12日サッカーJ1アルビレックス新潟のキックオフフェスタに参加してきました。

このイベントはアルビレックス新潟として初めて開催するイベントで、

クラブの運営状況やこれからのアルビレックス新潟について語り、

高知キャンプのリポートとドイツブンデスリーガーフライブルクから復帰した

矢野貴章選手が参加し今後の決意を語ったイベントだった。

クラブの運営状況などの問題は実に考えさせられる事が多かったし、

サポーターの有り方も考えさせられたが、

最後は復帰した貴章を会場がキショーコールで迎え入れサポーターとハイタッチして幕を閉じた。
アルビレックス新潟にとって初となったキックオフフェスタは

これまで運営問題を大規模に語るイベントがあまりなかった事もあり、

パネラーが参加し、色々語る上で今の新潟の問題点と

これからの新潟の未来を考えるイベントだった。

それだけだと詰まらないので2部ではインターネット回線で

黒崎監督らがキャンプの近状を報告し、

そして復帰した矢野貴章選手をサポーターが迎え入れるという内容だった。

私も最後には貴章とハイタッチできたのでいい位置取りをしていたし、

最後は本当にサプライズだったね。

さて今回参加した目的をレビューするとするけれど、

今回の1部のテーマは新潟熱、育成、レフェリーの判定問題、

そしてサポーターにできる事とは?

