9日サッカーブラジルW杯アジア最終予選の組み合わせが行われ、

日本はB組に入り、オーストラリア、イラク、オマーン、ヨルダンと同組となった。

日本は最新のFIFAランキングでアジア3位の33位となり

第2シードとなりイランとの対戦を回避したが、

第3シードのジーコ率いるイラクと対戦する事になり

オーストラリアとイラクがこの組最大のライバルとなりそうだ。

日程は大きく恵まれ、ホーム2連戦でオマーン、ヨルダンと対戦し、

時差なしでアウエーオーストラリアと対戦し、9月にホームでイラクと対戦する。

アウエーでは中東1試合ずつ組まれ、欧州組の移動が緩和され、

オーストラリアとは来年6月にホームで対戦し、

最終節直前にアウエーでイラクと対戦する。

これでザックジャパンはジーコのイラクとの対戦する事になったが、

日程的にはコンフェデレーションズカップ出場のアドバンテージを大きく活かす事になった。
対戦相手としてはジーコ率いるイラクが同組に入った事以外は組み易い相手という印象だ。

確かにオーストラリアはオジェック監督、

オマーンのルグエン監督は日本事を知り、

日本との対戦経験がある。

しかし逆に日本にとってその方がやり易いのも事実であり、

アウエーも連戦が無く中東での試合という事もあり

欧州組には移動距離が軽減される結果となったのが何より朗報だ。

オーストラリアは強敵であるが、欧州組についてはキューウェル、ケーヒルらが

ベテランとなり力が衰えており、ケネディやアレックスらJリーグ勢が3次予選では軸となった。

U世代では五輪予選敗退が決まるなど世代交代という点

さらには国内リーグで内乱が起きているなど前回の予選の時のような強さはないという感じだ。

オマーンとヨルダンについてはオマーンはホームでオーストラリアを破っているが、

実力的には最も劣るとされ、ヨルダンはアジア杯ではドローと苦戦したが、

実力通り戦えば負ける事はまずない。

問題はドーハの悲劇以来19年間対戦が無いイラクの存在だ。

日本を熟知しているジーコが監督であり、

前回のアジア杯王者である事を踏まえれば当時の選手が全て入れ替わって

対戦していないイラクは非常に不気味な存在だ。

ジーコの戦術を良くないという人も日本代表時代には少なくなかったが、

私としたらジーコの勝負強さは歴代の日本代表監督の中で1番だったと感じているし、

当時の日本代表にとって中盤での想像力を活かすサッカーをやるには難しかったのも事実だ。

日本サッカーに長年関わってきただけに怖い相手だと感じている。

はいえ日程を見ると実に恵まれた日程になったのも事実で、

6月の3連戦はホーム2連戦が続き、アウエーオーストラリアも時差がなく移動できるのも大きい。

イラクとは9月にホームで準備できるし、

アウエーのオマーン、ヨルダン戦は中東への移動なので欧州組の移動が軽減される。

そして最後のオーストラリアのホームで出場を決めてしまいたいところだ。

最終戦のイラク戦は中立国になると思うので

そこでは控えメンバーでコンフェデレーションカップに備えられるようにしたい。

組み合わせは悪くなく、日程にも恵まれた。

全ては6月の3連戦で大きく今後が決まってくるだろう。

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