12月10日に新潟で公開された「ハラがコレなんです」を鑑賞した。
この映画は妊娠9か月の臨月を迎えたお金もない、
家もない妊婦が粋と義理人情を大切にし、
自分の事よりも他人の事を心配し、様々な人助けをしていく人情ドラマである。
これだけ無い無いづくしでも自分よりも人を助けようとする姿には
人との繋がりと大切さを描き、最後には自分が助けられる事になっていく。
この映画は妊娠9か月の臨月を迎えたお金もない、
家もない妊婦が粋と義理人情を大切にし、
自分の事よりも他人の事を心配し、様々な人助けをしていく人情ドラマである。
これだけ無い無いづくしでも自分よりも人を助けようとする姿には
人との繋がりと大切さを描き、最後には自分が助けられる事になっていく。
今の世の中お金が無い人が少なくなく、
住む所さえ困る時代に自らは出産間近の身でありながら
過去にお世話になったおばちゃんやそこに住んでいた人たちとの
再会で人助けする姿には困った時でも困った人を助ければ
何とかなるという人との絆が描かれている。
実際に出産するにもお金が掛かるし、
住むところがなければ誰かを頼らなければならない訳で、
そんな中で1人の女性が義理人情で絆を結んでいく。
果たしてその先の出産にはどんな結末が待っているのだろうか?
キャスト
原光子演じる仲里依紗
児玉陽一演じる中村蒼
ママ演じる斉藤慶子
児玉次郎演じる石橋凌
清演じる稲川実代子
原芳隆演じる並樹史朗
原早苗演じる竹内都子
他多数のキャストでストーリーが進行する。
ストーリー
原光子は妊娠9カ月で、子供の父親のアメリカ人と別れ、
所持金もなく、行く当てもないままアパートを引き払う。
しかし、義理人情を大事にし、粋に生きることを最も重んじる光子は、
昼寝すれば大丈夫と楽観的に考えている。
光子は、子供のころ夜逃げして両親と暮らした時代遅れの長屋にたどり着く。
毒舌だった大家のおばちゃん・清は寝たきりで、戦死した夫のもとに行きたがっている。
光子は、清の世話をしながら長屋で出産する決意をする。
賑やかだった長屋に残っていたのは、閑古鳥の鳴く食堂を経営する、
光子の幼馴染の陽一とその叔父・次郎だけ。
15年前の結婚の約束に責任を感じ光子を想い続けていた陽一は、
再会を喜びながらも動揺する。
両親に捨てられた自分を育ててくれた次郎に対し、
自分だけが幸せになってはいけないと感じていた。
一方次郎は、喫茶店“べる”のママに想いを寄せながら、
世話になった清を残してママに想いを伝えることはできないと思っていた。
陽一はいつものように清に夕食を届けると、
光子に預金通帳を渡し、子供の面倒をみるとタンカを切る。
しかし光子は通帳の残高を見て、自分が店の面倒をみると切り返す。
翌日から、光子は客引きを始める。
次第に光子の人柄を慕う客で食堂は繁盛し始める。
そうするうち、ママが店を閉め、病気の母親がいる福島に帰ろうとする。
しかし次郎は引き留めることもできない。
じれったく思った光子は、みんなで福島へ行こうと提案する。
そこに、また夜逃げした光子の両親がやって来る。
混乱のなか、光子の号令で一同は昼寝をすることに。
その数分後、思いもよらないことが起こる。
結末は劇場で観てほしいけれど、
今回のレビューとして妊娠9か月の光子はアメリカ人の男と別れ、
1人アパートに暮らすもお金が底を尽きアパートすら出ていく事になった。
そもそもどうしてアメリカ人の男と一緒になり妊娠したのかは
特に考える事はしなくてもよいかもしれないが、
それでもシングルマザーとして生きるにはあまりにも過酷な現実がそこにあった。
出産するにもそれなりの費用が掛かる訳で、
実際にその費用が払えないとなったらやはり1人で産まなければならないのだろうか?
