、

今は最低3人以上の乗り合わせをしないと大きな予算が必要となるのでさすがに躊躇する。

それでも1度は完全アウエーの浦和戦を体感する必要性を感じていたし、

やはり現場を見なければわからない事もあるという事で2度目の埼玉遠征となりました。

ちなみに過去4度のアウエー遠征は2勝2敗で全て1対0スコアと良くも悪くもないという感じですね。

それで今回は・・・という事で早速アウエー埼玉に到着してからだけれど、

元々周りには何もなかったという点では新潟のビックスワン周辺と一緒であり、

高速インターが近くにあるという点も同じ、同規模のイオンが近くにあるという点も同じだ。

ただ唯一違うのは駅までの徒歩の時間位ですね。

浦和美園駅から20分に対して、新潟駅からだと40分なので徒歩だとさすがに厳しいですね。

スタジアムの構造は自由席は屋根が無い位の違いがある程度で

あとは収容人数が2万違う程度ですから人口密度を考えるとこれ位が丁度というところですね。

ただ今回の遠征では埼玉スタジアムの名物を聞いておけばよかったかな?というのはありますね。

これが私にとって唯一のミスですね。

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開門が新潟と違って2時間半前に会場というのはありがたいですね。

新潟はシーズンパスは2時間半ですけれど、

それ以外のチケットは2時間前ですから新潟も30分開門を速めても良いのではとは思います。

今回の試合では先日マルセロコーチの追悼試合という事もあり、

試合前には私も横断幕にメッセージを残しました。

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横断幕は選手がウォーミングアップを引き上げる時に掲げられ、

マルセロコールで亡きコーチ偲びました。

さてこの試合は今後を占う大事な試合でもあり、

ここで勝ち点を重ねなければさらに苦しくなる試合なだけに一丸となってゴールを目指しました。

そこで見えたのは浮上のキッカケ!

そのキッカケとは何だったのか?振り返りたい。

アルビレックス新潟のフォーメーションは4−2−3−1

GK東口

DF

右SB内田 CB大輔 CB石川 左SBジンス

MF

ボランチ 菊地 本間

右SH藤田 トップ下ミシェウ 左SH亜土夢

FW ロペス

右SHに今季初出場となった藤田が入ってスタートした。

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試合は前半から浦和のサイド攻撃に苦しみ、

前半10分に左サイドのクロスをMFマルシオが決めて先制を許す苦しい展開、

ただこの試合全体を通して浦和の守備を見ていると

確かに攻撃の時のサイドは脅威なんだけれど、

守備の時にはサイドががら空きになるシーンが目立ち、

前半のうちにサイドを徹底的に突ければ同点に追いつける予感はあった。

新潟はリードを許しながらもアグレッシブにボールを奪いサイドから活路を見い出し始める。

そして前半28分左サイドからMF亜土夢のパスをFWロペスが決めて同点に追いついた。

しかし浦和はマルシオと柏木を中心に何度も新潟ゴールに襲いかかるも

GK東口を中心とした守備がゴールを割らせない。

そして前半は1対1で折り返した。

後半新潟は何度かFW原口にゴールを脅かされるも組織的な守備でゴールを固める。

後半の守備は中央を徹底的に固める事でサイドからのクロスはある程度仕方ないが、

中央はやらせないという守備を展開した。

最も浦和の1トップの原口が1トップに慣れていないという事にも助けられた。

そして新潟はカウンターから何度も浦和ゴールを襲うがあと一歩のところでゴールを割れない。

ただこの試合ではこれまで両サイドからのクロスの精度という点では

右SHに藤田が入った事でクロスの精度は上がったし、

CKからの精度も藤田が入った事で格段に向上した。

やはりFKもクロスを得意にする選手と直接FKを得意とする選手を

使い分ける事も必要だ。

そして後半13分にMF三門を投入し中盤の運動量を上げた事で

何度もボールをカットして奪うシーンが増えたし、

やはり中盤の運動量で負けない事も必要なのでこの交代は良かった。

そして後半27分にはFWミシェウに代えてFW平井を投入した。

この試合に置いて考えると元々平井は短い時間でゴールを決める選手じゃないので

これまで彼の持ち味が発揮できていない。

やはり彼には90分間時間を与える事で気持ちに余裕を与える事ができると思うし、

決定的なシーンも90分間試合に出場していたら決めているシーンも目立っただけに、

短い時間が焦りを生んでいる感じだ。

最後まで果敢に攻めたものの結局2点目の壁が厚く立ちはだかり

結局ドローに終わったものの試合内容は格段に向上し今後に繋がる勝ち点1となった。

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まずこの試合では前回の東京戦と違い守ろうという姿勢ではなく、

とにかく攻めようという姿勢が出ていたのが非常に良かった。

東京戦では最初から守るという意識になってしまい

ボールを奪えないケースが多かったけれど、

この試合では積極的にボールを奪った後両サイドを上手く使った攻撃で積極的にチャンスを作っていた。

東京戦では殆ど観られなかったシーンだけにその点では

この試合右SHに入った藤田の存在効果が表れた。

やはり前回も書いたんだけれど、

ポジションに置いて元々専門の選手とそうでない選手ではどうしてもプレーの質が変わってくる。

藤田はテクニックとクロスの精度が高いのでサイドを突破してクロスを上げるシーンでは

これまであまり見られなかったクロスの精度でチャンスを演出した。

ただ問題はその先になるんだけれど、

やはりゴールを決めていないという事で各選手の多くが、ゴール前で躊躇してしまう。

確かに守備を固められているけれど、

ゴールが見えるならどんなシーンでもまず狙う事を考えるべきだ。

その上で相手の守備を崩すパスができれば良いし、

直接狙ってゴールを外してもシュートで終われる事は

次の準備ができるだけにやはり積極的なシュートを狙う姿勢が今必要だ。

そして次に積極的に狙う事も必要だが、より沈着に狙う必要があるという事だ。

やはり今の選手たちの多くを見るとどうしても焦りがある。

確かにこの状況ではその気持ちも解るけれど、

その前にまずゴールするためにはどうやって枠を狙うかだ。

ただ打つだけでは意味がない。

例えGK正面でも枠内を狙い続けていると相手も嫌な気持ちになる。

ゴール前で考える時間があるのも良くないが、

まず確り沈着にゴールを狙うべきだ。

サッカーの鉄則でシュートで終わるという言葉があるように、

外したとしてもシュートで終われるようにして行こう。

この試合では前回の反省点を活かす事ができていたけれど、

この試合での反省点があるとすればやはり外国人枠を有効に使うべきだ。

特にこの試合ではアランが出場できないとなればヨングンをベンチ入りさせるべきだ。

調子で小谷野だったのかもしれないが、

FW2人をベンチ入りさせる位ならヨングンを入れたとしても支障はなかったのではないだろうか?

私は左サイドを韓国コンビを起用してみたいんですけれどね。

とにかくこの試合の勝ち点1はマルセロコーチに捧げた勝ち点1であり

次のホームではホーム分の勝ち点3に繋げる勝ち点だと認識したい。

次回はホームで磐田戦になるけれど、

今日の気持ちを忘れなければ試合内容は必ず相手を上回る事ができるはずだ。

そして選手たちはゴール前で躊躇せず沈着にゴールを狙ってほしい。

次回のナビスコ杯は新潟はお休みなので中2日で鳥栖まで遠征してくる相手に絶対負けられない。

残念ながら仕事でスタンドからサポートできないけれど、

その分今日の試合で選手たちに気持ちを伝えてきただけに

何としても勝ち点3を今度こそ勝ち取ろう!

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