東日本大震災から復興の妨げとなっているのは大量のがれきと
福島第一原発事故による放射能汚染が大量のがれきの処理を遅らせ、
さらに帰還できない地域にしてしまっている。
1年経った今も福島第一原発から放射能が放出されている中での
除染作業に意味があるのか?というのもあるし、
何より周辺の放射能の放出を抑えてこそ次のステップに進めるのではないかと感じる。
そして今後原発をどうするべきなのか?
そして原発54基約5400万kw分の電力量を
どう補うべきなのかというところに触れたいと思う。
福島第一原発事故による放射能汚染が大量のがれきの処理を遅らせ、
さらに帰還できない地域にしてしまっている。
1年経った今も福島第一原発から放射能が放出されている中での
除染作業に意味があるのか?というのもあるし、
何より周辺の放射能の放出を抑えてこそ次のステップに進めるのではないかと感じる。
そして今後原発をどうするべきなのか?
そして原発54基約5400万kw分の電力量を
どう補うべきなのかというところに触れたいと思う。
福島第一原発事故は私たち人類が経験した
26年前のチェルノブイリ原発事故の経験を超えるものだった。
特にこれまで安全と言われてきた日本の原発にとって
それを180度覆された事で全ては変わった。
チェルノブイリ原発事故では当初こそソ連政府に隠ぺいされたが、周
辺諸国でその事故が感知されるとすぐさま公表し、多くの犠牲を払って1年位で石棺した。
それにより長期間に渡る放射能漏れという点では防げたものの、
その後周辺地域は26年経ても帰還もできず、除染できない地域となった。
セシウム137で30年の半減期が必要となれば事故から30年を経て
ようやくそれ以外の除染に取り掛かれるのではないかと思えるが、
逆に言えば日本にとってチェルノブイリ事故がこれから25年後の日本を示していると言える。
今回の事故原因は地震によるものでなく、
大津波による電源損失というこれまで考慮されていなかった事例であり、
さらにはその電源喪失時の対応が全くできなかった事も事故を拡大させた要因である。
電気を発電する原発が電気を失うという情けない事態でもあったが、
それでも電源を辛うじて確保した女川と福島第2原発が間一髪回避できた事を
踏まえても電源を失わなければ事故は回避できた事になり、その原因は明らかである。
さらには地震が酷かった女川では津波は15メートルでも原発が
高台に設置されていた事もあり浸水は回避された。
その意味で浸水対策を怠った東京電力の責任は逃れられない。
原因はこの時点で電源喪失による原子炉を確認する事ができなかった。
それに対応する人員が緊急時の対策を知らなかった。
それに対応するだけの備えと指示にミスが重なった事など原因は人災だ。
その意味でも今回の大地震で原子炉が損傷して事故となった訳ではなく、
電源を失った事によって事故となったのだ。
ただこの地震後に原子炉が再稼働できるか?
と問われれば既に地盤の多くが損傷しており同じ規模もしくは
80%の地震が襲えば原子炉そのものが倒壊しかねないとなるだけに
再稼働は不可能と判断すべきだろう。
そういう観点から踏まえて1番の焦点となっている原発問題についてだが、
個人的見解とすれば原因を見れば明らかなので今すぐ全原発を停止して廃炉しろ!
という意見については明らかに暴論であり、
停止したとしてもその燃料棒を何処に保管するのかという難題がある。
廃炉する以上その燃料棒を何処に保管するかという事だ。
廃炉を唱える以上これを何処へ保管すべきか確り示した上で廃炉を唱えなければならない。
廃炉しろ!あとは知らんというのなら廃炉するという事が
どういう事なのかを理解していないという事になる。
それにいきなり54基の原子炉を廃炉する事そのものが物理的に困難であり、
それだけの作業員をどこから集めるのか?という課題がある。
その面を踏まえてもいきなり全て廃炉というのは暴論だ。
私自身の考えとしてはまず廃炉するにも時間が必要なので
当然燃料棒を何処に保管するのか?という議論する時間も必要であり、
この現実だと原子炉を新設する事は事実上無理なので
原子炉運転を35年か40年とし現時点で40年を超えている原子炉については
廃炉手続きに入るべきだ。
新設しなければ当然順次35年から40年の原子炉は廃炉となるので
動かせる年数は自然と最大、最少を計算できる。
ゆえに10数年廃炉運動するよりも事前に
何年何十年で廃炉できるようにした方がはるかに効率的だ。
そうすれば廃炉期限が決まったところで廃炉するまでに
燃料棒の確保する場所の議論を移せるし、
動かさなければ原子炉の寿命は縮まらない訳であり
そういう意味でも動かせる原子炉を止めるより動かして
原子炉の寿命を縮めた方が良いのではないか?