とは考えましたね。
確かに知識さえあれば1人で産めない事はないだろうけれど、
実際にそういうケースでは子供をその後赤ちゃんポストに預けたり、
殺してしまったりするケースが少なくない。
光子に1人で産める知識があるとは思えないんだけれどね。
そんな中で光子は自らホームレスになりながらも
同じホームレスの人を励ます粋な生き方で風に向かって向かうところへ向かった。
それがかつてわずかな期間だったけれど住んだ事のある長屋へ向かった。
そこは時代に取り残された場所であり、
周りが開発で進んでいるのにそこは戦後直後のままという場所だった。
そこにはかつて世話になった清が住んでいたが
既に足を悪くしたこともあり寝たきりの生活を送っていた。
その世話をするのが唯一残った次郎と陽一だった。
2人は閑古鳥の鳴く店を切り盛りしながらも店を継続していた。
それを見た光子は陽一の店を助けようと自らの身を顧みずに店の手伝いをし始める。
光子の客呼びでこれまでサッパリだった店にお客が段々増えてきた。
そんな中次郎は想いを寄せる女性がいた。
その女性は喫茶店のママで長年告白できないまま年月が過ぎ、
さらに清の介護で踏ん切りがつけられないでいた。
そんなママも実家の母親の介護で福島へ帰る事になり日がなくなり、
光子はある提案をするのだった。
それが福島へ全員で行くというものだった。
果たして光子の提案で次郎はママに告白できるのか?
そして光子の出産はどうなるのか?
結末は劇場で観てほしいけれど、
例え困っても困った人を助ける義理人情は
この時代に欠けた部分で必要な事を描いているし、
何より震災で住むところすら失った人たちが集まって仮設住宅で共同生活をしているように、
ホームレスの人たちが集まって使われていない長屋に住み始めて
再スタートをする人の姿が実に印象的だ。
そして光子も出産間近でも人助けする事で自らも人に救われていく。
どんなに厳しい環境でもやはり人との繋がりと絆があれば
乗り越えられるのだという事をこの映画で教えられたようだった。
総評としてお金がない人たちは本当に多い。
それでもそういう人たちが多く集まれば何とかなる事だってあるし、
人が多い方が何かやるにも色々な事ができるし、助けられるものだ。
光子はそんな義理人情で人助けし続けた事で自らも救われた。
それも光子の粋な行動こそが導いた絆だった。
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住む所さえ困る時代に自らは出産間近の身でありながら
過去にお世話になったおばちゃんやそこに住んでいた人たちとの
再会で人助けする姿には困った時でも困った人を助ければ
何とかなるという人との絆が描かれている。
実際に出産するにもお金が掛かるし、
住むところがなければ誰かを頼らなければならない訳で、
そんな中で1人の女性が義理人情で絆を結んでいく。
果たしてその先の出産にはどんな結末が待っているのだろうか?
