19日スタートのドラマ「聖なる怪物たち」を視聴した。

このドラマは河原れん原作の「聖なる怪物たち」をドラマ化した作品で

ある嵐の日に1人の妊婦が飛び込みで運ばれてきた。

その妊婦を執刀した外科医は懸命の治療もなく死亡し、子供だけが生き残った。

その出来事は偶然ではなく必然であり、多くの事実が明らかになっていくストーリーである。

この事件は1年前に起きた出来事が発端となっており、

その出来事を利用された外科医が真実を暴いていく。

その事実が暴かれた時一体何が残るのだろうか?
長くドラマを視聴しているけれど、

今回初の領域となるテレビ朝日のドラマをレビューする事にした。

これまで日テレを中心にフジ、TBS、NHKの大河ではレビューしてきたものの、

テレビ朝日は映画では良く鑑賞するものの、

ドラマとなると本格的に視聴したドラマは実は無かったりする。

今回このドラマを観ようかな?

と思ったのは題材に興味が惹かれた事と、

それに見合わないほどこのテレビ局では珍しいほどの配役が揃った事にある。

テレビ朝日でこれだけの配役が揃うのはこれまであったかな?と思うほどの面々だ。

それも原作が良いからなのだろうか?と感じたりする。

さて今回のドラマはある女性が流産して子供を産めなくなった事で

代理出産で子供を作ろうとする事により様々な思惑が動くドラマだ。

その巻沿いを受ける若き外科医が利用されながらも真実を探っていく。

果たしてその真実の先にあるものとは一体何なのだろうか?

キャスト

司馬健吾演じる岡田将生

春日井優佳演じる中谷美紀

日向圭子演じる加藤あい

日向敏雄演じる長谷川博巳

有馬三恵演じる鈴木杏

平井瑶子演じる大政絢

司馬宗吾演じる平田満

糸川要次郎演じる渡辺いっけい

水原良二演じる勝村政信

大久保志郎演じる小日向文世

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

ある雨の晩、大久保記念病院に"飛び込み出産"の妊婦がやってくる。

当直の外科医、司馬健吾は専門外ながら帝王切開手術に挑み、

無事男の子を取り上げる。

ところが、その直後に妊婦が急死。

身元の分からない新生児だけが病院に残された。

皮肉な偶然が重なり起こった出来事。

健吾はそう思っていた。

だがこれは、偶然ではなく仕組まれた必然だった…。

それより1年前。

大学病院にいた健吾は、突然、経営難に苦しむ大久保記念病院への異動を命じられる。

看護師長の春日井優佳や外科医の水原良二ら同僚と出会い、

多忙ながらも充実した日々を送り始める。

だがそんな健吾をよそに、

ある思惑を胸に秘めた者たちによる壮絶な計画は、

着々と進められようとしていた…。

以上テレビ朝日聖なる怪物たちHPより


今回は突然急患として運ばれてきた妊婦は出産間近の状況で一刻の猶予もない。

そんな中運の悪い事に産婦人科医は不在、

他の医師も不在で残っていたのは専門外の外科医健吾だった。

専門外ながらやるしかなかった健吾は覚悟を決めて帝王切開をして

子供を無事助け出す事に成功する。

しかし母体の母親は出血多量により死亡してしまうのだった。

実はその1年前にある出来事が起きていた。

当時大学病院にいた健吾は突然経営難に苦しむ大久保記念病院へ異動となり、

そこで厳しいながらも外科医として奮闘する毎日を送っていた。

そんな時期にある資産家の学校法人の理事長日向敏雄の結婚式が開かれていた。

妊婦の新婦日向圭子は体調が悪いながらも式のスケジュールをこなしていたが、

突然出血し子供は流産し、命の危険もあり苦渋の選択で子宮摘出もしたのだった。

それにより子供を産めない体となった圭子はその現実に悲しみに暮れる毎日を送っていた。

そんな中姉の春日井優佳の元を訪れ、代理出産を頼み込む。

看護婦の立場から拒否した優佳だったが、

後日敏雄の元を訪れ、結婚式に出席できなかった事のお詫びに伺う。

優佳は健吾が務める大久保記念病院の看護師長だった。

そこで優佳は圭子がただ子供が欲しいのと敏雄にも頼み優佳も困惑する。

後日健吾が赴任後初手術をすることになった。

その患者は腹膜炎を起こしており、

緊急性が高かったが人手不足でこれまで経験のない健吾が執刀する事になった。

初めてながら優佳のサポートもあり手術は無事成功するも、

後日患者に逃げられるという事件が起きる。

確かに保険に入っていなかったりすると莫大な請求額になるから

逃げるケースも実際にあるようだ。

そんな現実を知り、健吾は経営難の病院での現実を目の当たりにする。

そして優佳は逃げた患者の子供の事などを見ているうちに

圭子に代理出産を承諾する返事をするのだった。

ここから代理出産へと進むそれぞれの思惑が始まるのだが、

日本では代理出産は認められておらず、

法律的には違法じゃないが、倫理的には学会では認められていない。

ゆえに海外で代理出産するケースがあるものの、

その場合でも戸籍上認められないようになっており、実に難しい問題ではある。

確かにどうしても子供が欲しいという気持ち、

そしてそれが自分の遺伝子である事を望むのはわからないではない。

でもそれが果たしてどう捉えるかで色々考えさせられる問題だ。

現実問題代理出産に自分の母親というケースや親族というケースもある。

子供がどうしても欲しいというケースではそれも十分あり得るケースであり、

実際に行われた事例もある。

ただこれがそうじゃない場合は色々な思惑が潜んでおり、

その問題定義が今回のドラマが問う部分となるだろう。

次回はその代理出産の母体となる人に対して母体提供を優佳と圭子が求める。

果たして母体となる女性は誰なのか?その経緯に注目したい。

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