という感じで司会のスカパー!のハイライト番組「Jリーグアフターゲームショー」のMCを務める

平畠啓史氏の進行でゲストに新潟OBの山口素弘氏、

社団法人新潟県サッカー協会審判委員会・国際副審でもある八木あかね氏、

Jリーグ・社団法人日本プロサッカーリーグ広報室室長である吉田国夫氏、

そして株式会社アルビレックス新潟代表取締役田村貢社長が

それぞれの立場で語った訳ですけれど、

まず新潟熱についてですが、開口一番今日の新潟の現状を平畠さんが

秋春開催はこれでは無理!というところから始まりました。

秋春制はこれまで何度か議論されていますけれど、

ご存じのように日本の冬は雪が深く開催困難な地域が少なくないのが実情です。

47都道府県にクラブがある以上数クラブが良ければ良いという話ではありません。

もし秋冬開催となればアルビレックス新潟もこの2月に試合をしなければなりません。

しかし肝心のホームは新潟市が雪で埋まっており、

これらの除雪だけでなくサポーターがビックスワンまで行けるかどうかも問題となります。

この状況ではとてもじゃありませんが2月に新潟で開催するのは困難と言わざる得ません。

ドイツでも1月は冬季ブレイクという事で

8月開幕で1月に開催しない方向にしている位です。

もし開催するとなれば新潟の場合は12月下旬から2月は全てアウエーとして

練習場所を県外に確保するしかないでしょう。

運営が各クラブ逼迫している中で除雪費を強いるのならやはり受け入れられないでしょう。

除雪費だけで1億以上はくだらないですからね。

そして次に上がったのは今の観客数についてですね。

山口氏がいた頃は4万人入る試合が多かったものの、

現在は2011年シーズンは平均3万人の大台を割り込み平均2万6千になってしまいました。

これでもJ1クラブ平均では浦和に次ぐ2位なのですが、

それでもかつて3万後半だった平均観客数を考えると

やはり少ない印象が強いのが現状です。

この問題については私自身2004〜2007年までが多かったという印象もありますし、

何より新潟の人口密度としてはビックスワンの4分の3に当たる

平均3万以上の確保が最低ラインなのだと感じています。

これ以上割ると運営面で大きなマイナスとなりますし、

何よりクラブを強くできないのも実情です。

ただ今回のパネラーの意見では新潟には他チームにない温かさがあり、

2003年のJ1へ昇格を決めた年の事を山口氏が語っていましたが、

ブーイングではなく励ます事が他チームにない良さとも語られました。

もちろんブーイングはするなという事ではありませんけれどね。

そして次に上がったのは育成面についてですけれど、

Jリーグに加盟するためには必ずアカデミーを保有する事が義務付けられている訳で、

1999年に発足して当初こそユースからの昇格もU世代の代表も排出できませんでしたが、

近年は5年連続ユースからの昇格があり、

U世代からも代表を輩出できるまで成長してきました。

これも地域密着して各世代に指導者を配置する事で

プロの指導を受けれるからこそでもあり、

ユース出身の酒井高徳選手がブンデスリーガーデビューをするまでになっただけに、

ユース世代に目標ができた事が非常に大きいところです。

予算が限られている新潟にとってユース世代の育成は

今後J1で戦う上で非常に大事な事だと思いますし、

今後も選手だけでなく、新潟県からの指導者にも力を入れる事で

地域のレベルを向上できると感じます。

最も新潟の場合親会社こそありませんが、

NSGグループが運営に携わっているので

各地域にフットサルコートを設置して指導を受けられる体制になっています。

10年前では考えられない事でしたけれどJ1に定着して

着実に施設だけは各クラブに負けない施設を

揃えているクラブにはなっていると思います。

そして次に上がったのがレフェリー問題についてですが、

これは実に難しい問題だと思うのですが、

サッカーを長年観ているとその判定に対して目も肥えてくる訳で、

それがゆえにサポーターからもレフェリーに

ブーイングを浴びせるシーンや野次を飛ばすシーンが少なくありません。

私もあまり酷いケースでは昨年の6月18日の黒崎監督が

退場になった試合のレフェリーの判定には私もブーイングだった事はあるものの、

それ以外では実際にスローモーションで観ている訳じゃないので

微妙な判定にはレフェリーを尊重するようにしています。

判定に泣き、判定に笑う事があるからね。

私もメインから観戦していると本当に感情だけで

レフェリーに野次を飛ばしているサポーターを観ていますけれど、

個人的な意見を言わせて頂くと毎回野次を飛ばせば

レフェリーも中立でも人なのでどこかで有利な判定、

不利な判定に偏る事があると思うんですよね。

私たちサポーターの有り方として

まずレフェリーを味方につけてその判定を尊重し、

リスペクトする事がサポーターに求められる事だと思います。

選手が抗議する事も本来はフェアプレーに反する訳で、

そういうシーンがU世代に悪影響を与えているという見方もされていました。

やはりその点でもサポーターはレフェリーをリスペクトしていく事が必要なのだと感じました。

そして最後はこれから新潟サポーターが求めていく事ですが、

これは新潟サポーターに限りませんが、

最近のサポーターの中には応援席で観戦するサポーターに応援歌を歌えないなら来るな!

と言われたという話を聞くと言います。

要するに近づき難くなってしまっているという事です。

この問題は私は以前浦和サポーターの応援席で

そういうケースがある事をコラムなどで読んだ事がありますけれど、

これは私個人の考えですが、

確かに応援席で応援歌を歌わないと浮いてしまうケースはあります。

しかし初めて応援席へ行って完璧に応援歌を歌えるサポーターはいるでしょうか?

私自身は応援歌を完璧に歌える人じゃないので応援席での

観戦は私自身には不向きと感じているし、

私自身試合をじっくり観るタイプなので四六時中応援歌を

歌っている席よりも試合を観ている事に集中できるメインスタンドでの観戦を選んでいます。

指定席でシーズンパスなので無理して並ぶ必要はありませんし、

自分のペースで応援したい時は応援し、

応援歌を歌いたい時は歌えるので私には今の席が1番合っているんですよね。

もちろん時として選手たちに檄を飛ばしたり、時には励ましたりもします。

この問題について私なりの結論として観戦する時に

どういう観戦をしたいのか?

というのが1つのポイントになると思います。

野球でもそうですが、応援歌を歌いたい人は外野応援団席へ行けば良いし、

試合をジックリ観たければ内野スタンドへ行けば良いように、

応援歌を歌いたいけれどずっと応援歌を歌うのは

難しい人には私としてはバックスタンドのホームよりか

メインスタンドで観戦した方が良いと思う。

そしてそこから応援団席へ流れるのが良いとは思う。

最初から応援団席へ行くなら中央ではなくサイドをお奨めします。

1部はそんな感じで終わり、

サポーターお待ちかねのキャンプリポートが始まり、

今回登場したのは黒崎監督、田中亜土夢、村上佑介、東口順昭、西村龍馬選手が登場し、

まずキャンプの状態については例年以上に走り込みをしており

スタミナを重視した調整になっているようです。

やはりこれはここ数年後半ロスタイムの失点の多さがあるゆえに

後半走り負けないサッカーを目指していると感じました。

田中亜土夢選手は1部でレフェリーの件で上がった件で

家族の質問がされましたが、それは会場にいた人たちは爆笑でしたね。

亜土夢の家族は本当にユニークな家族ですよね。

東口選手はまだリハビリ中という事で合流まであと1,2か月かかるようです。

おそらく実戦復帰は5月になるかな?

村上選手は少しオーバーワークだったようで前日練習は休んだようです。

西村選手は昨年もユースながらキャンプに参加したという事でキャンプには慣れているようで、

試合ではCBもやるなど色々可能性を探っている感じです。

そしていよいよ待望の矢野貴章選手が登場し、

登場した瞬間会場は矢野貴章コールが起こって温かく貴章を迎えました。

再び新潟での復活を決めてくれた事にも感謝しているし、

何より戻るなら新潟と決めていた事には感謝しますね。

決意が述べられた後に海外での生活についてと、

新潟を離れても確りチームの事を見ていたという事ですんなり入る事はできそうです。

新加入した平井選手との競争もありそうですし、

ロペス、アランについても聞かれていましたね。

そして最後に場内を回って終わりました。

丁度ハイタッチできる場所だったのでハイタッチできましたけれど、

フォト日記ではその様子も掲載されているのでそちらを見た方が良いでしょうね。

当初は撮った写真載せようと思いましたが、

私のいた場所わかっちゃうので載せるのやめます。

という事で次は後援会激励会に出席しますけれど

選手が揃った中でどんな激励会になるのか楽しみですね。

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