14日朝日新聞社は読売巨人軍が1997年から2005年頃に入団した

新人選手6人に最高標準額1億5千万円を超過する

契約金額総額約36億円を選手に支払っていた事をスクープした。

当時は逆指名制度及び自由枠制度があり、12球団は自由に選手を獲得できた時代で、

その時代には多額の契約金の存在が囁かれていた。

それが今回明らかになり巨人はその時代の超過した契約金を認めたが、

ルール違反じゃないと真っ向から反論した。

これで読売巨人軍は多額の契約金支払が発覚しその金額の多さに様々な波紋を広げそうだ。
清武の乱第2弾という感じだが、

やはり他のマスコミが黙っていなかったというのがこの報道から伺える。

個人的にはこの件については全く驚きはない。

元々以前から巨人は多額の身代わり金の存在を週刊誌などで語られたり、

契約金を超える存在は言われてきただけにやっぱりあったのかという印象しかない。

これは巨人だけに限らず12球団の問題という認識が強く、

2005年の那須野投手の5億以上の契約金で

当時の横浜が厳重注意を受けた事を踏まえると

巨人がこの問題でルール違反じゃないというのは違和感があるし、

さらには一場問題で当時オーナーだった主筆が辞任している事を踏まえても

その問題全てを隠ぺいしていたと言わざる得ないし、

都合の良い情報は公表し、都合の悪い情報は隠ぺいしたという事になる。

税制上では確かに定められた金額を支払っていれば問題ないだろうが、

国税庁はこのスクープを契機に税務調査をすべきではあるだろう。

巨人の見苦しい言い訳もさることながら、

こういう問題が起きたのは不透明な経営実態とMLBやJリーグのような経営開示をしない事にある。

毎年球団経営が厳しいというが、何がどう厳しいのか全く見えてこない。

人件費なのか?それともそれ以外なのか?

Jリーグの経営開示では営業収入や収支など確り開示されているので負債額もわかる。

NPBでは唯一知る範囲は選手会が公表する年俸総額だが、

これには出来高払いは契約金は含まれていないと明示されている。

こういう問題を回避するにはやはりMLBやJリーグのように

年俸総額を含めた経営開示を行う必要があるだろう。

個人的には営業収入が多いチームに金を出すなとは言わないし、

赤字にならなければ問題視しない。

だたお金があるから戦力が揃うとも限らないし、

戦力バランスの問題は別だ。ただプロで結果を残していない新人に対して

5億以上もの金額を支払うというのは1,2人でなく

毎年複数人に支払っていたという事実は異常に感じる。

MLBでも1部の選手を除けば本当にマイナーから這い上がってくる選手ばかりだし、

新人の契約では必ず契約額は実公開される。

そう踏まえると問題は根深い。

これを契機に経営開示され透明性ある経営が公表される事を願いたいところだ。

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