キャスト
原光子演じる仲里依紗
児玉陽一演じる中村蒼
ママ演じる斉藤慶子
児玉次郎演じる石橋凌
清演じる稲川実代子
原芳隆演じる並樹史朗
原早苗演じる竹内都子
他多数のキャストでストーリーが進行する。
ストーリー
原光子は妊娠9カ月で、子供の父親のアメリカ人と別れ、
所持金もなく、行く当てもないままアパートを引き払う。
しかし、義理人情を大事にし、粋に生きることを最も重んじる光子は、
昼寝すれば大丈夫と楽観的に考えている。
光子は、子供のころ夜逃げして両親と暮らした時代遅れの長屋にたどり着く。
毒舌だった大家のおばちゃん・清は寝たきりで、戦死した夫のもとに行きたがっている。
光子は、清の世話をしながら長屋で出産する決意をする。
賑やかだった長屋に残っていたのは、閑古鳥の鳴く食堂を経営する、
光子の幼馴染の陽一とその叔父・次郎だけ。
15年前の結婚の約束に責任を感じ光子を想い続けていた陽一は、
再会を喜びながらも動揺する。
両親に捨てられた自分を育ててくれた次郎に対し、
自分だけが幸せになってはいけないと感じていた。
一方次郎は、喫茶店“べる”のママに想いを寄せながら、
世話になった清を残してママに想いを伝えることはできないと思っていた。
陽一はいつものように清に夕食を届けると、
光子に預金通帳を渡し、子供の面倒をみるとタンカを切る。
しかし光子は通帳の残高を見て、自分が店の面倒をみると切り返す。
翌日から、光子は客引きを始める。
次第に光子の人柄を慕う客で食堂は繁盛し始める。
そうするうち、ママが店を閉め、病気の母親がいる福島に帰ろうとする。
しかし次郎は引き留めることもできない。
じれったく思った光子は、みんなで福島へ行こうと提案する。
そこに、また夜逃げした光子の両親がやって来る。
混乱のなか、光子の号令で一同は昼寝をすることに。
その数分後、思いもよらないことが起こる。
結末は劇場で観てほしいけれど、
今回のレビューとして妊娠9か月の光子はアメリカ人の男と別れ、
1人アパートに暮らすもお金が底を尽きアパートすら出ていく事になった。
そもそもどうしてアメリカ人の男と一緒になり妊娠したのかは
特に考える事はしなくてもよいかもしれないが、
それでもシングルマザーとして生きるにはあまりにも過酷な現実がそこにあった。
出産するにもそれなりの費用が掛かる訳で、
実際にその費用が払えないとなったらやはり1人で産まなければならないのだろうか?
とは考えましたね。
確かに知識さえあれば1人で産めない事はないだろうけれど、
実際にそういうケースでは子供をその後赤ちゃんポストに預けたり、
殺してしまったりするケースが少なくない。
光子に1人で産める知識があるとは思えないんだけれどね。
そんな中で光子は自らホームレスになりながらも
同じホームレスの人を励ます粋な生き方で風に向かって向かうところへ向かった。
それがかつてわずかな期間だったけれど住んだ事のある長屋へ向かった。
そこは時代に取り残された場所であり、
周りが開発で進んでいるのにそこは戦後直後のままという場所だった。
そこにはかつて世話になった清が住んでいたが
既に足を悪くしたこともあり寝たきりの生活を送っていた。
その世話をするのが唯一残った次郎と陽一だった。
2人は閑古鳥の鳴く店を切り盛りしながらも店を継続していた。
それを見た光子は陽一の店を助けようと自らの身を顧みずに店の手伝いをし始める。
光子の客呼びでこれまでサッパリだった店にお客が段々増えてきた。
そんな中次郎は想いを寄せる女性がいた。
その女性は喫茶店のママで長年告白できないまま年月が過ぎ、
さらに清の介護で踏ん切りがつけられないでいた。
そんなママも実家の母親の介護で福島へ帰る事になり日がなくなり、
光子はある提案をするのだった。
それが福島へ全員で行くというものだった。
果たして光子の提案で次郎はママに告白できるのか?
そして光子の出産はどうなるのか?
結末は劇場で観てほしいけれど、
例え困っても困った人を助ける義理人情は
この時代に欠けた部分で必要な事を描いているし、
何より震災で住むところすら失った人たちが集まって仮設住宅で共同生活をしているように、
ホームレスの人たちが集まって使われていない長屋に住み始めて
再スタートをする人の姿が実に印象的だ。
そして光子も出産間近でも人助けする事で自らも人に救われていく。
どんなに厳しい環境でもやはり人との繋がりと絆があれば
乗り越えられるのだという事をこの映画で教えられたようだった。
総評としてお金がない人たちは本当に多い。
それでもそういう人たちが多く集まれば何とかなる事だってあるし、
人が多い方が何かやるにも色々な事ができるし、助けられるものだ。
光子はそんな義理人情で人助けし続けた事で自らも救われた。
それも光子の粋な行動こそが導いた絆だった。
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