どのみち13か月後の点検がある訳であり、
まず今回の事故原因を確り熟知した上で原発反対派は原子炉運転年数に言及し、
原子炉を新設させなければ良い。
もちろん反対する以上燃料棒の保管場所のついての議論もすべきである。
そしてその廃炉までの時間に再生エネルギー設備を順次増設して拡張する。
そして今世紀中に商業用の原発は廃炉する。
色々なツイートを読むと原発反対派の多くは止めれば
安全と考えている節をどうしても感じてしまう。
止めたら安全ではなく廃炉の上で燃料棒を安全に保管してこそ安全という事を忘れている。
廃炉する以上その燃料棒をどうすべきか反対派から何も語られないのは如何なものだろうか?
廃炉する以上手順を考えれば廃炉するためには
燃料棒を安全に管理できる場所が必要な訳で
その場所がなければ廃炉何てできる訳がないし、何の解決にもならない。
それを解って反対しているのだろうか?
廃炉するためにも時間が必要だという事を確り認識し、
廃炉は1日にしてならずという事を確り肝に銘じてほしい。
まずは廃炉するための期限→燃料棒を安全に管理するための場所の選定→
そして期限を迎えた原子炉を順次廃炉していく。
その為に反原発派がすべき事は原子炉を新設させない→
廃炉させるために運転期間を定めさせる→
廃炉するに当たり燃料棒を安全に保管する場所を提示し示す→
それに当たり原子炉1基分ずつの100万kwをどう確保すべきかを提案し提示する。
世間が納得する事から始めなければ
廃炉するのは賛成派の仕事では話し合いにすらならない。
難しい問題であり、この問題を乗り越える事ができれば
日本は22世紀を迎える時に世界に脱原発に成功した
脱原発先進国として称えられる次の世紀を迎えられるかもしれない。
原発新設さえさせなければ再生エネルギーへシフトするしかない。
その為にも廃炉するための問題点を確り見据えて時間を掛けて廃炉していくべきだろう。
次回は大震災を経験して本当にできる事とは?
そして何が有効な手段なのか?
そういう事を書き綴りたいと思う。
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26年前のチェルノブイリ原発事故の経験を超えるものだった。
特にこれまで安全と言われてきた日本の原発にとって
それを180度覆された事で全ては変わった。
チェルノブイリ原発事故では当初こそソ連政府に隠ぺいされたが、周
辺諸国でその事故が感知されるとすぐさま公表し、多くの犠牲を払って1年位で石棺した。
それにより長期間に渡る放射能漏れという点では防げたものの、
その後周辺地域は26年経ても帰還もできず、除染できない地域となった。
セシウム137で30年の半減期が必要となれば事故から30年を経て
ようやくそれ以外の除染に取り掛かれるのではないかと思えるが、
逆に言えば日本にとってチェルノブイリ事故がこれから25年後の日本を示していると言える。
今回の事故原因は地震によるものでなく、
大津波による電源損失というこれまで考慮されていなかった事例であり、
さらにはその電源喪失時の対応が全くできなかった事も事故を拡大させた要因である。
電気を発電する原発が電気を失うという情けない事態でもあったが、
それでも電源を辛うじて確保した女川と福島第2原発が間一髪回避できた事を
踏まえても電源を失わなければ事故は回避できた事になり、その原因は明らかである。
さらには地震が酷かった女川では津波は15メートルでも原発が
高台に設置されていた事もあり浸水は回避された。
その意味で浸水対策を怠った東京電力の責任は逃れられない。
原因はこの時点で電源喪失による原子炉を確認する事ができなかった。
それに対応する人員が緊急時の対策を知らなかった。
それに対応するだけの備えと指示にミスが重なった事など原因は人災だ。
その意味でも今回の大地震で原子炉が損傷して事故となった訳ではなく、
電源を失った事によって事故となったのだ。
ただこの地震後に原子炉が再稼働できるか?
