11日サッカーブラジルW杯アジア3次予選第4節

タジキスタン対日本戦がドゥシャンベ・セントラルスタジアムが行われ、

4対0で日本がDF今野の代表初ゴール、MF岡崎の2ゴールで勝利し、

ウズベキスタンが北朝鮮に勝利した事により2試合残して最終予選進出を決めた。

試合は前半から芝が剥げたピッチに苦戦するも次第に順応し

前半36分DF今野の代表初ゴールで先制するも

前半は相手のシュートがポストを叩くなどアウエーの洗礼を受けた。

後半日本はタジキスタンの守りに苦戦し、

FWハーフナーに代えてFW前田を投入した直後の後半16分に

MF岡崎のゴールで追加点を上げると、

後半37分にはFW前田が個人技でゴールをこじ開け、

後半ロスタイムにはMF岡崎の2ゴールで圧倒した。

これでザックジャパンは2試合を残して

最終予選突破を決めて命がけのアウエー北朝鮮に乗り込む。
芝も最悪なコンディションだけが懸念された試合だったけれど、

すぐに選手たちは順応しアウエーならではの厳しさもあったが、

多くが国外でプレーする選手にとって芝のコンディションはハンディにはならなかった。

最も日本の場合学校では土のグラウンドでサッカーする事も珍しくないし、

雨が降れば水たまりでサッカーをする事だってあるから

選手たちにとっては高校時代の雨降りの練習を思えばという気持ちだったかもしれない。

アウエーの洗礼については正直タジキスタンではそれほどではなかった。

まあ国外でプレーする選手にとっては毎日がアウエーですからね。

そんな試合を振り返りたい。

ザックジャパンのフォーメーションは4−2−3−1

GK川島

DF

右SB内田 CB吉田 CB今野 左SB駒野

MF

ボランチ 長谷部 遠藤

右SH岡崎 トップ下中村憲剛 左SH香川

FWハーフナー

前回から内田が復帰し長友が離脱した事で駒野が右から左へ移った。

試合は最初こそ芝のコンディション不良に苦戦するも次第に慣れていく。

まるで転がらないという話もあったが、

それほどではなかったし、ドリブルも確りできていたので

土のグラウンドでプレーしていると思えば良かったかもしれない。

そんな中でやはりホームのタジキスタンは違った。

グラウンドに慣れている事もあり積極的なプレーが多かった。

これがホームのアドバンテージだけれど、それでも今の日本代表は違った。

前半36分にMF中村憲剛のシュートのこぼれ球を

DF今野がオーバーラップしてシュートで決めて先制する。

54試合も代表戦に出場してこれが初ゴールとは意外だけれど、

それだけ守りに徹底しているからでもある。

ただタジキスタンもホームのアドバンテージを活かして攻めてきた。

最もタジキスタンは高さを活かしたボールを中心に攻めてきた事で

カウンターを受けるシーンが目立った。

これは今後の課題になるだろうから丁度良いシーンでもあり、

危ないシーンもあっただけに注意したいところだ。

そして後半11分にハーフナーを下げて前田を投入する。

ハーフナーば完全に2人でマークされている事で思うようなプレーが

できない事を感じたザックは交代を決断したが、

確かにゴール前で1人いる事で大きな存在感があるので

私はこのままで良いと思うけれど、

前田が入ると左右に動くので中央に起点を失うリスクがある。

これまで代表のFWはどうしても消えるという悪い癖があったが、

それをどう捉えるかも今後問題になる。

それでもMF岡崎の2ゴール、代わったFW前田が豪快なシュートで

ゴールを決めるなど終わってみれば4対0の圧勝だった。

芝のコンディションを不安視していたけれど

これ位のハンディを克服できなければ強豪を倒せないので

丁度良いアウエーの試合だったと思う。

実力差が圧倒しているだけに大差はある意味自然だったし、

攻撃でパターンを変える部分もあり、

守る相手をこじ開けるという課題はそれなりにできたと思う。

特に香川、岡崎が好調なのでそれも攻撃陣の破壊力に繋がっている。

この後行われたウズベキスタン対北朝鮮戦で

ウズベキスタンが勝利した事で最終予選進出が決まった。

決まらないまま乗り込むとなると相当なリスクがあるだけに

一先ず最悪の事態は避けられそうだ。

ただ日本にとって未知なる地だけに無事試合を行い

帰国できるのかという不安は帰国するまで続く。

次節は遠藤や川島などを休養させて控え組を数人起用していけば良いと思う。

特に長谷部、遠藤の控えである細貝、阿部を起用して

ボランチの代表経験を増やす事も重要だ。

無事試合を行い帰国できる事を祈る。

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