19日北朝鮮の朝鮮中央通信は北朝鮮の最高指導者で

国防委員会委員長の金正日総書記が17日午前8時半、

現地指導に向かう列車の中で急性心筋梗塞で死去したと報じた。69歳だった。

金正日総書記は1974年に金日成主席の後継者に決定し

金日成主席が1994年に死去した後に北朝鮮の最高指導者として

17年間北朝鮮を軍事優先の「先軍政治」で支配し、

核実験やミサイル発射で国際社会から孤立し

拉致問題やテロ支援国家として東アジアの脅威となっていた。

後継者には三男、金正恩氏が2010年9月に後継者と決まったもののまだ20代後半と若く、

継承する期間も短かった事もあり今後の北朝鮮体制に大きな不安を残す。

これで北朝鮮は金正日総書記の死去でますます混迷を深める事となり

韓国との緊張がさらに高まり、日本も対岸の火事ではない状況になった。
突然のニュースに驚いたんだけれど、

まずこのニュースを聞いた時真っ先に不安視したのはやはり北朝鮮の軍事行動だろう。

知ってのとおり北朝鮮と韓国は長きに渡り停戦となっており、今だに戦争状態が続いている。

停戦は休戦と違い一時戦闘を停めているだけであり何時再開したとしても不思議じゃない。

朝鮮戦争から既に60年近く経過しているとはいえ

あまりにも不安定な現状にここ数年のミサイル攻撃および魚雷攻撃などが

行われる事件も発生しており、さらには核兵器も所持しているという情報もある。

そして日本にとっては何より拉致問題の行方が気になる所だ。

拉致を主導したのが金正日総書記だったという事で、

拉致被害者の処遇も問題になるだろうし、

よど号犯の処遇などもどうなるのかわからない。

そうでなくてもテロ支援国家なだけに何をしてくるのか非常に不気味だ。

特に後継者が金正恩氏とまだ20代後半で後継者に決まったのが

昨年の9月なのでわずか1年弱で継承できるものでないだろうし、

金正日総書記が20年近く掛けて金日成主席から継承している事を考えても

やはり今後の事が不安定なのは否めない。

特に金正恩氏は軍ではなく党の力を注いでいる点で軍の処遇が問題になる。

もしこの軍を抑えられなかった場合それこそ韓国との戦争になる可能性もあるし、

日本にミサイルが飛んでくることは十二分に想定される。

その時日本は自衛隊とアメリカの支援が必要となるだけに

対岸の火事ではないという事だ。

いずれにしても今後北朝鮮への緊迫感が高くなるだけに

今後の動向を見守っていきたいところだ。

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