アルビレックス新潟の2011年シーズンが終わった。

今季は東日本大震災という苦難の1年でもあり、

主軸3人も抜けて降格のピンチに立たされた1年でもあった。

それでも若手の奮闘などで残留を勝ち取った事で

再び上昇するチャンスを得た事は非常に大きい事だ。

そんな色々な苦難だったシーズンを振り返りたい。
まず開口一番だけれど今シーズンアルビレックス新潟は

J1昇格してから観客動員数が史上最低の平均2万6049人と昨年より4493人も減少した。

1試合で換算すると非常に大きな現象だけれど、

既に私は昨年減る事はあっても増える事はないと断言していたので驚きはない。

むしろ減って当然の事をフロントはやった訳だからサポーターの答えは正直だったという事だ。

来季も残すようなら間違って増えても500人位の微増程度で

あって減る可能性の方が明らかに高い。

それでもサポートするサポーターがいるのだから

私としてはそういう人たちに掛ける言葉はないと言わざる得ない。

私は今年1年一切拍手を送らなかったし、

来季もフロントが同じような事を継続するなら当然拍手を送る事はない。

全員に拍手を送れる日が何年後になるのかわからないが

この1年で感じた事は率直にチームにいい影響を与えなかったという事だ。

それは事実だし、他チームのサポーターからの良く思われていない事も事実だ。

それでもバカになってサポートし続けるサポーターがいるが、

それならバカになってサポートし続ければよい。

その代わり何言われようとバカになってサポートし続けるべきだろう。

それ以上の事は来季以降触れる事はしないので

私は全員で拍手を送れる日を待つ事としよう。

ちょっと厳しい事を書いたが、

今季のアルビの戦いを振り返るとU-22で鈴木、酒井高徳、ヨンチョルを欠いた試合が多く、

しかもそれが1番厳しかった6月だったという事だ。

5月にヨンチョルが故障してから新潟は7月まで勝つ事ができなかったのもあるけれど、

それ以上に1番苦しんだのは得点力不足という点だ。

守備面については昨シーズンとそれほど大差がなく、

むしろ永田が移籍し、東口が長期離脱した事を踏まえても良く踏ん張ったし、

鈴木がレギュラーに定着しボランチ以下は

最後まで奮闘したという点では及第点だけれど、

やはり攻撃面に関しては最後まで矢野、マルシオの抜けた部分を

埋め合わせる事ができなかった。

マルシオの代わりに入ったロペスは13ゴールと奮闘したものの、

それに続く選手がいなかった。

昨シーズンのシステムの得点力を見るとわかるんだけれど、

GK東口

DF

右SB西 CB千葉 CB永田 左SB酒井高徳

MF ボランチ小林 本間

右SHマルシオ16ゴール トップ下ミシェウ4ゴール 左SHヨンチョル12ゴール

FW矢野4ゴール(大島3ゴール)

