東日本大震災では今までにない大津波で9割近い人が犠牲となった。

これまで地震対策についてはかなりなされてきた日本も津波対策では

これまでに経験した事のない津波が現実に押し寄せ、それが福島第一原発事故に繋がった。

今回は大津波を経験し、その津波対策をどうすべきなのか?

そして今後津波対策で何処に済むべきなのか?という事を綴りたい。
これまで大地震といえば大きな揺れが中心で、

大津波で多くの物を飲み込むという事はあまり考えてこなかったのは否定できない。

ただ今回の地震では地震そのもので亡くなった人は少なく、

津波に飲み込まれて亡くなった人が多かった。

それが日本を大きく変えた1つの要因でもあるけれど、

これで1つわかった事は過去大きな津波は押し寄せていた事実が確認されている。

しかし当時の情報は時代とともに風化し記録として残されていても

それを知るすべがなくこれまで何度も同じ津波で犠牲者を出してきた事だろう。

しかし1つポイントがあり、江戸時代以前から存在する宿場町が

今回の大津波で飲み込まれる事がなかったのだ。

あと調査の結果でも宿場町を繋ぐ道中も津波に飲み込まれない場所に位置していた。

これは過去の人たちが津波に飲み込まれないように

選定したとしか思えない道中だったと考えられる。

これら先祖が示した安全の道、安全の対策をこの世代で確り築いて行かなければならない。

その意味でもまず高台移転は絶対実行すべきであり、

仕事場のみ海岸近くにする方向性が当然である。

今回の大津波でハッキリした事はどんな防波堤を作っても守り切れないという事だ。

それなら最初から守るのではなく、犠牲者と被害を防ぐのが第一であり、

そうすべきなのは言うまでもない。

実際に被害を殆ど出さなかった集落や地域では

祖先が確り高台へ移転を進めた故に被害を最小限に防げた。

その人たちは祖先の教えは正しかったと感謝したものだ。

これから数十年後もしくは数百年後に同じ津波が

襲った時祖先の判断は正しかったと思われるのか?

それとも祖先の判断は愚かだったと言われるのか?

と言われれば間違いなく前者になるだろう。

その意味でも高台移転を進めるべきだが、

この地域の高台には遺跡が多いらしく移転する事が難しい地域もあるという話もある。

遺跡が発見されるとその地域は開発する事が調査が終わっても開発できないらしいので、

この遺跡問題も回避した上で高台移転を進めなければならない。

色々な問題はあるものの、方向性は高台移転で良いだろうし、

海岸沿いには仕事場のみで避難場所を確保する頑丈な建物を設置してほしい。

次回は1番の問題である原発問題について書こうと思います。

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