と問われれば既に地盤の多くが損傷しており同じ規模もしくは
80%の地震が襲えば原子炉そのものが倒壊しかねないとなるだけに
再稼働は不可能と判断すべきだろう。
そういう観点から踏まえて1番の焦点となっている原発問題についてだが、
個人的見解とすれば原因を見れば明らかなので今すぐ全原発を停止して廃炉しろ!
という意見については明らかに暴論であり、
停止したとしてもその燃料棒を何処に保管するのかという難題がある。
廃炉する以上その燃料棒を何処に保管するかという事だ。
廃炉を唱える以上これを何処へ保管すべきか確り示した上で廃炉を唱えなければならない。
廃炉しろ!あとは知らんというのなら廃炉するという事が
どういう事なのかを理解していないという事になる。
それにいきなり54基の原子炉を廃炉する事そのものが物理的に困難であり、
それだけの作業員をどこから集めるのか?という課題がある。
その面を踏まえてもいきなり全て廃炉というのは暴論だ。
私自身の考えとしてはまず廃炉するにも時間が必要なので
当然燃料棒を何処に保管するのか?という議論する時間も必要であり、
この現実だと原子炉を新設する事は事実上無理なので
原子炉運転を35年か40年とし現時点で40年を超えている原子炉については
廃炉手続きに入るべきだ。
新設しなければ当然順次35年から40年の原子炉は廃炉となるので
動かせる年数は自然と最大、最少を計算できる。
ゆえに10数年廃炉運動するよりも事前に
何年何十年で廃炉できるようにした方がはるかに効率的だ。
そうすれば廃炉期限が決まったところで廃炉するまでに
燃料棒の確保する場所の議論を移せるし、
動かさなければ原子炉の寿命は縮まらない訳であり
そういう意味でも動かせる原子炉を止めるより動かして
原子炉の寿命を縮めた方が良いのではないか?
どのみち13か月後の点検がある訳であり、
まず今回の事故原因を確り熟知した上で原発反対派は原子炉運転年数に言及し、
原子炉を新設させなければ良い。
もちろん反対する以上燃料棒の保管場所のついての議論もすべきである。
そしてその廃炉までの時間に再生エネルギー設備を順次増設して拡張する。
そして今世紀中に商業用の原発は廃炉する。
色々なツイートを読むと原発反対派の多くは止めれば
安全と考えている節をどうしても感じてしまう。
止めたら安全ではなく廃炉の上で燃料棒を安全に保管してこそ安全という事を忘れている。
廃炉する以上その燃料棒をどうすべきか反対派から何も語られないのは如何なものだろうか?
廃炉する以上手順を考えれば廃炉するためには
燃料棒を安全に管理できる場所が必要な訳で
その場所がなければ廃炉何てできる訳がないし、何の解決にもならない。
それを解って反対しているのだろうか?
廃炉するためにも時間が必要だという事を確り認識し、
廃炉は1日にしてならずという事を確り肝に銘じてほしい。
まずは廃炉するための期限→燃料棒を安全に管理するための場所の選定→
そして期限を迎えた原子炉を順次廃炉していく。
その為に反原発派がすべき事は原子炉を新設させない→
廃炉させるために運転期間を定めさせる→
廃炉するに当たり燃料棒を安全に保管する場所を提示し示す→
それに当たり原子炉1基分ずつの100万kwをどう確保すべきかを提案し提示する。
世間が納得する事から始めなければ
廃炉するのは賛成派の仕事では話し合いにすらならない。
難しい問題であり、この問題を乗り越える事ができれば
日本は22世紀を迎える時に世界に脱原発に成功した
脱原発先進国として称えられる次の世紀を迎えられるかもしれない。
原発新設さえさせなければ再生エネルギーへシフトするしかない。
その為にも廃炉するための問題点を確り見据えて時間を掛けて廃炉していくべきだろう。
次回は大震災を経験して本当にできる事とは?
そして何が有効な手段なのか?
そういう事を書き綴りたいと思う。
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