これが昨シーズンの布陣だったけれど、

今季は

GK東口

DF

右SB村上 CB鈴木 CB千葉 左SB酒井高徳

MF ボランチ小林 本間

右SH田中3ゴール トップ下ミシェウ6ゴール 左SHヨンチョル6ゴール

FWロペス13ゴール

これが今シーズンの布陣だった。

これを見てわかるとおりFWの得点力は微増しているものの、

両サイドハーフの得点力が昨シーズンの28ゴールから

大幅に減少し2人で9ゴールしか奪えなかった。

昨シーズンは両SHでミシェウをトップ下で自由にパスを出して突破できたが

今シーズンはそれができなかった。

さらに今シーズンはロングボールの多用も多かったが、

昨シーズンのFWは長身の矢野、大島だったので競り勝てたが、

今シーズンは181cmのロペスと空中線では殆ど勝てなかった。

FWが1人なのでなかなか裏を突いた攻撃もできず、

サイド突破もできない中でカウンター攻撃に無理が生じていた。

確かに1トップとSHを配置するシステムは主流とはいえ、

やはり1トップに置くなら長身の選手が必要だし、

新潟の今シーズンのFWには185cmのFWが

いなかった訳でその点で空中戦勝負という考えでは

1トップで勝つこそそのものが困難だった。

どうしてこのシステムに拘るしかなかったのかと言ってしまえば

やはりミシェウの起用方法にあっただろう。

昨シーズンまでならミシェウはトップ下で両サイドで

パスを散らせばサイド突破でクロスかそのままシュートという選択肢ができたが、

今シーズンはそれができないためパスの出しどころが無くミシェウを活かす事ができなかった。

その上にFWの身長が高くないために1トップで競り勝てるシーンが

殆どなくロペスの活かし方を考えると無理があった。

ロペスはスピードを活かしたシュートを狙うのが

得意な選手で空中戦に滅法強い訳じゃなかった。

そう踏まえると本来なら今季システムを4−2−2−2にして

完全2トップで挑むべきだったのではと思う。

確かにそうしてしまうとミシェウの活かし方が難しくなるのは

ミシェウが左SHでプレーしたシーンを見ると解るんだけれど

ミシェウの使い方を活かす上でやはりトップ下以外で使うのが

難しい選手なのだと感じてしますし、

ミシェウを活かすだけのSHの突破力に掛けた事は否めない。

それならボランチからの展開力があれば少し違ってくるが、

残念ながら今の新潟にボランチから劇的に試合をコントロールできる選手が

いないのが現実だ。

確かに本間、小林のバランスは素晴らしいけれど、

劇的なパスで展開を変えるパスがある訳じゃない。

平均以上のパス力だがそれ以上ではない。

小林と本間のボランチコンビはパスの安定性はあったけれど、

90分間持たないのが新潟にとって前線への展開を厳しくさせたのは否めないところだ。

それに今季を象徴していたのは福岡、山形のような守備が崩壊した

格下なら今のスタイルでも破れたけれど、

固く守ってくる相手に対しては全く通用せず、

破る術がなかったというところも攻撃の幅を狭めていた。

特に天皇杯の松本山雅戦では1点取られた後完全に行き詰ってしまっただけに、

来季はそういう相手でも破るだけのシステムと戦術を確り確立する事が必要だ。

個人的にはやはり堅守速攻カウンターを機能させるには

4−2−3−1から4−2−2−2に変更すべきだろう。

GK東口

DF

右SB村上 CB鈴木 CB千葉 左SB酒井高徳

MF ボランチ小林(三門及び新外国人) 本間

右SH田中  左SHミシェウ(アンデルソン及び新外国人)

FWロペス ヨンチョル

ポイントはロペスを1人で競らすのでなく2人でそれぞれ競り合わせるという事だ。

サイドハーフはサイドバックと連携してサイド攻撃及びサイドからのクロスで崩す展開を作る。

できればボランチかサイドハーフに展開力ある

新外国人が入るとかなり攻撃面では違うんだけれどね。

FKについては今年田中亜土夢の成長があったので来季のFKの心配はなくなった。

ただ来季はロンドン五輪があるので鈴木、酒井高徳、ヨンチョルが

6試合抜けるのは避けられない。

その意味で特にDFの補強と復帰は必要だし、

攻撃面でも1枚多く選手を獲得したいところだ。

新外国人候補としてはFWとMFができるジウシーニョあたりを獲得できると良いけれど、

今のところこれから契約満了の選手の中で

獲得できる選手の中から上手く補強を進めてほしいところだ。

既に鈴木武蔵、西村龍馬の加入が決まったけれど

どういう訳か歴史上の名前というのは単なる偶然か?

というより若手が来季さらに台頭すればチーム力もさらに上がって上位争いできるだけに

鈴木、酒井高徳に続くレギュラーを狙える若手の台頭にも期待したいし、そうなってほしい。

振り返ると色々な苦難はあったけれど、

また来季J1で戦える事は立て直すチャンスを与えられたという事でもあるので

再び1桁順位を狙いACLを狙えるチームを若手中心に目指してほしいと思います。

また来季スタンドから選手たちを全力でサポートしていきます。

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